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iPhoneなんかいらない-IDEOS/PocketWifiSレビュー

日本の携帯電話は、ガラパゴス携帯と言われる。SIM交換禁止やテザリング禁止という日本特殊な制約を長年守り続けてきたためだ。2011年からDocomoはSIMロック解除、AUはテザリングを解禁したが、SoftbankだけはiPhone4にまでSIMロックをかけテザリングを禁止した。ところが、2011年春に登場したb-mobile IDEOS (EMOBILE Pocket WiFi S)は、国際規格のAndroidスマートフォンだ。①SIMフリーなので、b-mobileの格安通信や海外SIMはもちろん、DocomoやSoftbankまでも使える。②テザリング(モバイル機器の無線LAN接続)も利用可能だ。日本の伝統的タブーを打ち破る「アンチ・ガラパゴス」スマートフォンと言える。低スペックだが低価格なので、サブ機や海外利用には最適だ。なお、iPadなんかいらないSIMフリー携帯入門Docomo T-01AレビューWindows Phone入門は別記。

1.IDEOSとPocket WiFi S

HuaweiのIDEOS U8150-Bは、日本では日本通信(b-mobile) IDEOSとEMOBILE Pocket WiFi Sとして販売されている。

1-1.Huawei IDEOS U8150-B

Huawei(華為:ファーウェイ)は、深センで1988年に創業された中国メーカーだ。日本向けには、EMOBILE Pocket WiFi、Docomo HW-01C、Softbank 004HW等を提供する。IDEOSは、W-CDMAで2100/1900/1700(Band IX)/850MHz対応のAndroidスマートフォンだ。日本では日本通信(b-mobile)とEMOBILEが販売する。SIMフリー携帯が対応する1700MHzは、一般にT-Mobile等のBand IVらしく、IDEOS U8150も同様だ。しかし、U8150-Bだけは例外的に、Docomo/EMOBILEの1700MHz(Band IX)に対応する。香港の携帯ショップでは郵送料込で2万円弱だが、「技適」基準を満たさない通信機器の国内利用は非合法だ。なお、中国ハイテクメーカー(親称「中華テクノジー」)の台頭については、中国製ラジオの定番も参照。

1-2.日本通信(b-mobile) IDEOS BM-SWU300

日本通信がHuawei IDEOS U8150-Bに技適マーク(技術基準適合証明)をつけて、国内利用を合法化したものだ。日本語入力を含め、基本アプリを自分でインストールする必要があるが、b-mobile、Docomo、Softbank、EMOBILE、海外SIMのいずれも使える。b-mobile SIMでは、下り最大300Kbpsという速度制限はあるが、月額2千円強でパケット定額、月額490円でIPフォンが使える。さらにEMOBILEやDocomo、SoftbankのSIMを入れると、下り最大7.2Mbpsに高速化する。10日間のデータ通信付で2.5万円弱だ。


1-3.EMOBILE Pocket WiFi S (S31HW)

Pocket WiFi Sも、日本通信のIDEOSと同様に、Huawai IDEOS U8150-Bだ。しかし、「Pocket WiFi ウィジェット」等のアプリをプレインストールする代わりに、国内ではEMOBILEしか使えなくしているようだ(海外ではSIMフリー)。私はb-mobileのIDEOSにTRE Mobile Pack(1年プリペイドでパケット定額)のSIMを入れることで、「SIMフリーのPocket WiFi S」を手に入れたが、EMOBILE SIMはEMOBILE本体なしには入手できない。そのためEMOBILE SIMを使うなら、初めからEMOBILE Pocket WiFi Sを契約した方が初期費用が安い。



2.IDEOS/PocketWiFiSの長所と短所

スマートフォンはWillcomとDocomoのWindows Phone(WS011SHやT-01A)を3台使ってきた。AndroidスマートフォンやiPhoneは使ったことがない。主にDocomo T-01Aと比較したときの長短所は以下の通りだ。Docomo T-01Aレビューも参照。

2-1. IDEOS/PocketWiFiSの長所

Androidスマートフォンとして最安だ。b-mobile IDEOSは月額契約不要の買い取りで2.5万円(海外版IDEOSなら2万円以下)。海外携帯の中古よりも安い。b-mobile SIMはパケット定額+IP電話で月額2500円強だ。Pocket WiFiやWiMAX等のモバイルWiFiルーター専用機と異なり、単体でメール・WEBチェックやIP電話ができる。3G回線でのSkypeも問題ない。
・国内スマートフォンが禁止してきたテザリングを使える。無線LAN対応機器なら何でも最大5台までWiFi接続するルーターになる。パソコン、iPad、iPod Touch、ゲーム機など、所有機器や利用方法の変化に柔軟に対応できる。iPod Touchは、モバイルWiFiルーター組み合わせれば、Softbankと契約せずともiPhone同様になる。
・IDEOSがあれば外出時の作業場所の選択肢が広がる。無線LAN付のカフェはマクドナルド等に限られ、LAN付を条件にすると旅の宿泊先が限定された。とくに海外では現地SIMを使える。LAN付の高めのホテルに泊まったり、夜にネットカフェを使うより、安く便利かつ安全だ。
・b-mobile IDEOSの場合、国内外でSIMフリーだ。普段はDocomo・Softbankの携帯電話・スマートフォンを使い、テザリングや海外SIMが必要なときのみ、ピンポイントでSIMを入れる2台目にも使える。b-mobileの半年/1年プリペイド(月額2500円前後でパケット定額+IP電話)、EMOBILEの半年/1年プリペイド(TRE Mobile Packはパケット定額)、EMOBILEの月払い(電話可能)、Docomo(パケット定額は上限1万円強)、Softbank(料金注意)や海外SIMでのピンポイント利用など、契約の選択が自由だ。他方、EMOBILE Pocket WiFi Sの場合、国内ではEMOBILEしか使えない。
・IDEOSもPocket WiFi Sも、海外ではSIMフリーだ。高額な国際ローミングに頼ったり、SIMフリー携帯を別途購入する必要がなく、到着空港で購入したプリペイドSIMで通話・通信ができる。もちろん、無線LANスポットならば、SIMを使わずともSkypeで通話できる。海外空港の乗継時など、無線電波に気づいたときにヒョイと無料通話できるのは便利だ。
・EMOBILE/Docomo/Softbank SIMでの通信速度(下り最大7.2Mbps)は、十分ビジネスに使える。速度はWiMAXの最大40Mbpsや新型Pocket WiFiの最大21Mbpsに敵わないが、これらはサービスエリアがまだ狭い。b-mobile SIMは、速度は遅いが(300Kbps)、FOMAのサービスエリア全域でつながり、月額2500円でパケ放題+IP電話だ。
・膨大なAndroidアプリを使える。iPhoneの主要アプリはAndroidでも実現しており、Windows Phoneよりはるかに充実している。Andoroid用モバイルサイトも使える(ANA、楽天トラベル、日経新聞電子版等)。GalapagosブラウザのUser Agent変更機能により、i-modeも閲覧できる。Gmail、Google Calendar、Facebook、Operaなどの基本ソフトは使いやすい。Radiko、Podcast、青空文庫、新聞、海外ラジオなどのメディアプレイヤーとしても十分使える。
・別売の大型バッテリー(Mugen Power)は、標準(1200mAh)の3倍強の容量がある(3900mAh)。WiFi接続が12時間にならないとしても、1日の作業には十分だろう。ただし、1万円かかり、厚みも3倍になる。

2-2.IDEOS/PocketWiFiSの短所

・Androidフォンとしてのスペックは価格並みに低い。テザリングやSIMフリーを必要としない人には向かない。EMOBILEが、あえてスマートフォンと呼ばず、Pocket WiFi後継機と位置づけた理由が分かる。
バッテリーが弱い。モバイルWiFiルーターのWiFi接続は元々4時間前後らしいが、Androidスマートフォンとしても酷使すると数時間で切れる。IP電話が可能だが、携帯電話との2台持ちの方が現実的だ。一日持たせるには、USB接続するか、大型バッテリー(Mugen Power)を用意する必要がある。大型バッテリーは、容量3倍ではあるが、高価で重く厚い。
タッチパネルは使いにくい。アプリ一覧をスクロール中に不本意なアプリが起動したり、逆に二度押さないと反応しないこともある。ひらがなのフリック入力は良いが、キーボード入力は指では押し間違いが多く、ローマ字入力は使えない。縮小拡大は、「+」「-」アイコンを押さないといけない。タッチペンは、iPhone用(静電容量式)の導電性シリコンゴム式だが、これを使っても押し間違いや二度押しが発生する。一般携帯電話の抵抗膜式ではないので、硬く細いスタイラスは使えない。
・EMOBILE Pocket WiFi Sを購入する場合、EMOBILE SIMと海外SIMしか使えない。b-mobileでIDEOS本体もSIMも購入する場合、総費用は一番安いが、通信速度は遅い(下り最大300Kbps)。IDEOSでDocomo SIMを使う場合、パケット定額の上限が約2倍になる(1万円強)。Softbank SIMを使う場合、パケット定額が適応されないと、膨大な請求をされるらしい。IDEOSでEMOBILE SIMを使う場合、SIMはEMOBILE本体なしには入手できないので、b-mobile SIMより初期費用が高い。
・b-mobile IDEOSの場合、初期状態では日本語入力もできず、アクセスポイント名の設定や各種アプリのインストールが必要だ。パソコンやスマートフォンの初心者には向かない。
・IDEOS/Pocket WiFi Sでは、iPhoneと異なり、PowerPointのプレゼンテーションはできないようだ。
・モバイルWiFiルーターとしては、下り最大21Mbpsの新型Pocket WiFiや下り最大40MbpsのWiMAXの方が速い(ただし、サービスエリアは限定され、AU HTC EVO WiMAXの月額料金は高い)。IDEOSは下り最大7.2Mbpsなので、新型Pocket WiFiのSIMにはおそらく対応しない。
・海外短期旅行ならば、よほどのヘビーユーザーでない限り、一般の携帯電話の国際ローミングで間に合う。長期出張や留学ならば、もっとバッテリーの持ちの良いSIMフリー携帯を中古購入した方が無難だ。
・IDEOSは、プロセッサーや解像度の性能が低いため、Firefox4、R25、朝日新聞、野村証券など、最新Andoroidアプリのうち正常に機能しないものがある。
・スマートフォン共通の現象だろうが、閲覧できないページがある。Galapagosブラウザ等でUser Agentを変更しないと、携帯用サイトは閲覧できない(Yahoo!や楽天トラベルなど)。

2-3.iPhoneなんかいらない

IDEOS/PocketWiFiSは国際規格のAndroidフォンだ。SIM交換禁止・テザリング禁止という日本特殊な制約がないため、WiFi対応機器や国内外SIMと組み合わせることによって、何倍にも活用できる。最新スマートフォンほど高機能ではないが、本体も通信費も安い。IDEOSの長短所を理解する人には、iPhoneなんかいらない。iPad/PC等との組合せを比較してみよう。

①iPhone/Smartphone + iPad 3G

・Docomo/AUユーザーがiPhone/iPad 3Gを使うためには、Softbankへの変更を強要される。が、家族契約やサービスエリア、通信速度のため、変えるに変えられない人もいる。
・iPhone/SmartphoneとiPad 3Gは、作業はかぶるのに、通信料金が6-7割増になる。他のPC、iPod Touch、ゲーム機等は接続できない。海外では、iPad 3Gなら海外SIMを使えるらしいが、国内iPhone/Smartphoneでは高額な国際ローミングをするしかない。

②携帯電話 + PC/iPad/iPod Touch + モバイルWiFiルーター

・通信をモバイルWiFiルーターに集中できれば、携帯電話パケット定額料をルーター通信料に代替できる。モバイル機器は、iPad、iPod Touch、PC、ゲーム機等、WiFi対応機器を自由に選べる。Softbankと契約せずとも、iPod TouchをiPhone化、iPadを3G化できる。
・しかし、鞄からiPad/iPod Touch/PCと取り出す必要があり、ネット接続時間はWiFiルーターのバッテリー残量にも制約される。海外では、モバイルWiFiルーターは使えず、SIMロック携帯で高額な国際ローミングをするか、SIMフリー携帯を別購入するしかない。


③Docomo/Softbank携帯電話 + IDEOS/PocketWiFiS + PC/iPad/iPod Touch

・IDEOS/PocketWiFiSは、AndroidスマートフォンとモバイルWiFiルーターを兼ねる。メールやWEBは、短時間ならIDEOS/PocketWiFiS、長時間ならPC/iPad/iPod Touchで見られる。
・IDEOSは利用者にSIM選択の自由を許す。たとえば通話を携帯、通信をEMOBILEに集中させれば、携帯パケット料を最小に抑え、EMOBILE通信料で肩代わりできる。b-mobileならば、接続速度は遅いが(最大300Kbps)、Docomo FOMAのサービスエリアでつながり、携帯電話のパケット定額の半額に近い(月額2500円前後でパケット定額)。海外では、IDEOS/PocketWiFiSに現地SIMを差すと、日本と同じ機能が現地価格で使える。海外SIMが通信対応ならば、メールやWEBもIDEOS/PocketWiFiSとPC/iPad/iPod Touchの双方で見られる。
・他方、Softbank iPhoneは、海外SIMをも拒否するので、高額な国際ローミングをするしかない。海外版SIMフリーiPhoneを購入しても良いが、Softbankは定額・割引料金を使わせない。利用者より会社の都合を優先したガラパゴスiPhoneなんかいらない

2-4.結論

・IDEOS/PocketWiFiSは、SIM交換やテザリングを必要とする者には唯一無二の存在だ。iPhoneを初めとする国内スマートフォンはこれを禁止してきたからだ。とくにパソコン/iPadを職場内・出張先・海外で持ち運ぶヘビーユーザーには向く。他方、低機能・低価格であるため、メインの通話・通信手段にするには割り切りが必要だ。せめて携帯電話との2台持ちとバッテリーの予備が現実的だ。
・短期の留学・海外渡航を繰り返す人には、海外でのメイン携帯と国内でのサブ携帯を兼ねることができる。海外向けのスマートフォンは中古でも2万円は下らないが、1年以内の短期海外滞在のために購入するのは抵抗がある。IDEOSは新品を2.5万円(香港の携帯ショップなら2万円以下)で買え、国内でも利用できるので、国内外を総合した費用対効果が大きい。
・国内では、低費用・低速度ならIDEOS+b-mobile SIM、テザリングを頻繁に本格活用するならPocket WiFi S+EMOBILE SIMだろう。他方、テザリングの利用頻度が少ないなら、SIMなしのb-mobile IDEOS本体のみを買っておくのも選択肢だ。Docomo/Softbankスマートフォン1台に作業を集中させ、テザリングが必要なときのみIDEOSにDocomo SIMを入れるなら、2倍のパケット定額上限額(1万円)を払っても、b-mobileやEMOBILEと二重契約するよりも安い。
・私の場合、家族通話の都合でDocomo T-01Aは手放せず、ノートパソコンを職場内でも出張・海外でも常に持ち運ぶ。そこでDocomoを通話専用にして、TRE Mobile Pack Outlet (EMOBILE Pocket WiFi)のEMOBILE SIMをb-mobile IDEOSに差している。Email/WebチェックはIDEOSだけで済ませ、通話とIDEOS電源切れの場合のみT-01Aを使う。本格作業はテザリングでパソコンを使うが、USBケーブルやMugen Powerの3倍容量バッテリーも用意してある。いずれも下り最大7.2Mbpsで接続できるのは、十分に快適だ。WiMAXは、エリア内であるはずの職場で電波障害があるので、選択肢になかった。今後の利用変更も、特定の携帯会社に縛られず柔軟だ。海外では海外SIMを買い、電話とテザリングに併用する。1年後に使用頻度が低ければ、EMOBILE/TREの契約更新をしない。その代わり、携帯電話用に併用するDocomo SIMをピンポイントで使うか、300Kbpsではあるが月額2500円前後でパケット定額のb-mobile SIMを契約する。

3.IDEOS - Androidの基本設定

・b-mobile IDEOSでは、アクセスポイント名や日本語入力アプリも自分で設定する必要がある。

3-1.b-mobile SIM用
・「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク設定」→「アクセスポイント名」→「新規APN」で以下を設定し、「保存」する。
名前:bmobile
APN:dm.jplat.net
ユーザー名:bmobile@sw
パスワード:bmobile

3-2.EMOBILE SIM用
・「設定」→「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク設定」→「アクセスポイント名」→「新規APN」で以下を設定し、「保存」する。
名前:emnet
APN:emb.ne.jp
ユーザー名:em
パスワード:em

3-3. Docomo/Softbank SIM用
・Docomoでは、ダブル定額プランの上限額が通常の約2倍(1万円強)に設定された。
・パケット定額が適応されなければ膨大な請求をされるので、正確な最新情報が不可欠だ。

3-4.日本語入力アプリ等
・日本語入力アプリ: SimejiまたはOpenWnn。
・メール・連絡先・予定表: GmailとGoogle Calendarと同期。
・ブラウザ・ブックマーク: ソシアルブックマークを活用して引越し。FirefoxやOperaに自動同期機能が加わったらしい(未確認)。
・Podcast: Google ReaderにRSSを登録し、BeyondPodで読み込む。
・カメラ: Gmail連絡先にFlickrとFacebookのアップロード用メールアドレスを追加。また、IDEOSで撮影する写真にGPS情報は埋め込めない。
・基本アプリ: Android Market Place, Andronavi, Amazon Appstore for Androidからインストール。
・公衆無線LAN: Yahoo! Premium(346円)加入者のYahoo!無線LAN(+210円/月)、またはワイヤレスゲート+ヨドバシカメラ(380円/月)。主にマクドナルドで利用。複数機の接続可。

4.アクセサリ

・Rasta Banana PocketWiFi S専用反射防止フィルム (\580)
・Sanwa Supply タッチペン for iPhone4 (\980): キーボードの打ち間違いが多いので購入したが、これを使っても打ち間違える。イヤホンジャックで固定する。
・Beseto Mugen Power Lithium Battery (\13,860): バッテリー容量は3倍になるが、厚みも石鹸箱みたいに膨らむ。
・EMOBILE Pocket WiFi S標準バッテリパックPBS31HWZ10
・Eneloop Battery Booster: バッテリー切れが早いので緊急対策に。
電池パックマルチ充電池: 携帯・デジカメの機種を問わず電池パックをクリップではさんで充電する怪しい万能品。
・リュウド折りたたみワイヤレスキーボード: KING JIM ポメラ(370g)と似た使い心地でさらに軽い(129+220g)。



5. Androidアプリ

・Androidアプリは、iPhoneほどエンターテイメント性はないが、日々急増中だ。アプリがブラウザのブックマークに取って代わる。第三者が定番サイトのショートカットを自由に作れるため、公式アプリが最善とは限らない。Androidはアプリを定期更新するため、ファイルサイズの大きいアプリを死蔵していると、通信費・バッテリを消費する
・書籍もWEBも多数あるが、アプリの進化が目まぐるしい上に、他人の推奨はほとんど参考にならない。Android Market Place等で検索しながら、自分で動作とファイルサイズを吟味する。日本語ならAndronaviのランキング、英語ならAndroid Market Placeもチェックする。また、利用アプリをメモしておかないと、初期化時に立ち往生する。私はWindows Phoneからの移行なので納得済だが、携帯からスマートフォンに移行した人は面倒に思うはずだ。
Gmail、Google Calendar/ジョルテ、Facebook、Skype、新聞(アプリ+Opera+Galapagos)、外国語TVニュース(BeyondPod+Reader)、ラジオ(Radiko、TuneIn Radio)、辞書(Google翻訳、Wapedia)、交通・旅行(アプリ+Opera)を活用している(Windows Phone入門参照)。Docomo, McDonald, Lawson, ひかりTV等、ブラウザでの定型作業の多くもAndroidアプリになっている。が、GPS系はまだ使いこなせず、有料アプリ、Mixi、Twitter、携帯メールには手を出していない。モバイル活用法についてはiPadなんかいらないも参照。
・IDEOSは、短時間の情報チェックに向き、長時間の閲覧や入力には向かない。プロセッサが古いため、Firefox4やA-Secureには非対応。解像度が低いため、朝日新聞Catchew、R25、野村証券等の表示が崩れる。IDEOSプレインストールのFMラジオは海外周波数のため、日本のFM周波数が聴けない。雑誌のビューンや電子書籍のGalapagosも非対応。



5-1. ウィジット・壁紙
・プリインストール: ニュースと天気、Youtube。
・Yahoo!トピックス。
・ジョルテ: 予定一覧。本体メモリに置く必要がある。
・毎日新聞。
・検討中: Gmail着信表示ウィジット。

5-2.カスタマイズ・ツール
・プリインストール: Androidマーケット。
ADW Launcher: ランチャー変更設定。IDEOSではしばしばフリーズ。
・Advanced Task Killer: タスクマネージャー。
・AndExplorer: ファイルエクスプローラー。
・andronavi: 公式Android Marketと並ぶAndroidアプリのデータベース。
MySettings: 単純明快な設定で、3G/WiFi/Bluetooth切替など、省電力化。EMOBILE Pocket WiFi Sでプレインストールの「Pocket WiFi ウィジェット」に代替。
Simeji: 日本語入力アプリの定番。OpenWnnでも良い。
・寝るときHome: スリープ時にHomeに。
・ライト: 停電対策。

5-3. 仕事効率化
・プリインストール: Documents to Go (有料、Office文書閲覧)。
・Adobe Reader(公式): PDF閲覧。
Google翻訳(公式): 多言語の簡易辞書。発音までできる。
・QRコードスキャナ: 携帯同様にQRコードを読める。IDEOSでは動作未成功。
Evernote(公式)、Remember the Milk(公式): 話題の仕事管理。使わない。
sorami skydrive: skydrive(Microsoftの25GBの無料オンラインストレージ)を管理Windows Live Mobileをブラウジングした方が、Hotmail、Messanger、グループ文書等を総合管理できる。
・SugarSync(公式): オンラインストレージ。モバイルでPCのバックアップ分を閲覧できる。DropBoxの方が定番。
ジョルテ: Google Calendarと連動。月ごとの予定が一覧できるのがGoogle Calendarより良い。本体メモリに置くとウィジットにもなる。

5-4.通信・ソーシャル
・プリインストール: Facebook(公式), Gmail, Google Reader(Podcast番組をRSS登録しBeyondPodで読み込み)。
・En2ch: 大型掲示板リーダー。
・Galapagos: User Agent変更でi-modeも閲覧可能なブラウザ。cf.みんなのケータイブラウザ(情報の質が低い)。
・Goodle2: 主要ページを分類整理。
Opera Mini: 高速タブブラウザ。個人的にはブラウザNo.1。
Skype(公式): 国際電話・メッセージが便利。3GでもSkype同士の通話は良質。固定・携帯電話との通話は雑音。
・検討中: Twitter・SPモード(使わない)、Delicious、はてなブックマーク(公式)、Flikr等。

5-5.メディア&動画・音楽&オーディオ・写真
・プリインストール: Youtube(公式)はウィジットにもなる。IDEOSプレインストールのFMラジオは海外向けで、国内周波数には対応していない。
BeyondPod: 海外TVニュースに最適。PCのGoogle Readerに登録したPodcast番組のRSSを、Android版Readerと同期し、BeyondPodで読み込む。
Pandra TV(公式)、Ustream(公式)、ニコニコ動画(公式): Podcastの方が内容が厳選され質が高い。Youtubeで十分。
Radiko.jp(公式): 主要AMラジオを対象地域外でも聞ける。ネットラジオではなくリアルタイム。
TuneIn Radio: 国内地方FMラジオや途上国短波ラジオを聞く。韓国KBS(日本語)、Africa No.1(仏語)、France Info(仏語)など。ネットラジオではないが、デジタル音源として公開された音声のみ。cf. Radio France(中途半端)。
・テレビ欄: BSにも対応。
・ひかりTV: 録画予約が可能。

5-6.ニュース&雑誌・天気・ファイナンス
・スマートフォンでの新聞・雑誌閲覧は、無料サイトの速読か、PC/タブレットとの併用になる。
Financial Times(公式)、Le Monde.fr(公式)、読売ニュースリーダー(公式): IDEOSではマーケット検索で出てこない。朝日新聞Catchew(公式)、R25(公式)は、IDEOSでは表示が崩れる。
・L'Expresse(公式): 個人的に仏語週刊誌アプリNo.1。
NYTimes app for phone(公式): ファイルサイズが大きすぎる(10MB)。
Pulse: 英語新聞雑誌(Wall Street Journal, TIME等)の写真付記事のショートカット。記事数が少ない。
・World Newspapers: 海外主要新聞・雑誌のショートカット集。画面下の宣伝が煩いが、ファイルサイズが小さく、世界中を網羅。cf. Les journaux en francais(仏語限定版の妹分)。
Yahoo!トピック: ウィジットにもなる。毎日新聞よりエンタメ・技術系記事に強い。cf. Yahoo!ヘッドライン(起動が遅い)。
ウェザーニュース: 天気予報の定番。プリインストールの「ニュースと天気」の方がファイルサイズが小さい。
日本経済新聞電子版(公式): 配達版+千円でPCとiPhone/Androidの双方で閲覧可能。起動に無駄があり遅い。cf. 2kShimenViewer(非公式): 日経紙面ビューアー(IDEOSでは画面が小さすぎる)。
毎日新聞(公式): ウィジットにもなり、動作が軽い。個人的に日本語新聞アプリNo.1。
ビューン、マガストア(電通): 電子雑誌書店。IDEOS非対応。
Wall Street Journal日本版(公式): 有料なのでヘビーユーザー向けか。

5-7. 書籍&文献・コミック
・スマートフォンは長時間の読書に向かないので、無料サイトの速読か、PC/タブレットとの併用になる。IDEOSのディスプレイは小さいが、短時間の読書なら不可能ではない。Amazon Kindle日本語電子書籍は別記。
Amazon Kindle(公式): Kindleで一度購入した本はどの端末でも読める。米・英・仏・独のAmazonの公式アプリもあるが、日本のAmazon.co.jpのアプリは存在しない。
FBReader: Gutenberg/Feedbooks OPDSから膨大な版権切れ外国語書籍をダウンロードして閲覧する。cf. Aldiko Book Reader(ファイルサイズが大きく起動が遅い)。
・Top Books(NEC/BIGLOBE): Android向け日本語電子書店。購入した書籍はNB Viewerで読む。漫画を1コマずつ再構成する「フレームビュー」は、1話100円と高価だが、画面の小さいIDEOSにも最適化されている。cf. ebiReader(eBook Japan)(ファイルが大きすぎる)。
Wapedia(非公式): Wikipedia(公式)よりも多機能。ウィジットにもなる。
青空文庫ビューアー: 膨大な版権切れ日本語書籍をダウンロードして閲覧する。
デ辞蔵(有料): 辞書アプリの定番。Google翻訳で十分ではないか。
・検討中: Amazon.co.jp系アプリ(検索・バーコード)。

5-8. 交通・旅行&地域
・プリインストール: Googleマップ(公式)。
AccessPointMap: 公衆無線LANアクセスポイントMap。3G回線を使うので無線LANにこだわらない。
ANA Global(公式・国際線)、ANA旅達空間(公式・旅情報)、JAL国内線(公式・国内線)Android対応モバイルサイトの方が高機能。
・Tripadvisor(公式): 国内外ホテル・レストランの口コミ情報。
駅探★乗換案内: 乗換案内の定番。ジョルダンより高機能だが、ファイルサイズが大きい。
・乗換案内(公式): ジョルダンの乗換案内。
・検討中: Google Earth, Google Street View, GPS系各種(使いこなせない)。

5-9. ショッピング・ビジネス
Lawson(公式): クーポン情報。ファイルサイズが大きいので、ブラウジングで十分。
McCoupon(非公式): クーポン。cf. McDonald(公式)(ファイルサイズが非公式アプリの100倍)。
・MyDocomoChecker(公式): Docomo料金確認。Softbankにも同様のソフトがある。
ナビリブ、郵便局ナビ、湯遊ナビ: 図書館・郵便局・サウナの詳細を検索できるが、Googleマップで十分。
・ヤフオク(公式): Yahoo!オークション公式アプリ。モバイルサイトは携帯専用なのでAndroidアプリが便利。
・郵便追跡: 国内すべての宅急便を追跡可能。

5-10.エンターテイメント・スポーツ・健康&フィットネス・医療・教育・ゲーム
・使わない。

6. ブックマーク

・定番サイトには、ショートカットとして公式・非公式のAndroidアプリが用意されているため、Androidブラウザの出番は激減する。ブックマークをつけてブラウザで閲覧するのは、Androidアプリが存在しないマイナーサイトか、Androidアプリが使いにくいサイトだ。モバイルサイトもないPCサイトは、そもそも、出先でスマートフォンを使うほど緊急性がない。
・PCサイトや一部のAndroidアプリよりも、モバイル・携帯サイトの方が軽い。国内モバイルサイトは携帯専用が多いが、一部のショッピングHP・ブログ・掲示板等(FC2系)は、Andoroidでもブラウジングできる。モバイル・PCサイトはOpera Mini、携帯用サイトはGalapagosにブックマーク登録する。

6-1.モバイルサイト

ANA/JAL Mobile(Mobile): 航空券予約購入。モバイルサイトがAndroidに本格対応したため、Androidアプリよりも高機能で使いやすい。
mini asahi.com (Mobile): 朝日新聞の短文記事を読める。公式AndroidアプリはIDEOS非対応。
The Economist Mobile Edition (Mobile英語): 英国経済誌(週刊)の代表。短文記事を読める。
FT Mobile (Mobile英語): 英国経済新聞の代表。やや読みにくいが、記事全文が月に30本まで無料。公式AndroidアプリはIDEOS非対応。
Le Monde Mobile (Mobile仏語): 仏語新聞の代表。短文記事を読める。公式AndroidアプリはIDEOS非対応だが、WorldNewspapersでも読める。
Windows Live Mobile (Mobile): Hotmail, Messanger, SkyDriveが使える。
・楽天市場・楽天トラベル等 (Mobile): ANAマイレージモールはモバイルでは使えない。

6-2.PCサイト

Courrier International (PC仏語): フランス週刊誌(世界の主要新聞記事)。有料で記事全文を読める。Mobileでは重過ぎるが、雑誌全部をPDFでダウンロードできて、PCやKindleで読める。
Le Monde Diplomatique日本版 (PC): フランス論壇誌(月刊)を日本語で
・ANAマイレージモール(PC): 楽天市場・楽天トラベル等の利用でマイル加算。
・図書館HPやEndNoteWeb。

6-3.携帯専用サイト

・AndroidでもブラウザGalapagosならば、User Agentを変更してi-modeサイトを読める。PCサイトよりも軽い。
・My Airdo、Skymark (PC/携帯): 航空券予約購入。
Wall Street Journal日本版 (PC/携帯): 英語経済新聞を日本語で
・Yahoo! Japan (PC/携帯): Yahoo!映画など。Yahoo!トピックスやYahoo!オークションはAndroidアプリが存在する。
・朝鮮日報/中央日報・日本版 (PC/携帯): 韓国新聞を日本語で。

7. Podcast

・Podcastで欧米主要テレビ・ラジオのニュースも視聴できる。iTunesやPC接続は不要だ(iTunesの過干渉は、バックアップを複雑にするので忌避)。パソコンのGoogle ReaderにPodcast番組のRSSを登録しておけば、AndroidのReaderと同期される。それをBeyondPodで読み込む。Streamingでの再生は、素早くスムーズだ。以下の番組は外国語学習にも役立ち、ワンセグより生産的だ。Podcastを活用した英語学習参照。

7-1.標準ニュース
・BBC Global News (Audio): 英国国営局の国際ニュース。29分、昼着信。
 http://downloads.bbc.co.uk/podcasts/worldservice/globalnews/rss.xml
NBC Nightly News with Brian Williams (Video): 米国3大局のニュース、朝着信で便利。
 http://podcast.msnbc.com/audio/podcast/MSNBC-NN-NETCAST-M4V.xml
・MSNBC The Rachel Maddow Show (Video): フランクな語り口のニュース解説。
http://rss.msnbc.msn.com/id/27668917/device/rss/vp/26315908/rss.xml

7-2. 学習用ニュース
CNN Studnet News (Video): ニュースを米国人学生向けに解説。10分、早朝着信。 
 http://rss.cnn.com/services/podcasting/studentnews/rss.xml
VOA Special English (Video): サブタイトル付初歩英語ニュースで学習に最適。スクリプト・サイトもある。週刊。  
 http://www.voanews.com/podcast/videocastxml_local.cfm?id=1316
BBC World News for School (Audio): 途上国の小中学生対象の国際ニュース。演出に躍動感。3分、毎週金曜。
 http://downloads.bbc.co.uk/podcasts/bbc7/wnc/rss.xml

7-3.個性派ニュース
Euro News: No Comment (Video): 解説抜きの動画放映のみ。語学不問でユニーク。朝着信。
 http://feeds.feedburner.com/Euronews-NoComment
・週刊日経トレンディ (Audio): 経済トレンド解説。
 http://trendy.nikkeibp.co.jp/rss/podcast/trendy.rdf

7-4.仏語番組
TF1 Journal de 20H (Video): 仏語ニュースの定番。朝着信。
 http://www.tf1.fr/xml/rss/0,,205,00.xml
・TF1 Journal de 13H (Video): 代表的な仏語ニュース、夜着信。
 http://www.tf1.fr/xml/rss/0,,204,00.xml
・検討中: France Info (Audio)とTV5 (有料Video)はPCだけか?

7-5.趣味番組
セサミストリート(Video):米国子供番組の代名詞。大人にも面白い。
http://www.sesameworkshop.org/podcasts/sesamestreet/rss.xml
・いーふろん亭:若手落語家の登竜門。
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No title

日本のiPhone、iPadは海外で、海外のsimカードをさせばそのまま使えますよ。SIMがかかっているのはあくまでも国内の携帯会社に対してのみ。

iPhone

私はSoftbankユーザーではないので、誤解があればこれから修正します。Softbank iPadでは海外SIMをロックしないというジョブズ・孫の発言報道は聞いたことがありますが、Softbank iPhoneもそうだとは初耳です。
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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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