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文書撮影の技術 - How to take pictures of archives

1.文書複写用のデジタルカメラ

・私の場合、海外調査での文書複写とスナップには、コンパクトデジタルカメラをメイン、一眼をサブにします。事故に備えカメラは2台揃え、一日の撮影分はパソコンにコピーしてフォルダ分類し、できればDVD等にもバックアップします。別途、旅の写真術一眼レフK-xと海外調査も参照して下さい。
・文書複写用のカメラは、単三電池形Eneloopが使えることが、私にとって譲れぬ第一条件です。コンパクトカメラの愛用機は、2013年時点ではCanon Powershot SX-160isです。単三電池は2本が適当で、4本では重すぎます。手振れ補正も外せません。台形補正機能がついていると、なお理想的です。ただし、sxシリーズで単3電池はsx-160が最後になってしまいました。一眼は、Pentax K-xに広角レンズPentax DA21mmとPLフィルターも用意します。
・5時間以上にわたり数千枚を撮ると、数回の電池交換が必要になりますが、海外調査先での電池切れは一期一会の機会を逃すので許されません。単三乾電池なら発展途上国でも現地購入できます。コンデジや一眼を含め、すべての電子機器のバッテリーを単三型Eneloopに統一しておけば無駄がありません。なお、Eneloop充電器のうち、海外の100-240Vに対応するのは「急速充電器」のみのようです。加えて、各国コンセントに対応する電源プラグ変換アダプターが必要です。



2.コンパクトデジタルカメラ

・文書複写には、単三電池2本式のコンパクトカメラが最適です。3つのメリットがあります。
①最近のコンパクトカメラならば、「文字がはっきり読める」という複写機能では、画質や画素も問題ありません。むしろ必要以上の高画素で撮影すると、保存容量も大きくなりますし、印刷やOCR読み込みなどで余計な時間がかかります。
②1日5時間を超える何千枚もの撮影では、軽いカメラでないと手持ちでぶれてしまいがちです。冊子体ならスタンドも便利でしょうが、サイズが異なる文書なら、手持ちの方が柔軟で手早いです。
③文書の複写撮影では、制度として公認されていない場合、現場責任者が許可判断を渋ることも少なくなく、外交的な駆け引きも必要です。アマチュアっぽい手持ちのコンパクトカメラは、相手に商業利用等の警戒感を与えず、文書館・図書室でも目立ちません。
④文書複写以外に街歩きでも、市場など、場の雰囲気を崩さずに手早く撮影するのは、コンパクトカメラが一番です。高倍率ズームも、一眼より軽くて便利です。故障・盗難時の金銭的な被害が小さいので、DicaPacαに包むなど、野外・風雨・水中等のリスクも冒せます。

3.デジタル一眼レフ

・一眼レフは、文書複写では予備的な存在です。
・デメリットは3つあります。
①一眼は重すぎて、スタンドなしの手持ちでは何時間も撮影できません。
②一眼には構造上、約10万回のシャッター耐用回数があるので、1回あたり数千枚という大量複写に向きません。
③文書館での大量複写は、商業利用等の規制や資料保護の原則から、基本的に歓迎されません。プロフェッショナルな装備は、現場責任者の警戒心を呼び覚まし、他の閲覧者にも違和感を与えます。

・しかし、メリットも3つあります。
①フラッシュ厳禁の暗い文書館・図書室内では、ISOを上げた高感度撮影が有効でしょう。
②額縁に入った写真やケース内の展示品、博物館内の撮影(要許可)、車内からの車窓風景などは、PLフィルターをつけた一眼でこそ、ガラスの反射を避けられます。
③写真や図版や手稿など、失敗できない緻密な撮影のとき、一眼の高画素・描写力・RAW撮影は頼りになります。

4.コピースタンド

・デジカメ撮影が公認されている文書館でも、専用の撮影室ならともかく一般閲覧室で、スタンドを使っている人は見たことがありません。撮影を不快に思う文書館員や閲覧者もいるので、今後の複写撮影者のためにも目立つことは止めましょう。しかし、たまに暗い場所でオートフォーカスに迷うときなどは、合焦のサインが出ていても、撮影された文字がブレて読めないことがあります。
LPL UCS-10(360g)や接写用三脚(600g)などのカメラスタンドを使えれば、積載重量は500g程度ではありますが、コンパクトカメラや小型一眼ならたしかに安定するでしょう。一脚を持参しているなら、複写用にも兼用できるかもしれません。
・多くの三脚ではエレベーターの下部にもカメラを取り付けることができますが、机の上では大きすぎますし、影ができそうです。三脚にレリーズを併用できれば、身体が影になるのを避けられるかもしれません。


5.レフ板・無反射ガラス

・公文書館の一般閲覧室でレフ板の利用は見かけないので、文書館員に挙動不審に思われそうなことは止めましょう。しかし、個人宅や企業・団体で文書を複写するときは、身体やカメラが影になったり、冊子体の折り目部分に影ができたりします。レフ板はフラッシュのように禁止されているわけではないので、周囲の雰囲気さえ許せば撮影上の効果はあります。銀色に乱反射する板状のものなら何でも良く、自作例は無限にあります。L字型のB4のレフバンα(千円弱@ビックカメラ)は手軽で、A4サイズに切ることもできます。ホームセンターにあるA3の白色スチレンボードにカッターで折れ目をつけ、そこにアルミ箔を張り、L字型金具と磁石で支えても良いでしょう。

・資料の上に無反射ガラスを置けば、皺やめくれを抑えることができるでしょう。A4サイズ(210mm×297mm)を想定するなら四切り(254mm×305mm)でしょう。普通のガラスの反射を抑えるなら、一眼レフカメラにPLフィルターを付けるのも選択肢です。Pentax K-xにPentax DA21をつけるならば、43mmのAF用PLフィルターが使えます。しかし、ガラス板は旅行鞄の中で割れていることが多く、重さと手間が割に合わないので、最近は持参を諦めています。


6.ライト

・文書館でのフラッシュ厳禁は、熱と光から文書を保護する上で常識です。ライト持参も許されるはずがありません。幸い、最近のデジカメならよほど室内が暗くない限り、手持ちでもほとんど手ぶれしません。
・しかし、写真などの重要資料を丁寧に複写するなら、2つのクリップライトで左右から45度に照らせばもっとも理想的です。冊子体の綴じ代分の影が消えれば、図表等がかなり読みやすくなります。ライトひとつでレフ板を併用するのでも効果があるでしょう。

・国内では、60W電球型蛍光灯のクリップライト(530g)を簡易三脚の上に乗せれば、簡便です。一部のヤザワ製品には、ナットで固定できる穴がついていますが、クリップを外しライトを三脚に直付けすれば、さらに軽量化できます。簡易三脚は軽量を最優先するなら、ポケットスタンド(147g、31.5cm)やシステムポッド3(286g、37.5cm)があります。
・100-150Wの撮影用ライトを使うなら、LPLランプホルダーMS-12(260g)とLPLリフレクター12S MS-15(270g)を三脚に乗せれば本格的です。また、コードレス蛍光灯(220g)をEneloop4本または海外対応ACアダプタ(125g)で使えれば手軽ですが、蛍光灯4Wが白熱灯20W相当に過ぎないなら光量不足の懸念があります。

・海外では、ライトを使うと決断した時点で、使い捨ての安物を現地購入するのが現実的です。日本製ライトを海外に持参するのは、熱器具専用変圧器(80g)もありますが、電源・重量・手間・費用の点で割に合いません。240Vの軽い中国製クリップライトなら、海外現地の電器屋で簡単に入手できます。私はカンボジアの市場で10ドルで購入しました。欧州やアフリカの安ホテルに持参すると、間接照明で暗い中、本格デスクワーク用の卓上灯にも便利です。


テーマ : デジカメ
ジャンル : 写真

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Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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