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発展途上の日本語電子書籍

この記事は元々2010年7月に書かれた。2012年11月時点ではAmazon.co.jpのKindleストアが一番お勧めだろう。楽天Koboや紀伊国屋書店Kinoppyより一日の長がある。


Amazon Kindel DXレビューProject Gutenbergで英書を読むiPadなんかいらないモバイル読書Google Booksの衝撃Amazon Kindleと他メディアの使い分けは別記。

・日本の電子書籍は、品揃えが限定的だし、形式も日本特殊で、システム全体が未成熟だ。これまではシャープのXMDF形式(ブンコビューアー)とボイジャーのドットブック形式(T-Time Viewer)が支配的だった。Sharp GalapagosとSony Readerは、現時点ではXMDFファイルを標準に考えているようだ。しかし、本気で紙媒体を超えようと大規模投資されたAmazon Kindleに比べ、日本語電子書店は、在庫数やシステムを含め、まだ詰めの甘さが目立つ。私個人はKindle、Google、Sonyに期待しているが、2011年は和書と端末の品揃えを見極める時期だと思う。よほど優れた端末でないと、あらゆる面で冊子体に敵わないので、わざわざ電子書籍で買う理由がないからだ。
・現時点で一番実用的な「電子書籍」は、無料の青空文庫(和書)とGutenberg(洋書)、学術雑誌論文PDF、そして「自炊」PDFをPCやモバイル機器で読むことくらいだろう。次いで新聞・雑誌か。加えて、XMDFフォーマットの日本語書籍をPCやiPhone、Windows Phone、携帯等、手持ちのモバイル機器で試す程度で十分だWindows Mobileで使えるのはeBookJapanだけだ。

1.日本規格の電子書籍

eBook Japan: 独自のebi形式。端末はPC、Mac、iPhone、Windows Mobile。メジャー誌の最新コミック中心。一般書籍は少ない。Windows Mobileで使えるのはこれだけなので、後述のように試してみた。
Tsutaya Galapagos: Sharp Galapagos対応で注目。2-3万冊予定。

Space Town Books: XMDF形式。端末はPC、PDA(Pocket PC、Palm)に加え、シャープ製のDocomo、Softbank、Zaurusに対応。iPhoneやWindows Mobileに非対応。Tsutaya Galapagosに発展解消か。
Reader Store: Sony Reader対応で注目。2万冊予定。

電子書店パピレス:のXMDF形式1.5万冊のSony Reader対応注目。他にドットブック形式。PC、MAC、ケータイ4社向け。

・Renta!:パピレスの貸本屋。PC、Mac、iPhone、AU、Softbank向け。Windows Mobile非対応なので品揃えは知らない。
・電子文庫パブリ: ドットブック形式。端末はPC、Mac、PDA、iPhone。
・PDABOOK.JP: ドットブック形式(一部XMDF形式)。端末はPC、Mac、PDA。すぐに購入しないが関心はある本をMyBookShelfに保存できる。
・ビットウェイ・ブックス: ドットブック&XMDF形式。端末はPC、Mac、PDA。
・ウェブの書斎・オンデマンド本(大日本印刷): ドットブック形式。端末はPC、Mac、PDA。新潮社・筑摩書房のオンデマンド本のみ。

2.国際規格の電子書籍

Amazon Kindle: 日本進出に注目。Kindle 3Gは日本語フォント内臓。端末はKindle、PC、Mac、iPhone/iPad。Windows Mobileには非対応。部数が捌けそうな本なら、大衆小説から専門書までカバーする。検索機能やレビュー蓄積はもちろん、システムとして完成度が高い。

Google eBooks: 日本進出と端末に注目。Amazon Kindleの対抗馬になるか。

米国Reader Store: EPUBフォーマット。Sonyの英語電子書店。米国Kindleのライバルだが、日本版との連携は不透明。
iBooks: EPUB形式。端末はiPad、iPhone、iPod Touch。PCやWindows Mobileには非対応なので品揃えは知らない。マルチメディア機のiPadは、バッテリーの持続時間では読書専用機のKindleに劣る。
Barnes & Noble: NookはKindleのライバル。

3.書店以外の電子書籍

青空文庫:Text形式。版権切れの古典日本文学のみ(一部翻訳含む)。日本文学全集として利用価値が大きい。携帯電話や電子書籍リーダーを含め、あらゆる端末で閲覧可能。青キンDirectでPDF化すれば、日本語非対応のKindle端末でも読める。和書では現時点で一番利用価値がある。

Gutenberg:Text、HTML、EPUB、Mobipocket形式等。版権切れの洋書古典文学中心。世界文学全集として利用価値が大きい。和書はない。携帯電話や電子書籍リーダーを含め、あらゆる端末で閲覧可能。洋書では現時点で一番利用価値がある。

論文データベース:研究者が所属図書館経由の論文データベースからダウンロードする学術論文はPDF形式。

「自炊」の電子書籍: 手持ちの書籍・書類を裁断してスキャンで読み込みPDF化する。


4.PC限定の電子書籍

・Yahoo!コミック:Windows PC限定。Windows Mobile非対応。
・楽天ダウンロード:ドットブック&XMDF&EBI形式。PC限定。Windows Mobile非対応。
Google Books:版権切れの本のみ。思いがけない掘り出し物があるが、ランダムで網羅的でない。和書は少ない。

5.eBookJapan

eBookJapanは、日本語電子書籍の使い勝手をWindows Mobileで試せる唯一の選択肢だ。

5-1.特徴
・コミックは、漫画喫茶やBookOff程度。思いついた作家の過半数はある。大手雑誌掲載の最新作中心。古典・名作やマニアックな作品には弱い。
・書籍は、小さな古本店や公民館の図書室程度。思いついた作家のうち1割以下。読みたい本を検索してもヒットしないので、リストの中から無理に読んでも良い本を探す。
・Windows Mobile対応は一部のみ。漫画では多いが、書籍では登録の1/4以下か。良書のほとんどは非対応。

5-2.長所
・Widonws PC、Mac、iPhone、Windows Mobileで、24時間いつでも本を購入し、読書できる。夜中や出先など、買い置いた書籍が手元にないときの暇つぶしには良い。
・保存の場所や処分の手間が不要。エンターテイメント系の軽いコミックの走り読みなど、繰り返し読むことはせず、独後に処分するなら、手軽。
・「この作品を購入した人はこんな作品も購入しています」はAmazonに似て参考になる。
・購入した電子書籍はトランクルームを仲介して、登録した2台の端末にダウンロードして読める(有料なら3台)。ただし、Amazonのように購入リストを半永久的に保存して、複数の端末に無制限にダウンロードすることはできない。

5-3.短所
・価格は印刷版とほとんど変わらない。
・活字のサイズが調整できない。コミックの字は、画面4.1インチのDocomo/東芝T-01Aでは小さすぎる。書籍の字は、快適とは言えないが、ギリギリ読める。画面3.5インチのiPhoneでは、コミックも書籍もさらに読みにくいはず。
・一般書籍は品揃えが少なすぎて使い物にならない。無料の青空文庫の方が読みたい本が揃う。コミックも有名な古典が抜けていたりする。
・検索機能が弱いので、著者リスト、カテゴリ・リスト、または他の読者の購入リストをいちいち表示し、そこから選ぶしかない。Windows Mobile対応の書籍が少ないが、個別説明を開くまで分からない。
・Amazonのように購入済書籍が書棚に並ぶわけではないので、読書管理には使えない。
・すぐに購入はしないが関心はある本を区別して保存できない。

テーマ : 電子書籍
ジャンル : 本・雑誌

tag : eBookJapan Kindle 青空文庫 Gutenberg

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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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