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安宿に泊まる - Cheap accomodation

1. 安宿のすすめ

旅費の半額を占める宿代を圧縮して、食事、見聞、土産等に倍額をかけた方が得だと思いませんか? 若者のバックパッカーなら、相部屋のドミトリートイレ・シャワー共同の星なしホテルが常識です。宿代は先進国でも3-4千円以下、途上国なら2千円以下でしょう。さらに冷水シャワーや水洗浄式(トイレットペーパーなし)のトイレに慣れれば、世界中どこでも無敵です。ラオスなら600円です。初めての国でこそ安宿に泊まるのが重要です。生活水準は下げるより上げる方が楽ですし、贅沢は年を取ってからでも遅くありません。

ただし、治安や体調管理は最優先です。たとえば米国やアフリカの大都市などは、他国とは治安常識が異なり、安全を金で買う必要があります。料金だけで移民地区や地元労働者用の安宿に決めてはいけません。また、インターネットやWiFiを希望するなら、宿代はその分上がります。安宿予約の基本技術は別記しました。

カンボジア(プノンペン)でのバックパッカーの拠点・キャピトル・ゲストハウス


2. 安宿は予約しない

アジアでの格安旅行なら、基本的にホテルの予約は不要です。昼過ぎまでにホテルが集中する安宿街に直行し、部屋を見せてもらい、値引き交渉するのが原則です。旅行ガイドブックに掲載されない宿や値引きを自分の眼や足や交渉術で引き出すことを喜びとします。私は混雑地・危険地・乗継時を例外として、30余国をほぼ予約なしに旅していますが、ほとんど問題ありません。目当てのホテルが満室でも、そこで他のホテルを紹介してもらうなど、時間と費用さえかければ、宿は必ず見つかります。その不安や試行錯誤も、後で良い思い出になる旅の醍醐味です。

途上国の空港・駅・観光地には、必ず客引きが待ち構え殺到してきます。が、タクシー運転手や自称ガイドに言われるがままに従ってはいけません。とくに英語(や日本語)を話す客引きは、それを飯の種にする確信犯なので、強引で悪質です。まず彼らを無視して自分のペースを保ち、現地語でじっくり宿を比較することが、出発点です。「ここがそのホテルだ」、「そのホテルはもう満室/存在しない」と嘘を言われ、こちらも「いやもう予約済だ」「友達が待っている」と嘘で返すことも、世界中で繰り返される定石です。

客引きを振り切れずまんまと餌食になる日本人を頻繁に目にしますが、「現地の人と交流できた」などと、ボラれたことに無自覚なことすらあります。客引きに頼って仲介料を上乗せされるより、行き当たりバッタリの勘で初見のホテルに飛び込む方が、掘出し物を見つけられます。未知の海外で宿の予約もなく荷物も重いと、宿を探したり交渉したりするのが不安・面倒になりがちます。が、ここが、早く落ち着きたい客側と客を逃したくない宿側の間のチキンレースで、頑張りどころです。

おそらく世界一有名な安宿街、タイ(バンコク)のカオサン・ロード(Khaosan Road)


(事例) 中国の非観光地なら、100-150CNY(10-15ドル)も出せば、テレビ・エアコンはもちろんパソコンまで完備された広い豪華なツインに泊まれます。Lonely Planetやネット予約は欧米人対象なので、20-50ドル以下のホテルがなく、高過ぎます。ただし、現地人向けホテルは、3つ星ホテルでも英語はまったく通じません。

(事例) ドイツのビーレフェルトやチェコのプラハでは、ホテルを予約せずに現地到着後に探したところ、高いホテルしか空室がなく苦労しました。が、現地ホテル同士の紹介の結果、部外者にはアクセス手段もない新築ホステルや学生寮に泊まることができました。フランスのマルセイユでも、ガイドブックやネットに掲載されるホテルは、すべて1泊50ユーロ(7千円)以上です。が、2日目に街中の路地を探すと30ユーロ以下の民宿も見つかりました。

(事例) カンボジアでは、室内LANを使える部屋はそうでない部屋の2倍以上の宿賃です。そこで旅程の中で安宿と中級ホテルのメリハリをつけることがあります。また、朝食は街の屋台の方がホテルの半額以下なので、朝食抜きを交渉した方が得です。プノンペンのアジアホテルでは半額以下にできました(15ドル)。


3. 安宿街は世界中にある

世界の主要観光地にはほぼ必ず安宿街があります。安宿街には、飲食店、両替店・ATM、旅行代理店、バスツアー発着場所、ネットカフェ、貸自転車等、外国人バックパッカー用のサービスが集積します。セブンイレブンやマクドナルドが立ち並ぶカオサンはその最たるものです。ただし、安宿街には賛否が両論あります。欧米人特有のヒッピー文化や商業主義も色濃く、現地の大衆文化や日常感覚とはズレもあるので、そこだけで完結するのは間違いです。

ガイドブックの地図を見て、ホテルが集まる地区に直行しましょう。途上国の安宿街では、予約しなくても部屋は必ずあります。メインストリートで安易に決めず、あえてその裏道も探してみるのが、安く快適な宿を見つけるコツです。

典型例は、バンコクのカオサンの他、ホーチミンシティのデタム通り、プノンペンのキャピトル・ゲストハウス周辺(モニボン大通り)、オールド・デリーのパハルガンジ、コルコタのサダル・ストリート、ロンドンのヴィクトリア駅周辺や大英博物館(ラッセル・スクエア)周辺、パリのカルチェラタン(サンミッシェル・ソルボンヌ大学周辺)などがあります。

ベトナム(ハノイ)の格安ホテルチェーン

(事例) 一番タフなのは、ホーチミン(ベトナム)のデタムストリートでしょう。すべてのホテルの価格は変動的で、立ち去る素振りをしてから交渉が始まります。そもそも安宿街に着く前に、タクシー運転手は自分の勧めるホテルに横付けしますし、英語で飯を食う自称・案内人が強引に介入して仲介料をかすめ取ろうとします。

(事例) 世界にはバックパッカー間で「伝説」として知られ渡る安宿もあります。私ももちろん泊まりましたが、インド・コルコタのサダルストリート(サルベーション・アーミー・ゲストハウスやホテル・パラゴン)やカンボジア・プノンペンのキャピトル・ゲストハウス(前掲)などです。1980年代のサルベーション・アーミーでは、隣室に泊まっていた日本人客が全身百箇所近く南京虫に刺されて、翌朝入院しました。私は虫除けのお陰か無傷でしたが、彼が「45ヶ所、46、47・・・」と刺された痕を数える姿が記憶に残っています。

バックパッカーの聖地(?)、インド(コルコタ)のサダルストリートの救世軍ゲストハウス

4. YMCA/YWCAやユースホステルを予約する

他方、先進国ではアジアのような安宿街がないことも多く、YMCA/YWCAやユースホステル、ゲストハウス等が安宿の中心です。学生寮も、とくに長期休暇中は短期滞在者を受入れる可能性があります。治安に不安のある途上国でもYMCAは信頼できるというのが、私の経験則です。

マニラ・ユースホステルの大部屋
マニラYH

しかし、これらは受入人数に限りがあり、観光中心地から離れた郊外に立地しがちなので、事前に予約する方が無難です。観光地のど真ん中など、好立地のユースホテルは予約がすぐに埋まります。また、20ドル以下の安宿の大半は、ネット予約に対応していないため、予めガイドブックで連絡先を調べ、電話で予約するのが確実です。

ドイツ(ローテンブルグ)の旧家を利用した人気ユースホステル

(事例) NY、ボストン、ホノルル、香港等では、安宿街がないため、YMCA/YWCAを使いました。NYのYMCAは、鍵が3つもついており、セキュリティもしっかりしていました。バスの時間に間に合わせるため走って帰ったところ、強盗を警戒したガードマンが警備のため飛び出してくれました。パリにはBVJMIJEなどの独立系ドミトリーもあります。

(事例) ナイロビ(ケニア)やキトウェ(ザンビア)、チュニス(チュニジア)では、治安が悪くネット付の安宿も少ないので、YMCAやユースホステルを使いましたが、価格(10-20ドル)以上の価値がありました。チュニスのユースは、旧市街メディナの中の旧邸宅を改装した趣のある建物でした。ナイロビの夜は世界有数の危険さですが、Central YMCAは塀とガードマンに守られた敷地内に、プールや床屋まであり、地元の家族で賑わっています。プールに面したテラスで朝食・夕食を取るのは別世界の優雅さでした。唯一の難点は、ナイロビには蚊、キトウェにはゴキブリが多く、虫除けスプレーを1缶使い切ったことです。他方、中国・海口のバナナ・ユースホステルは、汚く狭く素人っぽい部屋が70CNY(10USD)でしたが、漢字の分からぬ欧米人の足下を見て、立地・設備・価格が現地相場より劣っていました。

ハワイ(ホノルル)のプール付のYMCA


4. 中級ホテルを予約する

人気の定番ホテルに泊まりたい場合や深夜到着・早朝出発する場合、1泊だけ予約しても良いでしょう。とくに安宿街のない先進国や、治安に不安のある途上国、乗継ぎのための空港周辺では、予約の価値があります。安宿予約の基本技術は別記。

ただし、予約は最初の1泊だけに止めましょう。全期間の連泊を事前予約してはいけません。まず泊まってみてから連泊するか他を探すか、選ぶと良いでしょう。よほど混雑していない限り、到着後に連泊を申し出ることは可能ですし、現地でもっと安くて良いホテルを見つけて後悔することもあります。

インターネット予約は、口コミや条件検索が便利です。海外ではbooking.com等、アジアならagodaが、国内の楽天トラベルに相当します。とくにTripAdvisorは主要サービスを網羅します。しかし、ネット予約は20ドル以上の中上級ホテルだけです。掲載ホテルやレビューはバカンス客・出張族中心です。バックパッカーの定番ホテルは漏れていることが少なくありません。

20ドル以下の星なしホテルや格安ゲストハウスの大半は、ネットに掲載されるどころか、メールをしても返答がないことが珍しくありません。ガイドブック掲載の電話番号を手がかりに、国際電話で予約するか、現地で直前に電話予約するしかありません。

旅行代理店経由のホテル予約は勧めません(パックを旅行を除く)。星付の高級ホテルのみですが、ネットで直接予約した方がかなり安くなるはずです。

マダガスカル(アンタナナリボ)の人気中級ホテル


(事例) ケニアのナイロビ、セネガルのダカール、チュニジアのチュニス、モロッコのカサブランカの初訪問時は、土地勘のない途上国に深夜に到着するので、中級ホテル(30-40ドル)を予約し、ホテルのエアポート・ピックアップを利用しました。ラオスのパクセでも、初対面の人と面会する都合上、かつての宮殿で今は街一番のホテルである、チャンパサック宮殿ホテルに投宿しました(35ドル)。しかし、いずれの場合も、周辺ホテルの比較を終えた翌日には、1泊10ドル前後のゲストハウスに変更しました。


(事例) バンコクやシンガポールの乗継ぎでは、大荷物を担いで宿探しをする余裕もないので、空港近くのホテルをネット予約しました。ネット割引で予約すると、空港内のエアポートホテルはもちろん、同ホテルの当日料金(予約なし)に比べても半額です。また、格安の空港ホテルは当日では空室がないことが多いので、予約しないと割高のホテルに投宿せざるをえないことがあります。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

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Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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