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格安航空券の買い方 - How to buy flight tickets

航空券は大変高価な買い物です。移動時間も馬鹿になりません。そのため、旅行代理店で言われるままに単純往復券を購入してはいけません。とくにJAL/ANAや欧米系の直行便は、たしかに飛行時間だけは最短でしょうが、それ以外はメリットがありません。パック旅行も、激安ならばそれはそれで良いですが、旅の自由度や醍醐味は激減します。また、ピークシーズン(盆・正月・連休)の出発券や帰国が半年後の往復券は、一般に高価です。
安宿予約の基本技術は別記しました。

そこで、ストップオーバー(経由地の寄り道)やLCC(格安航空会社)、海外発券を含めて、ルートを「多角形」にすれば、同じ予算で旅先を2倍以上に拡大できます。大半の代理店は面倒を嫌がり、出発地と到着地と日付を打ち込んで単純ルートを検索するだけです。そこで自分自身で様々なルートをシミュレーションした上で、具体的かつ積極的に自分から提案する必要があります。

注意:航空券や鉄道券はできるだけクレジットカードで支払いましょう。2007-2010年以後、それがカードに海外旅行保険を付帯させる条件になりました。例外もあるので、詳細はカード付帯保険の危機に別記。


1.ルートの検討

1-1.まずYahoo!トラベルの海外航空券予約で、日付を確定しないまま、渡航先候補について航空券の航空会社・経由地と価格相場を調べてみましょう。地方発の場合、ヒットする便数が少ないので、原則として東京発(や関西発)で調べます。大手航空会社がオプションで意外な国に飛んでいたります。


1-2.世界一周堂のアライアンス別の「就航図」も、経由地のシミュレーションに役立ちます。これらは予算や経由地を大雑把に知るための取り掛かりです。
(事例)ルフトハンザ航空のフランクフルト経由のチュニス・カサブランカ・ダカール行。タイ航空のバンコク経由のプノンペン・ビエンチャン行。ケニア航空のザンビア・ンドラ経由のコンゴ・ルブンバシ行。

1-3.往復券のもっと具体的な空席と価格は、ある程度までは、旅行代理店に準じたWEB検索システムで調べられます。Skygateは、日付を指定する必要がありますが、空席が分かるのが長所です。ただし、経由・周遊などの複雑なルートには向きません。地方航空発のデータは少ないですし、後述の格安航空会社(LCC)は対象外です。ウェブ購入の前に他のガイドブックや旅行代理店等も調べ、経由地を色々工夫する必要があります。

1-4.「マイナー」な渡航国や地方都市の場合、まず行き先候補の空港に発着する航空会社を調べます。おそらくその国の国営航空と同国または第三国の民間航空がみつかるはずです。国営航空ならば、東京からの格安航空券がある中継点を探します。また、第三国の航空会社の場合、その会社のハブ空港(その第三国の首都)と東京の間の格安航空券を再検索し、良い日本発便が見つかったら、次にA社のHPで往復料金と乗継時間を確認します。ただし、途上国の航空会社の場合、国際アライアンスにも加盟しない小規模会社が多いので、便数と信頼性に注意しましょう。

1-5.バンコク→アンタナナリボのマダガスカル航空、パリ→アルジェのアルジェリア航空など、渡航国の国営航空は分かりやすいですが、国営航空以外の方が安く信頼性も高い場合があります。たとえば、コンゴ民主共和国のルブンバシ空港なら、発着便で便数が多いのはケニア航空やエチオピア航空、南アフリカ・エクスプレスなので、次にナイロビやアジスアベバ、ヨハネスブルグへの日本便の最安料金と乗継時間を確認します。他にも私の搭乗例では以下のような便があります。
・バンコク航空(ビエンチャン→バンコク)
・ラオス航空(パクセ→ビエンチャン)
・シェムリアップ航空(シェムリアップ→パクセ)
・キングフィッシャー航空(チェンナイ→デリー)
・ケニア航空(ナイロビ→ンドラ→ルブンバシ)

2.経由地でストップオーバー

欧州行にはアジアにストップオーバーを勧めます。どうせ帰国直後は時差ボケすることを考えると、帰路にアジア経由地で宿泊して体調調整するのが理想的です。アジア系航空会社はサービスでも定評があります。

2-1.たとえば、タイ航空のバンコク、シンガポール航空のシンガポール、大韓航空のソウル、キャセイパシフィック航空の香港には滞在経験がありますが、航空会社の信頼性も高く、中継地としても数泊の価値があります。未乗ですが、アシアナ航空のソウルやエミレーツ航空のドバイも評判が良いです。

2-2.インド航空でロンドンに行き、デリー・イン、コルコタ・アウトで陸路移動することは、「オープン・ジョー」と呼びます。欧州便をパリ・イン、ロンドン・アウトとし、パリ=ロンドン間をユーロスターで陸路移動するのも同様です。ハノイ、ホーチミン、プノンペン、バンコク、シェムリアップ、ビエンチャン、ルアンパルヴァーン等のインドシナ半島内も、バス移動が可能です。

2-3.シンガポール航空で欧州に行き、帰路にシンガポールから鉄道でマレーシアのジョホールバル、バスでマラッカ、船でインドネシアのデタム島に往復することもできます。

2-4.ユナイテッド航空の米国経由の欧州便は、世界半周の長距離便でしたが、残念ながら廃止されました。未乗ですが、2大陸横断ルートでは、トルコ航空のイスタンブール経由のブラジル・サンパウロ行やエチオピア・アジスアベバ行も格安です。

2-5.米国行きにはハワイ等でストップオーバーできると理想的です。ユナイテッド航空では、往路・復路で各4回行うことができます。米国系航空会社の場合、中南米への往復も可能でしょう。

3.航空会社ホームページの正規割引券

航空会社がホームページで直接販売する正規割引券が格安になりました。旅行代理店のキャンペーン価格より安いこともあります。

3-1.格安航空会社(LCC: Low Cost Career)が急成長中です。新興中小の航空会社で、ホームページ上で予約販売します。旅行代理店の多くは扱わないので、初心者は見逃しがちです。しかし、行き先がLCCの就航都市(とくにハブ空港)の場合、検討価値があります。半年以上の長期滞在の場合も、LCCの片道券の方が安いこともあります。日本発のLCCも増えたため、そのハブ空港を拠点にLCCのみを乗り継ぎ、アジア周遊や欧米旅行も可能になりました。将来的には世界一周も夢ではないでしょう。たとえばクアランプール拠点のAir Asia、ロンドン拠点のイージーネットは、それぞれアジア・ヨーロッパの主要都市を往復1万円以下で結びます。Air Asiaでは、東南アジア・東アジアはもちろん、羽田発クアランプール経由でオーストラリア・ニュージーランド・ロンドン・パリまで行けます。LCCの就航都市は急増中なので、最新情報の入手が必要です。

成田・関空・福岡発:エアプサン(釜山)
成田・関空発:ジェットスター航空(オーストラリア)
成田・札幌発:イースター航空(ソウル)
羽田発:エア・アジア(クアラルンプール)
関空発:ジェットスター・アジア航空(シンガポール)、 セブ・パシフィック航空(マニラ)、済州航空(チェジュ航空)
札幌発:ジンエアー(ソウル)
関空・札幌・福岡発:ピーチ(ソウル、ANA系)

(Wikitravelに挙げられた格安航空会社での世界一周例)
London-Gatwick to Istanbul on EasyJet
Istanbul to Sharjah (Dubai) on Air Arabia
Dubai to Chennai on Jazeera, Air-India Express
Chennai to Singapore on Tiger, Air-India Express
Singapore to Melbourne on Tiger via Perth or JetStar via Darwin
Melbourne to Honolulu on JetStar
Honolulu to Vancouver on WestJet
Vancouver to London-Gatwick on Flyglobespan




3-2. 大手航空会社でも正規割引券が格安であることがあります。たとえばルフトハンザ航空やタイ航空には、欧州往復が8万円程度の正規割引券があり、70%のマイレージがつきます。バンコクを経由地に、タイ航空でパリ、またはマダガスカル航空でアンタナナリボに行き、バンコク=プノンペン往復を追加したことがあります。また、フランクフルトを経由地に、ルフトハンザ航空でダカール、カサブランカ、またはチュニスへ行き、フランクフルト=パリ往復を追加したこともあります。別々に航空券を買うより費用も時間も節約できます。

3-3.周遊券の利用も検討しましょう。スターアライアンスなら米国内、欧州内、タイ国内等の周遊券があります。期間限定のVisit ASEAN Air Pass(ASEAN周遊券)等もありましたが、Discovery Air Pass(インドシナ周遊券)は2011年現在でも購入可能です。鉄道でも、ユーレイルパス(欧州周遊)や各国毎の周遊券があります。時間の余裕があるなら、世界一周航空券も検討価値があります。前述の世界一周堂HPには一日の長がありますが、詳細情報はスターアライアンス、スカイチーム、アラウンド・ザ・ワールドのHPやガイドブック、旅行代理店で調べましょう。私自身は世界一周券(3回)や米国内、Discovery Air Passを使いました。



4.海外で現地購入・海外発券

4-1.バックパッカーの拠点として有名な都市にまず行き、その先の交通手段を現地購入するという方法もあります。アジアならバンコク(カオサン)、ヨーロッパならアテネ(シンタグマ広場)は、代表的なバックパッカー拠点です。ホーチミン(デタム)のシンカフェ、プノンペン(モニボン)のキャピトルなど、バスツアーで有名な現地旅行会社もあります。

4-2.海外発券航空券は、日本で予約・購入して現地で受け取ることも可能です。国際線は、行き先が事前に決まっているなら、予め日本で手配しておく方が確実でしょう。大手H.I.S.も進出しましたが、他にも老舗店がありますので、バンコク発券、シンガポール発券、ソウル発券等で検索してみましょう。日本のピークシーズンでも価格が安定し、為替で日本円が強い場合は安くなるのがメリットです。まず現地に飛ぶ航空券が必要なため、為替次第では必ずしも安くありません。

4-3.出張や交換留学等の場合、渡航先での国内便を含め、事前に旅程を確定させる必要があるでしょうが、自由旅行の場合はそうではありません。航空券だけでなく、超長距離バスや大陸横断鉄道、船旅等、柔軟な選択肢があります。私も現地手配でシンガポールからマレーシアのマラッカへバスで走ったり、インドネシアのデタム島へ渡ったりしましたが、周囲には中国からトルコへ鉄道で行った、中央アジアを横断した人、東南アジアを縦断した人もいます。

4-4.国内便は現地購入でも空席は多いはずですし、安いでしょう。たとえば、インドの国内便を日本の旅行代理店で手配するなら、インド航空の正規料金等になるでしょうが、現地旅行代理店では、キングフィッシャー航空等の格安国内便をはるかに安い価格で購入できます。ただし、購入のタイミングもありますし、運行は大手航空会社ほど正確ではないので、時間の余裕が必要です。アフリカの国内便は墜落事故が多いので、国際アライアンスに加盟するような大手航空会社、たとえば南アフリカ航空、ケニア航空、エチオピア航空、エジプト航空等を選ぶべきです。

4-5.行き先を限定しないなら、とりあえず現地に行って、そのときに安い航空券を検討するのも一策です。日本で扱っていない航空会社の格安航空券が入手できるかもしれません。ただ、エアーアジアやライアンエアー等の格安航空会社(LCC)なら、日本で事前にネット購入した方が確実でしょう。

4-6.留学等の場合、1年オープン券や片道券は高価です。30日FIX等の激安往復券を買って復路分は捨て、現地で復路便航空券を買った方が安いことがあります。他方、現地で自分が捨てる片道券を他人に売ろうとする人がいますが、他人名義では搭乗できません。

5.旅行代理店で購入する

5-1.大半の旅行代理店では、面倒と経験不足のため単純往復しか勧めないので、店頭では即決しない方が良いでしょう。データベースに渡航先と日程を打ち込んで検索するだけなら、素人がSkygateや航空会社HPで航空券を検索するのと大差ありません。正規割引運賃での単純往復なら、どの代理店でも同料金・同条件ですし、航空会社HPで購入した方がWEB割引があるはずです。また、旅行代理店では、現地発の割引料金や格安航空会社(LCC)を扱っていないのが最大の弱点です。少しでも複雑な旅程なら、まず自分で検索することを勧めます。

5-2.しかし、旅行代理店では、航空会社HPの検索で出てこない、地方発・国内便込の格安航空券、キャンペーン料金・回数券・周遊券等を提案されることもありますので、相談する価値はあります。自由旅行の場合、たまたま安い航空券が入手できたから旅に出る、というのもありえるでしょう。たとえばH.I.S.のキャンペーン価格では、5万円以下で中国・台湾・韓国、タイ・シンガポール、米国・豪州・ハワイ等に行けます(発売と同時に売り切れるそうです)。

5-3.マニアックな海外出張客が多く、複雑な旅程を苦にしない、信用できる旅行代理店を探しだしましょう。そういう代理店には、稀有な職人的知識を持つプロが少なくとも1人はいます。経験豊富な専門家に相談すると、素人では思いつかないルートを提案されることもあります。下手な旅行代理店で単純往復券を買う前に、本物のプロに経由地の多いルートを組んでもらうと、今後のルート設計の勉強になります。ネットで格安の単純往復券を複数組み合わせるより、代理店手数料を払って絶妙な経由便を組んでもらう方が、結果的に安くつきます。観光ツアー以外は面倒臭がるような、街角の代理店や腰かけ店員では絶対ダメです。世界一周なら世界一周堂、アフリカなら道祖神、官公庁出張なら霞が関トラベルなど、専門業者もいます。地方都市なら、一番手企業の提携代理店や一番手大学の生協旅行部も試してみてはいかがでしょうか。私はある代理店のスペシャリストに長らくお世話になっていますが、彼の手配で世界を何周したか、彼の逆提案でどれほど行動範囲が広がったか、感謝しきれません。



5-4.サークル等でスタディツアーや研修合宿をする場合、素人が軽率に幹事・引率役を引き受けたりせず、旅行代理店が受諾する「受注型企画旅行」にした方が望ましいでしょう。もちろん手配料はかかりますが、旅行代理店が旅程管理責任・旅程保証責任・特別補償責任を負ってくれます。以下は学校主催旅行の例ですが、「学校」の項目を「幹事・引率者」や「サークル・団体・企業」等に読み替えれば広く参考になります。

6-1.海外渡航が多い人は、クレジットカードを含めてひとつのプログラムに集中させ、マイル蓄積や上級会員を目指すのが定石だと言われます。マイレージ・プログラムの選択は、国内線(JALかANAか)、アライアンス・提携会社(どのルートが多いか)、有効期限の延長条件、クレジットカードなどによります。さらに、航空会社のクレジットカードを作り、ポイントを特典航空券で受け取れば、一般のクレジットカードは100円で1ポイント=1円のところ、100円で1マイル=2円になる計算です。航空系カードについては、国際派のクレジットカード選びで別記しました。

6-2.ANA/JALのマイレージは有効期限が36ヶ月なので、ANA/JAL搭乗数が多い人やANA/JALクレジットカードを使う人以外は貯まりにくいでしょう。そのため、スターアライアンス(ANAを含む)ならユナイテッド航空のMilage Plus、スカイチームならデルタ航空(有効期限18ヶ月+α)、ワンワールド(JALを含む)ならアメリカン航空のAAdvantage(有効期限24ヶ月+α)のマイレージカードを作り、ここにマイルを集中させるのが、「マイラー」の定番です。これら3つは、利用実績があれば有効期限を半永久的に延長でき、格安航空券のマイル換算率も良いからです。デルタ航空の「ニッポン500マイルキャンペーン」は、航空会社によらず国内便すべてに対し、1フライトごとにデルタ航空SkyMilesを500マイル加算するもので、人気のノースウェスト航空World Parksを引き継いでいます。他方、2009年以後、無期限有効を謳うマイレージはもはや見当たらなくなりました。最新情報は、マイレージの達人マイレージ比較の達人等が参考になるでしょう。



6-3.格安航空券が網羅的なのは、スカイチーム(Delta, Korean, France)、スターアライアンス(ANA, United, Thai, Lufthansa)、ワンワールド(JAL, American, Cathay)の順だと思います。同一アライアンスで旅程を組むことには、予約・乗継の連携だけでなく、欠航・乗継遅延・荷物紛失等のトラブル対応でも、メリットがあります。たとえばスターアライアンスなら、国内線にANA、アジアにタイ航空(+シンガポール航空)、欧州・アフリカにルフトハンザ航空(+トルコ航空)、北米・中南米にカナダ航空(+ユナイテッド航空)で、世界中のかなりをカバーできます。2回乗り継ぐアフリカ便や空港内で一泊するインドシナ便でも、預け手荷物がそのまま最終目的地まで運ばれるのが便利です。出張など、日程の拘束がキツイときほど、乗継トラブルの対応でも安心です。

6-4.しかし、海外出張の多い企業人以外は、ひとつのプログラムに絞り込めるほど、行動パターンが決まっていないはずです。格安航空券ではマイルがつかないことも多いですし、年に1-2度の海外旅行ではマイルが貯まりません。1マイルを2円相当と考えると、大手航空会社で5千マイルを貯めるより、1万円安い格安航空券を探す方が合理的です。前述のように、航空各社はマイレージの期限や特典、ボーナスを引き締め始めました。また、出張でのマイレージの個人取得も議論になりつつあります。今後はもはやマイレージを気にする時代ではないかもしれません。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

tag : 格安航空券 旅行代理店 Yahoo!トラベル Skygate LCC 海外発券 世界一周 ハブ空港

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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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