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大学生の留学(1) - Is it worthwhile studying abroad?

大学生にとって、短期留学(3ヶ月以上1年以内)は、リスクよりベネフィットの方が大きく、決して損にならないと思います。学生時代は留学の最初で最後の機会かもしれません。

学生時代に何かをやり遂げたと胸を張ることができますか? サークルやアルバイトだけで大学4年間が終わるのはもったいないです。また、吸収力と感受性は20歳以後衰える一方ですが、勉強法を知る大学生が3ヶ月以上本気で努力すれば、仕事で通用するくらいの語学力を身につけられます。それから大学卒業後は、就職、結婚・子育て、介護などが続くことを考えると、3ヶ月以上の留学時間を取れる機会は、仕事を転退職しないかぎりおそらく不可能です。

他方、留学は選択肢のひとつに過ぎません。留学費用が最低50万円かかるとすれば、専門学校の学費や資格・免許の取得費と同等ですので、それらと比べて元が取れるかどうか、冷静に考える必要があります。また、体育会の部活動に熱中している人は、それを最後までやり遂げるだけで十分に胸を張ることができます。

2. 学生時代に何かに熱中した経験を持ちましょう。

大学生は、学費・健康・単位さえ許せば、留学する価値があると思います。大成功するかどうかは、努力や適性、偶然次第です。が、これまでの何十人もの留学例を見ても、「大人になったな」と思う人ばかりです。少なくとも、サークルやアルバイトで4年間を終えるより、よほど良いと思います。
・ただし、部活や資格勉強など、他の「大学時代にしかできないこと」に熱中している人は、留学よりもそれを貫徹した方が良いかもしれません。また、学費や健康が許さない場合、留学以外にも選択肢があります。

3. 留学は語学力向上の近道です。

・TOEIC730/TOEFL-iBT80以上の英語力は、大学入試、単位取得、交換留学、サマースクール、奨学金、大学院留学、就職活動、会社昇進、海外駐在などで、「最低水準として」求められます。
・日本企業はTOEICを人事評価に導入し始めています。国内営業一筋でどんなに優秀でも、IBM次長はTOEIC730、トヨタ係長・IBM課長はTOEIC600、帝人・日本精工課長はTOEIC500、松下主任・旭ガラス課長補佐はTOEIC450-470以上でないと、就任できなくなりました。
・しかし、TOEIC730の英語力を持つのは、偏差値トップ水準の大学でも大学生の1割以下です。日本の外国語教育は、留学や仕事には不十分なのです。したがって、受験勉強や大学教育とは別に、意識的な語学学習が不可2.異文化体験をする。

4. 語学習得なら3ヶ月以上を確保しましょう。

・語学習得を目的とするならば、是非3ヶ月以上確保しましょう。英語はもちろん、第二語学をほぼゼロから始めても、日本語を断って3ヶ月必死で勉強し、上級水準にまで一気に飛躍した実例があります(フランス語ならDALF、中国語ならHSK5級)。飛躍に何ヶ月かかるかは個人差があり、語学をマスターしてから留学が楽しくなるので、6ヶ月確保した方が確実です。
・たとえ語学学校に通っても、春夏休みだけの1-2ヶ月では、効果がありません。語学に慣れたつもりでいても、帰国後の日常生活の中ですぐに忘れてしまいます。1-2ヶ月の留学を斡旋する留学斡旋業者や旅行代理店はたくさんいますが、宣伝を真に受けてはいけません。約50万円の学費をドブに捨てるようなものです。
・費用が制約条件ならば、妥協して期間を短縮するよりは、留学国を変えましょう。たとえば、英米に1-2ヶ月留学する予算で、フィリピンならば3ヶ月以上留学できます。

5. 短期間なら留学以外の計画を。

・夏休み・春休み等、3ヶ月以下では語学習得はほぼ不可能で、費用対効果は悪いでしょう。他方、定住型観光に近い異文化経験と割り切るなら、1-2ヶ月の留学も意味がないわけではありません。
・異文化経験なら、欧米よりは途上国で語学研修した方が、費用対効果が高く、視野を広げるのに役立つでしょう。
・異文化体験として、NICE等の海外ボランティアは勧められます。観光旅行や語学研修よりも生活費が安く、ひとつの地域に根ざす仲間ができて、国際的な共同作業・社会貢献ができます。1ヶ月は確保したいところですが、1週間でも良いでしょう。

6. インターンシップやワーキングホリデーは慎重に。

・上級語学力のない人に、インターンシップやワーキングホリデーは勧めません。語学力がなくてもできるような仕事は消耗的な単純労働に過ぎず、語学習得にも職業経験にもなりません。まず語学研修に集中するか、給料の代わりに経験を得るつもりでボランティアをすることを勧めます。
・ワーキングホリデーには、多くの問題が指摘されています。学歴や専門知識を問わず海外生活をしてみたい人には良いかもしれませんが、優良大学の大学生に適当だとは思えません。語学研修交換留学の方がはるかに良いでしょう。
・先進国(たとえばオーストラリア)での語学研修を希望しながら、お金を節約するためにワーキングホリデーに妥協することは勧めません。留学先を途上国(たとえばフィリピン)に変えて安く語学研修し、その後、海外NPOでボランティアした方が、語学習得にも職業経験にも生産的でしょう。

7. TOEFL-iBT80/TOEIC730以上なら英語圏への専門留学も可能。

・TOEFL-iBT80以上を持つか否かが、大きな決定要素です。これが英語圏への交換留学や大学院留学の必須条件だからです。しかし、受験勉強だけではそれに達しないので、大学1-2年次から意識的に準備する必要があります。
・非英語ならば、専門研究の前に、現地での語学研修が必要でしょう。、第二語学の学習だけでは、日常生活にも不十分なはずなので、まず語学研修しか始めるしかないでしょう。他方、1年の語学研修は長すぎます。1年勉強しても大学入学水準に達せない場合、日本人同士で固まってしまったなど理由があるのでしょうが、海外生活に向いていないと思います。海外方面だけが人生ではなく、他にもやり直しができるので、速やかに帰国するべきです。
・専門研究の留学の現実的手段は、大学間協定に基づく交換留学です。交換留学で相性を確認した上で、大学院留学に挑戦するのも、現実的な戦略です。学位取得のための大学院留学は、専門と場所によって異なるので、海外学位取得者に助言を仰ぎましょう。

8.TOEFL-iBT80/TOEIC730以下でも留学は可能。

・TOEFL-iBT80を持たない人の場合も、以下の選択肢があります。
①足切点がTOEFL-iBT80以下の英語圏交換留学先もあります。
②欧州・アジアなど、非英語圏の英語プログラムに交換留学する場合、TOEFL-iBTを要求されないこともあります。
③しかし、TOEFL-iBT80/TOEIC730以下で無理に交換留学しても、専門講義が理解できず、ノート、レポート、プレゼン、期末試験で必ず苦労します。大学を休学してその学費を私費留学に回し、TOEIC730を目指して語学研修した方が生産的でしょう。米英加豪での英語学校が高額過ぎるならば、英語圏アジアでの英語研修も選択肢です。
④中国語、スペイン語、フランス語、韓国語、タイ語、ドイツ語など、交換留学として第二外国語の語学研修をすることもできます。協定校でどのような語学を学ぶことができるか、調べる価値があります。
⑤まず体験的な短期留学や語学研修を試してみて、それで自信や目標ができたら、改めて交換留学や大学院留学に挑戦するのも、良い戦略でしょう。

9.英語圏か非英語圏か? 交換留学か私費留学か? 留年か?

・留学先として無難なのは英語圏でしょう。中国語(東南アジア)、スペイン語(南米)、ロシア語(中央アジア)、アラビア語(中東)、フランス語(アフリカ)等も可能性は大きいので、留学先として非英語圏を選ぶのも独自性があって良いでしょう。しかし、国際的な仕事をするならいずれにせよ英語は必須ですので、頭のどこかに入れておきましょう。1年留学するなら、英語圏と非英語圏に半年ずつ行くのも鬼に金棒です。
・留学先としてアメリカや先進国だけを考えるのは、近視眼的で視野が狭いと思います。ビジネスの対象として有利なのはむしろ途上国であり、心身が頑丈・柔軟なうちに途上国を経験し視野を広げておくことは、強く勧められます。実際、米欧留学はありふれていて、学位や上級語学資格(TOEIC900等)がなければ今やほとんど意味がありません。就職活動でも、単なる短期留学では話題にもされず、留学とは別のアピールポイントが必要だと、経験者たちも話しています。また、アメリカだけを見て世界を知った気分になった(勘違いした)人は後々苦労するでしょう。他方、途上国経験者は、世界中どこにでも適応できる打たれ強さが注目され、就職活動でも有利に話が進む例が多々あります。
・交換留学のメリットは、特に半年留学の場合は、単位互換により留年せずに済む可能性があることです。1年留学ならば、留学時期が3年次冬から4年次春の就職活動時期と重なると、やはり留年することになるでしょう。また、優良大学のキャンパスライフを経験し、生涯の友人にも恵まれるかもしれません。他方、基礎語学力がないならば、私費留学で語学研修をした方が、長期的にハッピーで効率的だと思います。
・留年を避けたいとこだわる人がいますが、留学成果を期待するならむしろ留年した方が自然だと思います。大学院進学予定者でない限り、留年せずに1年間留学することはほぼ不可能です。また、留学により留年しても企業就職で不利になることは絶対にありません。大学受験時に3年以上浪人した人は別の意味で年齢上の注意が必要かもしれませんが、留学による留年は成績不良による留年のように不名誉ではありません。先輩や親戚等にも聞いてみると良いですが、留学による留年で就職が不利になったという話は聞いたことなく、ほぼ断言できます。

10.留学資金

・先進国ならば学費を別にして、生活費に月15万円は必要です。他方、中国・東南アジアならば月8万円、インドならば月6万円、スリランカならば月3-4万円(JICA月給)とも言われます。なお、途上国の場合、共同の冷水シャワー・非トイレットペーパー式トイレ、学食・屋台食・自炊が前提で、外国人環境を望むなら割高になります。
・奨学金は海外留学奨学金パンフレットを参照して下さい。ただし、競争倍率が非常に高いので、奨学金だけを頼りに計画を立てると、留学は実現できないでしょう。
・途上国留学は、健康・治安のリスクさえ受け入れられるならば、費用対効果は高いと思います。資金を理由に留学期間を断念・短縮するくらいなら、留学先を先進国から途上国へ変更する方が生産的でしょう。

10-1.留学生交流支援制度(短期留学)奨学金:大学間交換留学のみ月8万円。1年前に申請。高倍率でほとんど当たらない。
10-2.ロータリー財団国際親善奨学金:年200万円。地方出身者が倍率の低い故郷で受験すれば最低3倍。1年半前に申請。
10-3.民間財団・外国政府・その他奨学金(海外留学奨学金パンフレット参照)
10-4.日本学生支援機構の第二種奨学金(短期留学):低利子貸与で月3-12万円。世帯収入に上限あり。
10-5.日本政策投資銀行の国の教育ローン:最大300万円を15年で返済。世帯収入に上限あり。
10-6.財形貯蓄の教育ローン:最大450万円を10年で返済。名義人の財形貯蓄が前提。
10-7.大学生協ローン:最大50万円の生協商品・サービス(航空券・語学研修等)を最大36回分割払い。

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

tag : 大学生 留学 語学研修 交換留学

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Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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