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留学奨学金とローン - Scholarship and loan to study abroad

留学の奨学金に関心があるなら、まず海外留学奨学金パンフレットを見るべきです。それと重複もありますが、ここではその中でも注目すべきものを取り上げます。

1.貸与奨学金・ローン

給与の奨学金は激戦ですが、自己投資のため50-100万円のローンを使うのは、もっとも現実的です。100万円以内ならば、学生にはたしかに大金ですが、一端大企業に入社すればボーナスだけでも返せる額です。社会人は金はあっても時間がないので、学生時代にその分を借りて時間を買うのも選択肢です。定収のない学生の場合、家族に名義人か連帯保証人になってもらう必要があります。が、1年間のフランス語研修でDELFを取りアフリカ駐在を目指す等、目標と期限を明確に決めるなら、家族と相談する価値があります。

1-1.日本学生支援機構の第二種奨学金(海外): 新卒者・準新卒者(卒業2年以内)の学位留学に対し、月額5-15万円を貸与。大学院留学向きか(交換留学や語学研修は対象外、学部留学の場合、世帯収入の上限が厳しい)。

1-2.日本学生支援機構の第二種奨学金(短期留学): 大学生・大学院生の短期留学に対し、低利子貸与で月3-12万円。世帯収入に上限あり。交換留学向き(語学研修や大学院留学は対象外)。

1-3.日本政策投資銀行の国の教育ローン: 最大300万円を貸与、15年で返済。世帯収入に上限あり。交換留学や大学院留学向きか(語学研修は対象外)。

1-4.財形貯蓄の教育ローン: 最大450万円を貸与、10年で返済。保護者の財形貯蓄が前提。交換留学や大学院留学向きか(語学研修は対象外)。

1-5.大学生協ローン: 最大50万円の生協商品・サービス(航空券・語学研修等)を最大36回分割払い。家族の連帯保証が必要だが、留学後の定期収入を前提に本人名義でローン返済。短期語学研修や卒業旅行向きか。

2. 語学研修向きの奨学金

給与される奨学金は、主に大学院留学など、選抜性が高く社会的意義の高いものを対象にします。語学研修は、留学としては低レベルで希望者が多すぎますし、本人のスキルアップにしか役だ立たないため、給与される奨学金はほとんどありません。が、例外もあります。

2-1. 外国政府奨学金
外国政府奨学金は、通常は1年留学や学位取得を目的にしますが、半年以下の語学研修の奨学金もあります。チェコやイスラエルでは、夏休み(7-8月)のサマースクールの奨学金もあり、前者は3月、後者は前年11月に締め切られます。専門のない語学研修よりは大学院生等の研究目的に限られるでしょうが、インドネシア、トルコ、イタリア、スウェーデン、ノルウェー、ハンガリー、フィンランドも半年以内の奨学金です。

2-2.ロータリー財団国際親善奨学金
ロータリー財団の国際親善奨学金は、短期語学研修を対象にすることもあります。早ければ春頃に締め切られ、翌年の秋からの渡航になるので、1年半前の申請が必要です。

3.大学院留学の奨学金

3-1.留学生交流支援制度(長期派遣): 条件を満たせば倍率は高くない。

3-2.ロータリー財団国際親善奨学金: 年200万円給付。地域社会への貢献が重要。地方出身者が倍率の低い故郷で受験すれば最低3倍。

3-3.ルノー財団奨学金:指定大学出身者とDELF水準の中級仏語力が条件。修士号授業料、生活費、渡航費、インターンシップ費、研修旅行費を給与。

3-4.Erasmus Mundus: 授業料・生活費を給与。

3-5.民間・外国政府奨学金:海外留学奨学金パンフレット参照。20倍以上の激戦が一般的。

3-6. 社費留学: 勤務先によって勤務成績やTOEFL・GMAT等の選抜基準がある。留学後も一定期間の勤続が必要だが、留学費を全額返還すればその限りでない。国家公務員I種の派遣留学も同様。社費留学に代え、海外短期研修に派遣する企業も増えている。

3-7.ローン: 前述の日本学生支援機構の第二種奨学金(海外)など。

4.交換留学の奨学金

4-1.留学生交流支援制度(短期留学)奨学金:大学間交換留学のみ月8万円給付。1年前に申請(締切が早い)。人数枠が小さ過ぎてほとんど期待できない。

4-2.大学によっては、一括25万円等、交換留学専用の奨学金を用意している。

4-3.民間財団・外国政府・その他奨学金(海外留学奨学金パンフレット参照)が使える場合もある。

4-4.ローン: 前述の日本学生支援機構の第二種奨学金(短期留学)など。

5. その他のヒント

「お金はないけど海外で学びたい」。そういう人は、資金の都合がつくまで留学を延期するか、資金の範囲内で計画を変更するのが良いでしょう。以下のような発想の転換はいかがでしょうか。

5-1.留学国の変更
・「留学ならばアメリカ」などという時代遅れの偏見を捨て、かつ、衛生・治安面のリスクを受け入れられるならば、途上国での語学研修は有力です。資金難ゆえに先進国留学を1-3ヶ月に切り詰めると、何の成果もない危険がありますが、同額の資金で途上国で1年間留学すれば、上級語学資格(TOEIC730等)も取得可能です。
・海外経験の少ない人は逆に誤解しがちですが、挑戦心や適応力を示す意味で、先進国より途上国の経験の方が企業就職でもアピールするかもしれません。英語研修ならフィリピンは、今や韓国人にも大人気です。スリランカなら月3万円で暮せるとも言われます。
・大学院留学は、今なお先進国の方が良いかもしれませんが、語学資格取得後に奨学金や入学選考に挑戦する、二段階計画も生産的です。

5-2.留学目的の変更
・将来的に国際業務や大学院留学など次のステップを計画しているのでなければ、語学習得にこだわらず、異文化経験に重点をシフトしても良いかもしれません。
NICE等の海外ボランティアは、語学力が低くても実費のみで参加できるものもあり、勤務経験や学習経験とは言わないまでも、共同作業や現地事情なども学べます。AIESEC等の海外インターンシップはもっと良いですが、高度な語学力や専門知識が要求されるでしょう(海外ボランティア等は別記)。
内閣府青年国際交流事業は、留学奨学金ではありませんが、2週間から2ヶ月の国際交流を政府が支援するものです。選抜、準備、運営、帰国後と堅実さには定評があり、将来にも陰に陽に役立つかもしれません。
・大学入学資格相当(TOEIC730等)の語学力がなければ、まず語学研修から始めるのが王道ですが、派遣元・受入先大学の理解が得られるなら、あえて交換留学して、海外学生生活で苦労を経験してみるのも、一策です(交換留学は別記)。
・長期周遊旅行が目的の人も、まず最初に語学研修をしてから旅行を開始することは生産的です。ただし、旅行者が語学学習にも手を広げる分には良いですが、留学が目標を見失い旅行半分になることは、費用と時間に見合わないと思います。

5-3.勧めないこと
・留学には「1年以内に大学入学相当の語学資格(TOEIC730等)」「半年間で20大学単位」「2年間で修士号」等、短期集中型の目標と期限が不可欠です。「向こうに着いたら何とかなる」と見切り発車で渡航し、現地で資金繰りに汲々していたら、目標達成も中途半端に終わります。目標なしに留学するくらいなら、仕事と布団のある日本で短期集中で資格を取得した方が、将来に役立ちます。
・個人的な意見ですが、日本ワーキング・ホリデーは勧めません。単純労働しかできず、語学も職業経験も身に付かないという声を多数聞きます。留学国や目的を変更し、途上国留学、海外ボランティア、内閣府国際青年交流事業等を選んだ方が良いでしょう。現地アルバイトは論外です。
・日本より失業率の高い国で、上級語学力や専門技術がない人に仕事はありません。そもそも就労VISAや配偶者VISA、せめて留学VISAがないと、不法就労になります。

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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