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蔵書管理のLibraryThing (2): 利用法 - Online Bookshelf

3.LibraryThingの利用法

3-1.鈴木重夫氏の「本のソーシャルネットワーク--LibraryThingのサインアップと使い方について」を参考に、LibraryThingに登録する。彼のブログは他にも参考になる。
3-2.「ライブラリに本を追加」の「検索元」として、日米のAmazonと早稲田大学に加え、世界690の検索元から留学先の書店・図書館を選ぶ。ただし、漢字検索には非対応なので、和書の追加には以下の方法を取る。
3-3.「ツール」にある「Amazonブックマークレット」を右クリックし、ブラウザのツールバーに加える。日米英加仏独のAmazonのページ上から本を追加する。メディアマーカーと同様、これが一番簡単。
3-4.日米英加仏独のAmazonでウィッシュリストやリストマニアを予め作っておき、「ツール」の「万能インポート」で一括追加する。ISBNをカンマや改行で区切って並べたファイルを用意しておいても良い。
3-5.Amazon.co.jp等でISBNを調べた上で、「本を追加」でISBNを入力する。ブックマークレットと比べると、Cut&Paste作業が手間。
3-6.「あなたの本」の「買う・借りる・交換する」の「Book Links」で、日米のAmazon、日本のNACSIS Webcastに加え、日本の母校の大学図書館や、留学先の大学図書館・主要書店を選んで「Your Book Links」に「add」する。現時点で「Book Links」にリストアップされていない図書館・書店も、「リンクを追加」で追加できる(後述)。追加に成功すれば、各書籍が日本・留学国のどの図書館・書店で入手できるか、蔵書コードまで一発で検索可能になる。図書館蔵書が自分の本棚に組み込まれるようで非常に便利。

4.LibraryThingの「Book Links」の追加方法

4-1.日本のようにLibraryThingユーザーが少ない国では、「Book Links」にリストアップされていない書店・図書館のリンクは、ユーザーが自力で追加せざるをえない。
4-2.オンライン書店横断検索jubeiやいもづる式、龍谷大学図書館などは、LibraryThing紹介の先駆者である鈴木重夫氏(龍谷大学図書館職員)が登録したものだ。彼は日本人ユーザーとして、LibraryThing開発者に漢字対応なども要望している。私がLibraryThingに出会ったのは鈴木重夫氏のブログのおかげだが、彼は2007年に肺ガンとの闘病を開始し、最後のブログ更新は小康期の2008年だ。
4-3.鈴木氏の気迫に感銘を受け、私も彼の意志と助言を継いで試行錯誤してみた。すると、東大、一橋大、早大、東北大、北大、静岡県大、阪大、神戸大、九大を追加登録できた。日本の大学図書館の登録が3倍に増えた計算だ。他方、東工大、慶應大、筑波大、千葉大、横国大、名大、京大、小樽商大、北海学園大と、国会図書館、東京都立・区立、静岡県立・市立、北海道立・市立、フランス国立図書館、延世大学、ルンド大学等は、追加方法が分からなかった。成功例で用いたコツは以下の通りである。
4-4.図書館検索OPACで、特定の図書のISBNを入力して、検索結果を開いてみる。URLにISBN番号を発見できれば、番号部分を「MAGICNUMBER」に入れ替えたものがリンクのURLになる。
ISBN検索結果
http://wine.wul.waseda.ac.jp/search*jpn/i?SEARCH=4832966804
LibraryThingリンク用URL
http://wine.wul.waseda.ac.jp/search*jpn/i?SEARCH=MAGICNUMBER
4-5.「あなたの本」の「買う・借りる・交換する」の「Book Links」で「リンクを追加」を選び、「Type: Library」「Subtype: Japan」「Title: 図書館名」「URL」を順に入力する。
4-6.検索結果URLにISBN番号は見当たらないが、何らかの書誌番号が書き込まれている場合がある。その書誌番号「?mode=2&code=20118696.....」を、たとえばISBN番号の「?isbn=4004130018」に入れ替えても目指す書籍が正常に表示されたので、末尾を「?isbn=MAGICNUMBER」に入れ替えたものをリンク用URLに登録した。
ISBN検索結果
http://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/books-query?mode=2&code=20118696&key=B124505134527162&TGSRC=0&IRKBN=0
LibraryThingリンク用URL
http://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/books-query?mode=2&isbn=MAGICNUMBER
4-7.他図書館リンクのURLを見よう見真似で、検索結果のURLの末尾を「&isbn=」「?isbn=」「/isbn-query/」などに入れ替えてみた。たとえば、末尾の「?nqid=1&mode=comp&queryid=0」を「?isbn=4832966804」に入れ替えたら、目指す書籍がヒットしたので、末尾を「?isbn=MGAGICNUMBER」に差し替えてURLを登録した。本当はプログラム言語の文法に準じるのだろうが、「?xxxx=」の類似に着目した素人の勘である。
ISBN検索結果
http://sts03.u-shizuoka-ken.ac.jp/mylimedio/search/input-find.do?nqid=1&mode=comp&queryid=1
LibraryThingリンク用URL
http://sts03.u-shizuoka-ken.ac.jp/mylimedio/search/input-find.do?isbn=MAGICNUMBER
4-8.他方、検索語入力も検索結果もURLがほとんど変わらない場合、リンクは難しいようだ。そもそもISBN検索がない検索システムも同様だ。リンク済の図書館についても、その後不具合があれば、是非修正して欲しい。システムに詳しい人の参加を期待したい。


5.図書館と利用者への提案

5-1.利用者各人が知恵を集め、自分の母国・地元の図書館と留学先の図書館・書店について地道に登録していく必要がある。韓国やフランスなど図書館登録が異様に少ない国もある。しかし、自分の個人ライブラリーが地元図書館と自動的にリンクし、ワンクリックで蔵書番号が出てくるメリットは大きい。後進のためにもなるので、辛抱強く設定してみる価値がある。

5-2.図書館情報学研究者やライブラリアンの皆さんには、素人任せにせず、積極的関与を期待したい。「Book Link」の登録などはシステム管理者なら3分できるはずだ。とくに要望したいのは、検索元への登録と日本語検索の実現協力だ。図書館の便宜向上・利用者増加にきっと役立つので、是非、日本の図書館のLibraryThing検索元への登録をお願いしたい。自前のOPACシステムに保存機能を持たせている先進的図書館もあるが、外部の既存システムに対応する方が遥かにコストが安いと思う。現時点で国内では、Amazonと並び早稲田大学だけがLibraryThing検索元になっている。図書館OPACの検索結果をそのままオンライン保存し、データベース化できる。日本語検索ができず欧文検索のみだが、早大留学生には便利なはずだ。

※2009年6月時点ではLibrary Thingを高く評価していたが、2010年4月時点で重要機能の「Book Links」が消えてしまった。したがって、一般にはメディアマーカー、大半の院生・研究者にはZotero(無料)、EndNote Web、RefWorksの方を勧める。実際、大半の大学図書館ではEndNote Webを無料で使えるし、RefWorksとも機関契約する図書館も増えてきた。

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ジャンル : コンピュータ

tag : 本棚 図書館 蔵書 書籍 Libraty Thing Amazon

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Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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