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語学研修の勧め - Language Courses

語学初中級者の留学は、語学研修から始まると思います。大学交換留学、大学院留学、海外駐在など、次のステップの基礎になり、遠回りのようでいて近道です。海外語学学校の選択留学国の選択は別記。

語学研修には以下のメリットがあります。
・能力と目的意識のある若者が、日本語を話さず本気で3ヶ月以上集中すれば、半年から1年で大学入学資格に到達できる。TOEIC700/TOEFL-iBT70/TOEFL-ITP500以下などの初級水準から、交換留学・学位留学・海外駐在が可能な上級水準に短期間で語学力を伸ばすには、海外現地での語学研修が最も効率的。
・日本での学歴や外国人との交友経験を過信し語学研修を馬鹿にしたり、非英語圏での生活で英語だけに頼るのは間違っている。大学院卒や一流企業社員の専門知識や英語力があっても現地語学力は不可欠。逆に、外国人の交友で会話に不自由しないと自分では思っていても、現地人と対等に競争する力(とくに文章力)を身につけるのには、体系的で正確な語学の習得が必須。
・大学生が1年間留学するなら、語学研修で休学するのも、交換留学でも留年するのも、卒業年は一緒。途上国に留学するなら、交換留学で日本に学費を払い留学先学費を相殺するより、日本での学費を払わず留学先学費に回した方が得。
・大学語学講座より私立語学学校の方が、20人以下の少人数で週20時間以上の集中会話トレーニングができる。また、自分なりの問題関心で、自由に留学国・都市を選べ、旅行等の自由度も高い。たとえば、スペイン語・アラビア語研修は交換留学では困難。

語学研修のデメリットは以下の通りです。
・交換留学や学位留学に比べ、クラスメートの質が悪い。受験や就職に失敗した人が逃避に来ていたり、金持ちの子弟が目標を持たず観光気分で来ていたりする。短期間で学生の入れ替わりが激しいと友達もできにくい。
・3ヶ月未満の語学研修は、ほぼ効果がなく時間と費用の無駄。目標(TOEIC730/TOEFL-iBT81や大学入試資格)を立てて、それを計画的に1年以内に実現することが必須。そもそも、海外駐在や海外学位などの将来設計がない人は、語学研修の必要がない。大学生なら部活に集中したり、社会人なら国内で資格等を取るという方が生産的かもしれない。
・大学生の交換留学と比べ、出身大学から選抜されたという名誉や、留学先大学の権威はない。学生寮もないことが多い。米国などへの交換留学の場合、日本の学費で高額な米国学費を相互免除してもらえると得。
・交換留学や学位留学と異なり、専門的な勉強はできない(Foundation CourseやSummer Courseを除く)。大学の専門単位にも加算されない。
・私立学校には信頼できないプログラムがある。とくに夏休みだけ、毎週入学できる、観光都市に立地する、週20時間以下、1クラス20人以上、教員に経験がない、事務が非効率なものは、要注意。
・留学斡旋業者に委託すると、日本人が集中するプログラムが多く、円換算の学費には手数料が加算される。そのため、自分で資料を集め申請書を書いて、現地通貨で支払うべきだが、その場合、手続きは自己責任。
・語学研修は奨学金を給与される対象にはほとんどならない。日本学生支援機構の月8万円(給付)の留学生交流支援制度(短期派遣)や月3-12万円(有利子貸与)の第二種奨学金(短期留学)には申請できない(有利子貸与の国内第二種奨学金には申請できる)。

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なお、語学研修は前述のように、1-2ヶ月では効果がなく、3ヶ月目から成果が出始めます。逆に、一定の才能がある若者が真剣に努力すれば、英語なら半年、非英語でも1年で大学入学水準に到達できることは、多数の実例で証明済です。したがって、一流大の学部生ならば、3ヶ月以上1年以内に大学入学資格相当(英語ならTOEIC720/TOEFL-iBT80)を取得するという目標を自分に課すべきです。とくに子供を留学させる両親は、5ヶ月目と10ヶ月目でTOEICを受験させ、それぞれTOEIC600/700を達成できなければ仕送りを打ち切るなど、ケジメをつけるべきでしょう。それ以下の日常会話程度なら、国内でも習得可能ですし、仕事の役にも立ちません。ダラダラと初中級語学だけを勉強しても時間と金の無駄なので、他の勉強をした方が実用的でしょう。

奨学金は、大学院での学位・単位取得など、社会的価値のあるものを対象とするため、初心者の語学研修は対象外です。しかし、外国政府奨学金やロータリー財団国際親善奨学金など、例外もありますし、国の教育ローン等、貸与もあります(別記)。詳細は海外留学奨学金パンフレットの奨学金リストも見ましょう。

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留学先には以下の選択肢を思いつきます。個人的に良いかもしれないと思ったものに星★をつけ、解説を加えました。が、かなり偏った意見なので、自分で色々調べてみて下さい。

1.英語研修:アメリカ・カナダ、イギリス・アイルランド・マルタ島、オーストラリア・ニュージーランド
・ハイコスト・ローリスク。将来的に交換留学・大学院留学をするためにTOEFL/GRE/G-MATのスコアが必要で、金銭的余裕さえあるなら、欧米先進国で語学習得に集中した方が学習効率が良い。米大陸の方が欧州よりも、国民性が明るく開放的。物価は日本より高い。カナダ・ニュージーランド・アイルランドは安めか。★オーストラリア・ニュージーランドは日本の冬が夏で暖かい。我々の仲間も、マルタ島(地中海)をのぞき、前例多数。

2.英語研修:シンガポール・香港
・ミドルコスト・ローリスク。英語研修費は先進国より少しだけ安く、カリキュラムは堅実。日本人が多い。シンガポールは日本以上の未来都市で、物価・治安・医療・衛生は先進国並。何を食べても美味で下痢しない。冬も海水浴でき、マレーシア・インドネシアへの起点になる。我々の仲間もシンガポールには前例多数。

3.英語研修:★フィリピン
・ローコスト・ミドルリスク。N-11の成長国。英語研修と適度な途上国経験を同時に体験できる。英語研修費は英米豪よりかなり安いが、カリキュラムは堅実。冬でも暖かな気候で海水浴もできる。危険地域もあるが、セブ島は比較的安全。国民性が明るく、友達を作りやすい。韓国人が多いが、日本人はまだ少ない。冬も海水浴できる。我々の仲間もセブ島に前例多数。

4.英語研修:英語圏途上国
・ローコスト・ハイリスク。英語研修と「濃い」途上国経験を同時に体験できる。インドでは、ヒンディ語圏の★デリー、ベンガル語圏の★コルコタは、BRICsの成長国でもあり、現地語学習を並行する価値がある。クアランプール(マレーシア)、デリー(インド)、ケープタウン(南アフリカ)で英語研修した仲間がいるが、前2者はカリキュラムについて調査が必要だ。南アフリカやナイジェリアは、たとえN-11での成長国でも治安上まったく勧めないが、他の★英語圏アフリカは開拓の価値がある。

5.大学教養講座:英語上級者向け:ハイコスト・ローリスク。
・TOEIC730/TOEFL-iBT80以上の英語力と潤沢な資金を持っていれば、キャリアとして一番理想的。交換留学に匹敵する。

5-1.Foundation Course
★英国・豪州のFoundation Course(大学進学準備課程)では、英語と教養科目を勉強できる。正規大学生に準じた身分で学生寮・学食や図書館も使え、学費とTOEFLさえ許せばもっとも理想的。ロンドン大、エクセター大等、英国大学のFoundation Courseでは、50万円以上/学期の授業料とTOEFL-iBT45-60以上、豪州大学のFoundation Courseは85-120万円/年とTOEFL-iBT70以上が必要。その条件さえ許せばもっとも理想的。

5-2.Summer School
・ハーバード大、ニューヨーク大、ロンドン大等、米英の主要大学のSummer Schoolでは専門科目も勉強できて、日本の大学でも単位認定の可能性がある。しかし、授業料は50万円以上/学期かかり、TOEFL-iBTは70-80以上必要。また、開講期間は日本の大学の夏休みと合わないため、日本の大学生は前期の一部を犠牲にする必要がある。

6.中国語研修

英語以外の世界共通語(中国語、西語、露語、アラビア語)の中で日本人にとって一番実用性が高い。中国・台湾と華僑・華人経済圏(東南アジア全域)の将来性は疑いえない。欧米豪の多国籍企業や一流大学院はもちろん、アフリカの鉱業地域でも、中国人と会わないことはない。留学先として食事も美味しい。まず大学入学資格のHSK6級を目指すべきだ。我々の仲間にも学習者はたくさんいて、半年でHSK4級、長期でHSK9級や大学院学位を取得した者もいる。

6-1.ローコスト・ミドルリスク:北京・大連
・北京と東北地方の発音が標準語に近いと言われる。

6-2.ローコスト・ハイリスク:少数民族自治区
・内陸部や国境の少数民族自治区で中国語研修するのは、中国経済のグローバル化を考える上で意味がありそうだ。中国語と韓国語を北朝鮮と隣接する中国朝鮮族自治区の★延辺大学で学ぶのは面白いかもしれない。

6-3.ミドルコスト・ミドルリスク:深セン
・中国語圏と資本主義圏の境界域(香港、シンガポール、台湾)の中でもっとも中国色が濃く物価が安い。中国経済特区の経済成長と将来性・課題を見ることは意義がある。広東地方なのに北京語率が高い。少数民族地域に旅行できる。

6-4.ハイコスト・ローリスク:シンガポール・台湾・香港
・中国語圏と英語先進圏との境界域。生活は日本と変わらない。しかし、中国語圏で仕事をするのに中国本土の経験はいずれにせよ欠かせない。

7.フランス語研修

フランス語を学ぶ意義は、パリでのグルメやファッションだけではなく、アフリカでビジネスができることにある。留学では、大学入学資格のDELFを目指すべきだ。半年でDEFL、1年でDALFを取得した者もいる。DELF/DALFを取得していると、大学院奨学金の可能性も出てくる。次に北アフリカやとくに西アフリカに足を延ばすことだ。日本人の仏語学習者には狭量なパリ崇拝が根強いが、仏語を学んでアフリカに背を向けるのは本末転倒でもったいないと思う。

7-1.ハイコスト・ローリスク:フランス
・次のステップとしてフランス交換留学・大学院留学を予定し、途上国に関心がなければ、フランス本土で仏語を学んだ方が学習効率が良い。ソルボンヌ大学やトゥレーヌ学院が老舗だが、会話より文法で有名。短期集中には週20時間で1クラス15名以下の学校を探すべき。
・パリの芸術文化環境は別格だが、仏語初心者に親切な土地柄ではなく、ギスギスした側面もある。アヴィニオンの滞在時は楽しかったが、南仏の方が明るく人々が親切かもしれない。グルノーブルの清潔さも良い。

7-2.ハイコスト・ローリスク:カナダ・ベルギー・スイス
★カナダのケベック州(モントリオールやオタワ)仏語研修と北アメリカ文化を同時体験できる。アクセントはあるが有望。ベルギーは未調査、スイスは物価が高い。

7-3.ローコスト・ハイリスク:仏語圏アフリカ
・仏語研修と途上国生活を同時に体験できて、学費も安い。仏語の魅力はアフリカで使えることであるため、仏語学習者がアフリカを経験することは大切。中国・東南アジアや北アフリカと比べ、1人あたり国民所得(1,600ドル)も半分以下で、良い意味のカルチャーショックが経験できる。アフリカを経験していれば、普遍的な途上国経験として、世界のどこにでも適応できる。国民性は明るく、気候も暖かい。ただし、黄熱病や肝炎の予防接種は必須だし、紛争地域は避けるべき。
・セネガル(西アフリカ)で仏語研修した人もいるが、★ダカール大学には夏季講座(7月初から8月初)や通年語学講座(11月から半年)もある。西アフリカ随一の大都会としてダカールの治安は比較的良く、外務省危険情報が出ていない。世界遺産のゴレ島やマリなどに旅行することもできる。仏語初学者が、西アフリカ旅行やボランティアの出発点として、短期仏語研修をするのも一案。

8.スペイン語研修
スペイン語を学ぶ将来性は、中南米にある。留学ではDELE: Diploma de Espa醇ool como Lengua Extranjeraを目標にすべきだ。そして、ヨーロッパと中南米の双方を経験できると理想的だ。

8-1.ハイコスト・ローリスク:スペイン
・サラマンカ大学が有名。マドリッド・バロセロナは治安が悪化中。

8-2.ローコスト・ミドルリスク:★メキシコ
・メキシコは北米と南米の結節点として将来性がある。アルゼンチンと並びN-11の一角を占める。スペイン大都市の治安が悪化する今、メキシコ留学は有望。カリフォルニアやテキサスの英西2言語環境も調査の価値がある。

8-3.ローコスト・ハイリスク:アンティグア(グァテマラ)はJICAの研修でも使う。中南米は将来性があるので、安全さえ確保できるなら調査の価値がある。我々の仲間には、スペイン・グァテマラ・メキシコ・キューバでスペイン語研修した前例がある。N-11のアルゼンチンも注目だ。

9.韓国語

・韓国語と日本人の縁は永遠に切れない。ビジネスでは英語が常識だが、韓国語を片言でも話せる人には先方の歓迎度が違う。朝鮮族は、吉林省・朝鮮族自治区(旧満州)、サハリン(日本軍強制連行)、カザフスタン・ウズベキスタン(スターリン強制移住)にもいて、韓国系多国籍企業の進出基盤となっている。北朝鮮経済さえ自由化すれば、韓国から中国・吉林省に及ぶ汎韓国経済圏が形成できるかもしれない。フィリピン等の英語学校でも韓国人が支配的で、留学先で韓国人の友人ができて片言の韓国語会話を覚えることも良くある。TOPIKを目標にすべきだろう。我々の仲間にも学習者多数いて、現地で大学院学位を取得したり、結婚した者もいる。

10.ロシア語

・ロシアはBRICsの一角だが、ロシアはむしろ先進国であること考えると、将来性があるのはむしろ中央アジアのCIS諸国だろう。ТРКИ:テ・エル・カ・イを目標にすべきだろう。我々の仲間には、カザフスタンでロシア語研修した人もいる。

11. アラビア語研修

・ローコスト・ハイリスク。アラビア語とイスラム文化は、石油ショック時のブームが去った今でも、世界言語・世界宗教・国際紛争を理解する鍵として体験する価値がある。コーランはアラビア語以外には翻訳しきれないと信じられているため、インドネシアやケニア、中国内陸部やCIS諸国を含む中央アジアでも存在感がある。イスラム圏では食肉(豚)やラマダン(断食月)のタブーがあり、日本人女性はとくに服装や誤解の注意が必要だ。
・エジプトは、N-11とも目され、テレビ・映画の発信地として発音が標準化しつつあるので、留学先としても有力。チュニジア政府給費奨学金には、たくさんの我々の仲間が世話になった(多謝!)。奨学金中断後も、ブルギーバスクール(Institut Bourguiba:チュニス大学の外郭団体)には定評がある。サウジアラビアも、G-20の一員であり、中東圏で存在感が大きい。

12.途上国言語研修: ヒンディー語・インドネシア語など

留学国の選択にも別記した通り、言語人口の多い世界共通語や新興成長国(N-11/G-20)の言語は学ぶ価値がある。民族間の取引に長い期間幅広く使われてきた共通語・商業語(リンガ・フランカ)は、一般に合理的でシンプルな文法を持つ。が、言語学習は趣味と出会いの問題でもある。
★ヒンディー語=ウルドゥ語=ネパール語はインド・パキスタン・ネパール、ベンガル語はバングラディッシュ・インド東部、ポルトガル語はポルトガル・ブラジル・アンゴラ、インドネシア語=マレー語はインドネシア・マレーシア・ブルネイ・シンガポールでも使える。国境を越えた共通語として、広東語は香港・広東省周辺・各国中華街、ウズベク語=ウイグル語はウズベキスタン周辺諸国、ペルシャ語はイラン周辺諸国、タイ語はタイ・ラオス、スワヒリ語はケニア・タンザニア・ウガンダ周辺諸国でも通じる。とくにインドネシア語は、日本語に似た文法が単純で学びやすいと言われる。
・我々の仲間には、デリー(インド)の中央ヒンディー語学院(Kendriya Hindi Sansthan)でヒンディー語、ハノイ(ベトナム)でベトナム語、インドネシアでインドネシア語、スリランカでシンハリ語を学んだ人もいる。

13. 欧州言語研修: ドイツ語など

上記(英西仏露語)以外の欧州言語は、人口減少と英語普及のためビジネス上の価値は減少する一方だ。途上国では現地語を知らないとビジネスしにくいこともあるが、欧州言語の話者は英語にも流暢なことが多い。そのため、戦前まで「洋学」の主要言語だったドイツ語は、戦後に学ぶ価値を暴落させた。特定の専門で次の段階を準備している人でなければ、今やドイツ・イタリア・オランダへの語学留学は勧められない(英語途上国の方が有望ではないか)。しかし、先進国の文化・歴史・技術を学ぶのには今も有用だ。大学院の学費免除や奨学金も、米国・途上国より資金豊富で競争倍率が低い。我々の仲間には、ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語、ハンガリー語等を学んだ人もいる。

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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