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二段階留学のすすめ

■二段階留学とは何か
いきなり長期留学をするのではなく、2回以上に分けて留学(短期プログラム含)することを、「二段階留学」と命名しました。「ダブル留学」や「マルチ留学」と呼んでも良いかもしれません。

二段階留学は、社会科学系・理工系専攻者や地方大生に向いていると思います。国際系・語学専攻者や東京の学生と異なり、彼らの多くは海外留学を考えたこともないはずです。たとえ多少関心があっても、交換留学や大学院留学には、語学力や国際経験のハードルが大きすぎて、踏み切れません。ところが、二段階留学は、その不利を挽回できるほぼ唯一の手段だと思います。

■二段階留学の注意点
二段階留学は、2回渡航する分、時間のロスや再適応のリスクもあります。学部生なら、試行錯誤のコストは問題にならないと思います。が、大学院生以上の場合、慎重さが必要です。短期プログラムでも休職等の犠牲が大きく、専門的かつ計画的な一貫性がないと割に合いません。

二段階の途中で方向転換する場合もあります。たとえば、短期プログラムを経験した後、次段階の長期留学を見送った人がいます。その後試験勉強や就職活動に切り替え、最短距離で公務員や就職試験に合格しました。幸い挫折ではなく成功例だと思います。一昔前の長期留学ならば、夏目漱石のようにノイローゼになっても帰国しないのが、官命でした。しかし、海外が近くなった今は、海外との付き合い方も個々人の適性に応じ多様であるべきだと思います。

■二段階留学の長短所
①自分が留学に向いているか試せる。
→〇海外初心者でも、交換留学や大学院留学を目指そうか否か、具体的に検討できる。
→X留学初期特有の高揚感で、根拠もなく自分の国際的キャリアを楽観視するかも。

②TOEFL-iBTスコア等を急上昇させられる。
→〇語学力初心者でも、交換留学や大学院留学、留学奨学金にステップアップできる。
→X語学研修に失敗し、交換留学・大学院留学の最低基準を満たせないかも。

③先進国の学問力と途上国の行動力を身につけられる。
→〇どこでも通用する適応力と即戦力を、最短時間で証明できる。
→X先進国か途上国の両方に適応できるとは限らない。虻蜂取らずかも。

④「英語+1」のスキルと視点を身につけられる
→〇トライリンガルの語学スキルと柔軟性は、それだけでひとつの専門になる。
→X英語も第2外国語も中途半端になるかも。
(結論) 多少のロスやリスクがあっても、フレキシビリティのメリットの方が大きいのではないか。

■二段階留学の5つのパターン
◇短期プログラムと留学
留学を思い立つ人には、何らかの海外経験をきっかけにすることが多いです。しかし、海外初経験ならば、まず夏休み・春休みにボランティア・ワークキャンプ・スタディツアー等を行い、自分の適性を観察してから、留学を検討するのは堅実です。とくに途上国留学希望者には必要です。

◇語学研修と交換留学・大学院留学
交換留学や大学院留学、奨学金には、高度な語学力(TOEFL-iBT80等)が必要です。まず3-6ヶ月の語学訓練を行い、必要な語学資格を取得するのは着実なステップアップです。とくに第二外国語や大学院は、専門科目を学ぶ前に語学研修が不可欠です。海外の優良大学院は、一般の日本人にはハードルが高いので、まず交換留学をしてから進学を準備するのは、現実的手段です。

◇途上国留学と先進国留学
途上国で語学力や生活力を身につけておいて、先進国で専門知識や表現力を磨くのは理想的です。ビジネスで国際的な仕事をするとすれば、舞台はむしろ途上国でしょう。また、途上国の超名門校ならば、人脈や世界観でも得るものが大きいでしょう。費用も安く、現地調査も実現できます。他方、教育カリキュラムは先進国の方がしっかりしているため、大学院や専門科目ならば先進国で対等な競争を経験した方が良いでしょう。

◇英語圏留学と非英語圏留学
TOEIC730以上の英語力に加え、第二外国語も最低限を習得できると、「英語+1」の二刀流として有意義です。第二外国語の場合、ゼロから3-6ヶ月で、大学入学水準(中国語のHSK6級や仏語のDELF)まで身につけた先輩もいます。が、才能と集中力に恵まれないと、3-6ヶ月では日常会話程度しか身につかないかもしれません。

◇就職活動・卒業論文の前と後
3年次後期から4年次前期に留学をしてから、就職活動(1-5月)、卒業単位、卒業論文を終了すれば、5年次後期に再度の交換留学も不可能ではありません。就職活動・就職論文では留学の成果を強調できる上に、それら卒業課題の終了後はさらにやり残した留学課題を実現できます。実際、一度留学の面白さを知り、語学スコアも高い経験者が、留学に再挑戦する事例は少なくありません。ただし、派遣許可は定員上限と審査基準の範囲内に限られます。

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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