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オンラインストレージ - SugarSync, Dropbox, Quanp, Norton

パソコンのハードディスクが飛びました。文書類のバックアップは取ってあったのですが、海外調査で苦労して撮影した直後の数千枚もの複写資料が消えてしまいました。データ復旧には、ADCなどの専門業者があります。生協、ツクモ、ドスパラ等と提携する複数業者の見積もりを取って比較しましたが、海外調査費に迫る大金がかかります。が、時間の喪失には代えらず、泣く泣く支払いました。直面するまで痛みの分からぬ惨事で、まさに痛恨の大失敗でした。

個人情報の流出を防ぐためには据え置き型ハードディスクが一番でしょう。しかし、ノート型パソコンを持って移動するスタイルの場合、長時間の接続が必要なバックアップは億劫になって間隔が開きがちです。前述のトラブルの場合、1ヶ月前のバックアップは取ってあったものの、直近に追加したデータはバックアップが間に合わなかったのです。そこで、更新を日常的に監視して即時に自動バックアップする手段を本気で検討し、オンラインストレージという選択肢に至りました。年1万円の料金は、紛失時の損失を労賃(たとえば日給1万円)で換算すれば、決して高くありません。iPhone、iPad、ネットブック、Let's Noteなどのモバイル機器でのクラウド・コンピューティングとも相性が良いです。

ただし、オンラインストレージは、インターネット上で世界中に自分のパソコンの中身をさらす恐れもあります。USBメモリでデータを持ち歩いて紛失するのも危険ですが、オンラインではパスワードが破られるとすべて流出してしまうのが怖いところです。したがって、万一、外部流出しても支障がないフォルダだけを選んでアップロードする必要があります。パスワードも特別に厳重なものを用意すべきでしょう。たとえば音楽が典型的ですが、人に見せることが前提の写真や学校課題、雑文なども次善でしょう。他方、社外秘の仕事用フォルダや名簿などは論外です。こういう部外秘情報が含まれるフォルダはハードディスクのみでバックアップし、オンラインストレージは使ってはいけません。

SugarSync、Dropbox、Quanp、Norton Backupを比較します。前3者には2GBの無料版もあり、Office文書には十分でしょう。※2014年には、OneDrive、Google Drive、Yahoo!ボックス、iCouldなどがありますが、本記事は2010年のものです。

1.SugarSync
2GB=無料、30GB=60ドル弱、60GB=120ドル弱、100GB=180ドル弱、250GB=300ドル弱、500GB=480ドル弱/年。
長所:
・QuanpやDropboxと異なり、既存のフォルダ構造のまま、フォルダを選んでバックアップできる。
・指定のフォルダを複数のPCの間で自動的に同期し、常に同じ状態に保てる。PC同士を有線・無線でつなぐ必要もなく、インターネットに接続するだけで更新を感知して自動的に同期する。
・更新記録を5回まで記録し、復元できる。
・Backup済とPending中のファイルが明示され、アップロードの進行度が分かりやすい。
・iPhone/Android/WindowMobile対応。日本語説明あり。
短所:企業の信頼性。パスワード漏洩で情報流出の危険。とくにMy Documentを丸ごとバックアップしてしまうと危険。

2.DropBox
2GB=無料、50G=120ドル弱、100GB=約240ドル弱/年。
長所:草分け的存在。SugarSyncと異なり更新記録を無制限に記録。iPhone対応。
短所:日本語説明なし。料金高め。バックアップファイルはすべてMy DropBoxフォルダ内に置かないといけないので、フォルダ構造を変えないといけない。WindowsMobile非対応。企業の信頼性。パスワード漏洩で情報流出の危険。

3.Quanp
2GB=無料、10GB=3,600円(学割2,980円)、100GB=11,760円(学割9,480円)/年。
長所:
・大手日本企業のリコーには信頼性がある。
・DropboxやSugarSyncに比べて安い。アカデミック年契約カードもある。
・フォルダを「プレイス」に指定すると、更新分を自動バックアップする。
・Quanp.Onでは、エクスプローラー間のファイル移動と同様のドラッグで、アップロード・ダウンロードができる。
・ビジュアル性に優れたソフトウェアが複数ある。携帯電話・iPhone対応。
短所:
・Quanpにはサブフォルダの概念がなく、「レイヤー」と「プレイス」の縦横の二層構造だ。個別のサブフォルダごとに「プレイス」を作って画面一杯に並べ、上位フォルダに相当する「レイヤー」で碁盤目に整理する感じだ。
「ドキュメント」「ピクチャ」などの大きすぎる「プレイス」を作ると、整理がつかなくなる。
・タグ検索もスクロールも遅くて、ファイルを見つけにくい。表示は3D、大アイコン、詳細の3つがあるが、表示が重い。どうにか実用になるのは後2者だが、エクスプローラーとは操作感が異なる。USBメモリのように頻繁に出し入れするよりは、ハードディスクのようにたまにバックアップ保存を取るのに向く。
・更新履歴は保存されず、上書きか別名保存しか選べない。複数のパソコンからの自動アップロードや相互の同期には向かない。自動同期されるSugarSyncやDropboxとは異なり、新旧を自分で確認しながら手作業で出し入れするしかない。
・パスワード漏洩で情報流出の危険。

4.Norton Backup
2GB=Norton360(8,480円)に付属。25GB=Norton Backup(6,480円)またはNorton360 Premium Edition(9,980円)。
長所:Nortonは信頼性がある。暗号化される。
短所:フォルダを無視して一括してバックアップされるため、ファイルを選んでダウンロードできない。25GBでは、Office文書やEmailの保存には十分だが、写真や音楽・動画なども含めると足りない。

5.特定用途のオンライン・ストレージ
Skydrive:25GBまで無料。Microsoft Office 2010互換のオンラインソフトOffice Web Appsを無料利用でき、保存・共有できる。
Google Docs: Microsoft Office互換のオンラインソフトを無料でき、保存・共有できる。Google Docs文書であれば容量は事実上無制限だが、それ以外(PDFなど)は1GBまで。
Facebook:縮小版写真のアップロードは無制限。
Flickr:写真のアップロードは25ドル/年で無制限。

結論

1.オンラインストレージでは万能でなく、個人情報を含むデータや購入容量を超えるデータは外付けハードディスクに保存すべきです。。パソコン全体は、時間はかかりますが余裕があるときに、Windows Vista Businessの「Complete PCバックアップ」で保存します。「ファイルバックアップ」は、1回設定した後は更新分だけで時間もかからないので、週1回保存します。
2.自動バックアップ用のオンラインストレージには、SugarSyncが現時点のベストでしょう。情報流出の危険を割り切れば、複数のパソコンで更新分を自動的に同期できるのが、病み付きになりそうに便利です。Dropboxと異なり既存のフォルダをそのまま使えますが、My Documentを丸ごとバックアップしたりせず、その中でも個人情報を含まないフォルダのみを厳選します。Office文書だけなら無料分の2GBでも十分なはずです。
3.Norton360 Premium EditionやQuanpでも、さらに自動バックアップを設定しておくと理想的です。1台のパソコンをバックアップするだけなら、サブフォルダがなく更新履歴も取れませんが、料金と信頼性の点でQuanpの方が良いでしょう。
4.出先での撮影写真など、自宅の外付けハードディスクへのバックアップまでに間隔があきそうな場合、カメラからパソコンにコピーすると同時に、USBメモリ等にも二重のコピーを用意します。とにかく、データがひとつのメディアにしかない状態を避ければ、惨事から免れます。

テーマ : インターネットサービス
ジャンル : コンピュータ

tag : オンラインストレージ Quanp Dropbox SugarSync バックアップ

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Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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