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はじめての海外旅行はどこが良いか? - The First Overseas Travel

「はじめての海外旅行を考えていますが、どこがお勧めですか」。このように相談されることがあります。自分が今20歳ではじめて海外に行くとしたらどこに行くか。考えるだけでもワクワクします。自分ならば、未経験のものも含めて、以下の選択肢を考えます。なお、どのような旅をするかを別記しましたが、少し慣れ始めた半可通が一番トラブルに遭いやすいので、出発前の危機管理旅行中の危機管理も予め良く読んで下さい。

1.半月以上の途上国旅行

半月以上の時間を確保し、途上国を旅行するのは、若いときだけの特権です。一度就職すれば退職するまで、半月以上の有給休暇を取ることはまず不可能です。時間・金銭だけの問題なら、少し頑張るだけの価値があると思います(健康と治安は最優先)。
・主要観光都市ならば、出張や新婚旅行、観光等で今後も訪れる機会がいくらでもあるでしょうが、途上国だけは、感受性と体力のある若いうちに行かないと、一生縁がないかもしれません。

若いうちに途上国に出会っておくと、世界の視野や人生の幅が広がります。大学生が途上国への留学に関心があったとしても、その前にまず途上国に旅行経験があることが前提条件です。私自身は最近、アフリカ・アジアを仕事の対象にしますが、20歳頃にインドに行った経験がなければ、これほど抵抗なく関心の幅を広げなかったはずです。ランブル鞭毛虫で隔離病棟に入院したのさえ、楽しい思い出です。

ただし、外務省・海外安全HPやガイドブック巻末で危険情報を漏らさず確認し、万全の準備をすることが前提です。たとえば、タイのバンコクはもっとも「安全」な旅先のひとつですが、その「安全」とは、避けられぬテロ・誘拐・殺人等が少ないという意味で、予防できるスリ・置引き・詐欺やA型肝炎等は、途上国でも先進国でも共通する「常識」です。それすらも「危険」と呼ぶなら、「安全」な国は日本以外には存在しません。出発前の危機管理旅行中の危機管理も是非読んで下さい。

1-1.インド一周旅行

インドの経済成長と将来性・課題を今見ておくことは意義があります。いまだにバックパッカーの王道とされるのは、旅の難易度が高く、良い意味のカルチャーショックがあるためでしょう。東南アジアよりもインパクトがあるので、アジア旅行を考えるなら、まずインドを優先するべきだというのが、私の持論です。とくに二等列車、ドミトリー、手掴み食、手拭トイレ等に慣れれば、世界のどこへでも行けるでしょう。1ヶ月以上あると理想的ですが、半月でも構いません。一方、1週間では短すぎるでしょう。

現地人並の宿泊・食事・交通に徹すれば(宿泊10ドル・食事5ドル・交通1ドルを上限)、物価が安いのも長所です。ツアーガイドが必要なアフリカ・サファリと異なり、自立的な一人旅ができます(パック旅行は無意味)。英語だけでなくヒンディー語等の現地語の挨拶・慣用句・数字も覚えておくと汎用性が高いでしょう。他方、緊急時には、先進国並の金額を出せば、便利なサービスや高度医療もあります。

1-2.インド以外の途上国旅行

途上国旅行ならばインドには限定しません。私自身が行って良かったと思う途上国は、インド、カンボジア、ベトナムです。また、仏語既修者ならばセネガルやマダガスカル、中国既修者ならば中国内陸部、スペイン語既修者ならば中南米も良いでしょう(最新の海外安全情報を確認して下さい)。これらの途上国は、既視感のある欧米先進国とは根本的に空気が違い、現地に行って初めて体験できる驚天動地の新発見が多々ありました。旅行先の選択とは視点が違いますが、留学国の選択は別記しました。

必ずしも快適なことばかりではありませんが、その不便が自分を成長させてくれました。英語は最前提ですが、インド・カンボジア・ベトナムでも買い物程度の現地語が前提です。インドでは人生で経験したこともないような強烈かつ長期的な下痢をしましたし、南ベトナムのホーチミンはインド並に交渉がタフです。マダガスカルで1人あたり国民総生産が1000ドル以下の生活水準を見ると、アジア「途上国」がいかに発展した富裕国か、発想が逆転します。

カンボジアのプノンペンは、成長性と呑気さが同居する点を気にいっています。一定の経験と慣れが必要ですが、先進国並の便利さが格安で提供されます。インド東南海岸のオーロヴィル、ラオス南部国境のドンデット島などは、夢のように美しい桃源郷です。アクセスこそ難しいですが、次はパートナーと一緒に戻りたいと思うほどです。

他方、外務省・海外安全情報で危険情報の出ている国・都市は、絶対に避けましょう。中南部アフリカの大都市は、「十分注意して下さい」という第一段階の危険段階でも、銃火器を使った強盗や警察によるトラブル(賄賂要求・写真撮影禁止)など、インド等での軽犯罪とはレベルの違う深刻な問題に発展しかねません。夜間には現地の人ですら外出しできないほどですが、日中でも市内バスでの盗難やATM付近での強盗が生じています。初めての海外旅行には向きません。私はケニアのナイロビの帰りにトルコのイスタンブールに寄りましたが、路上でガイドブックを広げたり、カメラをぶら下げた日本人のパック旅行者を見て、「この人たちはアフリカなら必ず事故に遭うな」と心配になりました。

2. 気力・体力に自信がない人にも勧められる旅先

あくまで個人的な独断ですが、東南アジアならバンコク、東アジアならソウルや香港、欧州ならプラハやイスタンブール、アフリカならモロッコやチュニジア(仏語力が前提)は、安心して誰にでも勧められます。安全かつ安価に異文化経験を楽しめ、そのインパクトや費用対効果も高いため、きっと満足するのではないかと思います(中国本土、中南米、オセアニアは他の人に聞いて下さい)。ただし、添乗員付の団体ツアーだけは避け、自由旅行を選ぶべきです。また、どの国でも、首都や観光地と別に、知名度の劣る田舎で1泊(以上)することを強く勧めます。印象が一変するほど強烈な思い出になる可能性があります。

トルコと韓国は、「旅先でもっとも親切にされた国」として好印象があります。タイは現代資本主義と伝統・自然の双方を残し、バンコクではセブンイレブンや高級巨大病院に代表される快適な都市機能、地方では民族や森林を経験できます。イスタンブールでは、東洋と西洋、イスラム教とキリスト教の交錯点を実感できます。プラハでは、古き良きヨーロッパの街並みと宮廷文化を格安で楽しめます。モロッコやチュニジアでは、迷路のような旧市街とイスラム文化を体験できますが、フランスの田舎にも似た新市街では疲れを癒せます。若者ならば同じ予算で別の旅先を選ぶべきだと思いますが、心配性の老人でもハワイや台北、シンガポールなら抵抗ないでしょう。いずれも、日本とほぼ同じ生活スタイルをそのまま維持でき、ハワイと台北ならば日本語まで通じるほどです。

その時々の価格と都合だけで行先を決めるのも一策です。韓国、中国・台湾、タイ・シンガポール、米国・豪州などは、地方航空からでも5万円以下の航空券があります。10万円あれば欧州も可能です。たとえば、旅行代理店HISの期間限定キャンペーンの格安ツアーは国内旅行より安く、受付開始日時と同時に競争で売り切れることもあります。

3. 海外インターンシップ・ボランティア・ワークキャンプ

旅人として通り過ぎるのではなく、生活者として特定の土地に根を下ろす経験は大切です。現地の人たちと触れ合い、社会を知る貴重な経験になります。非日本人と何かを共同作業して実現する経験は、海外インターンシップに準じ、社会人生活にも役立ちます。

語学初級者でもお金をもらえるワーキングホリデーは単純労働が大半で、大学生の学習機会には向きません。逆にお金をもらわないインターンシップやボランティアの方が、学習機会や社会貢献になります。費用は往復旅費・食費・宿泊費のみで留学や旅行よりも安いはずです。宿泊が提供されることもあります。インターンシップなら高度な英語力が必須ですが、ボランティアなら語学力を問いません。インターンシップならAIESECボランティアならNICEが有名です。

滞在国は問いませんが、旅先としても魅力のある国であれば、その合間や後に旅行を続けることもできます。ボランティアは期間の長さを問いません。1日だけでも良いですし、1週間以上ならもっと良いでしょう。数ヶ月間も可能です。長期旅行の一部にボランティアの期間を混ぜることも選択肢です。

現地語は、初級程度であっても身に着けることが望ましいです。お金や時間に余裕さえあれば、3ヶ月以上の語学研修を行い、その前後や週末にボランティアや小旅行を行う方が、「大は小を兼ね」ます。私も20歳に戻れるなら、フィリピンのセブ島で英語研修、中国の深センで中国語研修、セネガルのダカールで仏語研修、メキシコシティで西語研修などを選ぶでしょう。



4. 複数国周遊・大陸横断鉄道・世界一周航空券

国境間の長距離鉄道・バスは、多くの欧米観光客が利用するほど便利になりました。観光地以外の国境・辺境地を見られるのが良いです。中国からベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、マレーシア等に至る東南アジア周遊の国境横断も、『深夜特急』以来メジャーになりました。インドより人当たりも柔らかく(南ベトナムは例外)、腹を壊すことも少ないでしょう。

バンコク、シンガポール、クアランプールなど、交通の要所にまず行き、そこからAir Asia(往復1万以内の格安航空会社)や長距離バスで放射線状に移動するのも、バックパッカーの王道です。沢木耕太郎『深夜特急』はとりあえず必読です。長距離バスも安めです。
欧州行ならばアジア経由便を選び、アジアに途中降機することを強く勧めます。ストップオーバーと呼びますが、同料金か1万円程度の追加料金でできます。たとえば、タイ航空やシンガポール航空やキャセイパシフィック航空は信頼があり、経由地も訪問価値がある。単純往復航空券であっても、到着空港と出発空港を変え、陸路移動を挟むことも選択肢です。オープンジョーと言いますが、多くは同料金できます。たとえば、バンコクIn-チェンマイOut、プノンペンIn-シェムリアップOut、ハノイIn-ホーチミンOut、ムンバイIn-コルコタOutなど。

世界一周航空券は、共通テーマを持って一連の都市を訪問するには、最適の手段です。時間の余裕は若者だけの特権です。留学の往復や半年以上の長期旅行なら検討価値があるでしょう。とくに7-9月のピークシーズンに留学へ出発するなら世界一周券の費用対効果は悪くありません。世界周遊ならピースボート等も良いかもしれません。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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