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国際派のウェブサービス - Webservices for global research

外国研究者や留学生は、世界標準のウェブサービスを使うべきでしょう。関心対象、友人網、携帯端末の3点が違うので、純国産サービスに依存しているといつまでも現地適応が進みません。ここでは、Facebook、Delicious、LibraryThing、Gutenberg、Google Books、Picasa、SkyDriveを勧めます。

1.ソシアル・ネットワーキング・サービス(SNS): Facebook

1-1.国内大手はmixiでしょうが、世界標準はFacebookやMySpaceでしょう。
1-2.Facebookのユーザー数は、留学仲間の間でも圧倒的です。本名で登録し、写真の共有など、実生活での友達付き合いを補完します。
1-3.Facebookは、Flickr/Picasa、Delicious、外部ブログ、LibraryThing/Shelfariなど、世界標準のウェブサービスなら何でも連結するプラットフォームになります。このグローバルな開放構造はmixiにもMySpaceにもない利点で、各種の技術進歩にキャッチアップして長期的に付き合えます。また、日本の携帯(i-mode等)には対応しない限り、世界標準の携帯・PDA(Windows Mobile/i-Phone)に対応します。
1-4.mixiのように足跡がないので距離を取れますし、ブログを外部に置けば引越しや改廃も気楽です。

2.ソシアル・ブックマーク(SBM): Delicious

2-0.留学時には、現地調査のために膨大な量のWEB検索をします。現地情報の定番サイトをチェックしつつ、ブックマークに残すことが大切です。留学先・旅先の別のパソコンでも同じ環境を使えるよう、ソシアル・ブックマークが便利です。
2-1.国内大手ははてなブックマークYahoo!ブックマークメディアメーカーでしょうが、世界標準はDeliciousでしょう。
2-2.Deliciousは、自分の研究関心を共有するブックマークを辿り、現地の知識人のフットワークを手早く学ぶのに役立ちます。留学生や海外研究者には必須といえます。はてなブックマーク等では1人しか登録していない海外サイトでも、Deliciousなら何万人も登録しており、グローバルな人気ページが分かります。
2-3.Deliciousは世界標準なので、Facebookにも転載できますし、各種サイトにもロゴを見かけます。日本の携帯(i-mode等)には対応しない代わり、世界標準の携帯・PDA(Windows Mobile/i-Phone)に対応します。
2-4.ただし、日本語ホームページの方が閲覧頻度が高い初学者は、はてなブックマークやYahoo!ブックマークの方が良いかもしれません。フロントページから日本語の読み物を探せること、日本語ページの登録数が多いこと、ログイン名を他サービスと共有し日本語SNSとして活用できることは、Deliciousにないメリットです。i-mode等にも対応するはずです。

3.オンライン文献管理: ZoteroLibraryThing

3-1.留学時には、日本語のみならず海外の専門書・専門論文を読み込みます。海外にない和書は複写を持参したり渡航後に取り寄せられるよう、現地図書館と日本図書館の文献管理も大切です。また、知るぞ知る基本書を見落とさぬために、オンライン書評は有効です。
3-2.国内大手はメディアマーカー、たなぞう、読書マーカー、ブクログ、Socialtunesでしょうが、世界標準の論文研究者用はZotero、EndNote Web、RefWorks、趣味の洋書用はLibraryThing、Shelfari、Goodreadsでしょう。
3-3.Zotero、EndNote Web、RefWorksは、研究者用の文献管理の定番です。雑誌論文やAmazon書籍の検索結果を登録・整理し、執筆中の論文中で引用文献リストを出力できます。日本語論文検索CiNii、Amazon検索、慶應大等の図書館OPAC検索にも対応しました。Zoteroは、データをPCに保存しますが、他2者はデータをWEB上に保存します。Zoteroは無料のFirefoxアドオンですが、EndNote Webは有料ソフトEndNote(100ドル~5万円)のWEB版、RefWorksは有料WEBサービス(年間100ドル)です。しかし、大半の大学図書館はEndNote Web、一部はRefWorksと機関契約しているので、大学図書館の正規利用者IDを持っていれば、自宅でも海外でも利用は無料です。
3-4.LibraryThingやShefariでは、書評共有を組み込んだオンライン本棚です。マニアックな専門書にも読者がいて、各国のAmazonの書誌・レビューも参照できます。LibraryThingは蔵書管理の世界標準なので、Facebookにも転載できます。日本の携帯(i-mode等)には対応しない代わり、世界標準の携帯・PDA(Windows Mobile/i-Phone)に対応します。世界中の書店・図書館から書籍を検索することができます。日米英加仏独のAmzonからはBookmarkletで登録ができます。漢字検索はできませんが、Amazon用Bookmarkletをインストールしたり、ウィッシュリストやリストマニアを読み込んだり、ISBNリストを読み込んだり、直接入力すれば、和書の登録もできます。各国図書館のISBN検索を登録すれば、LibraryThingの登録書籍から各国図書館の蔵書番号を直接検索できます。鈴木重夫氏(竜谷大図書館)のNACSIS-Webcat等の登録に倣い、東大、一橋大、早大、北大、東北大、阪大、神戸大、九大の図書館を登録してみました。留学先の図書館も、自力で登録を試みると良いでしょう。
3-5.メディアマーカーでは、Amazon.co.jpに登録されない専門的な洋書、とくに非英語書籍は検索できません。また、洋書はそもそも読者が少ないので、レビューや読者数が参考になりません。しかし、洋書の使用頻度が低いならば、メディアマーカーの方が万能で手軽でしょう。留学国に関する書籍、音楽CD、映画DVD、ホームページやブログまで、留学準備の諸情報を一括管理できます。前述のソシアル・ブックマークの機能を兼ね備える上に、Amazon.co.jpで取り扱う全カテゴリーを管理できます。高機能を使いこなす苦労も少ないはずです。

4.デジタル化書籍: Google BooksとProject Gutenberg

4-1.版権の切れた書籍のオンライン公開が加速しています。Gutenbergや青空文庫は、ボランティアがタイピングした古典文学が中心です。古い名著ならほぼ必ず見つかるので、趣味の読書に使えます。他方、Googleブックスや国立図書館等は、蔵書をスキャンしています。本の選択はスキャン担当者次第なので、読書用や研究用ではなく検索用です。
4-2.日本の名著なら青空文庫、和訳書ならプロジェクト杉田玄白。ファイルが軽いので携帯電話でも閲覧できます。ただし、杉田玄白よりは原著を探した方が正確でしょう。
4-3.洋書の名著なら、Project GutenbergWikisource。英書だけでなく多言語の名著が網羅されているので、パソコン画面や印刷用紙での読書に抵抗がないなら、利用価値があります。ただし、ボランティアのタイピングに正確さの保証はないので、趣味の読書ならともかく、研究用には原典にあたる必要があります。
4-4.各国図書館は、蔵書の一部をデジタル公開し始めており、海外研究者・留学生の常識です。「こういうものもある」という見本を知るには良いですが、デジタル化の選択基準は図書館の都合によるものなので、実際の研究には足を運ばないといけません。
4-5.日本なら国立国会図書館の近代デジタルライブラリー、国立文書館のデジタルアーカイブズ。海外ならたとえば、フランス国立図書館のGallicaなど。
4-6.Googleブックスは、Google自身や協力図書館がデジタル化した書籍を検索できます。何がヒットするか体系性はありませんが、全文掲載の掘出物があるかもしれないので、マイライブラリ登録は必須でしょう。Lonely Planet社の旅行ガイドやインプレス社の情報処理本など、数年前の準新刊でも全文掲載されることがあります。

5.写真の保存・共有・公開: Flickr Pro

5-1.国内大手はフォト蔵でしょうが、留学仲間とイベント写真を共有する便宜を考えると、世界標準はFlickr(Yahoo)、Picasa(Google)、Facebookでしょう。Flickr Pro(年24.95ドル)かFacebookが総合的に良いように思います。
5-2.留学生は、渡航前に家族・友人の写真をFacebookにアップしたり、SkyDriveに保存しておくと、自己紹介に便利でしょう。また、海外で撮り貯めた写真は、家族・友人への報告にもなりますし、自分の思い出にもなるでしょう。
5-3.Flickrの長所は容量無制限(年24.95ドル)、短所は非ユーザーとの写真共有(米国Yahoo IDが必要)です。オリジナルサイズの画像をバックアップできることと、それをFacebookに自動転送できることも、長所です。なお、このブログでは、FlickrのCreative Commons Licence (Attribution-NonCommercial-ShareAlike Licence)の写真を、撮影者明記・非営利・同一条件許諾という条件を守り、元写真と撮影者へのリンクをつけ、サイズを微修正して使っています。
5-4.Picasa Web Albumの長所は高機能ソフトと写真共有、短所は容量制限でしょう。アルバムは、非ユーザーにも見せることができます。容量は、Gmailと合わせて無料分(1GB)に追加することも可能ですが、Flickrと比べ高価です(40GB/75ドル)。Facebookに自動転送する設定も可能です。
5-5.Facebookの長所は容量無制限(無料)とユーザー数、短所はダウンロードです。友人との記念写真の共有に特化しているので、自慢の芸術写真を一般公開したい人には不向きです。ファイルサイズは縮小保存され、エクスポート機能も弱いので、バックアップには使えないようです。タグは友人名のみですが、非ユーザーでもタグをつけた写真だけは見せることができます。
5-6.動画の保存・共有・公開はYoutubeが定番ですが、Flickr、Picasa、Facebookでも動画を扱えます。

6.オンライン・ストレージ: SkyDrive

6-1.留学時には、すべてのファイルのバックアップを、オンラインとDVDに取っておきましょう。重要な紙書類や運びきれない参考図書も、スキャナやデジカメで画像ファイル化しておきましょう。オンライン・ストレージでは、留学仲間とファイル共有することもできます。
6-2.Windows LiveのSkyDriveは、無料で25GB使えるのが最大の長所です。Officeドキュメント共有ならGoogle Group、写真公開ならFlickrなども無料です。
6-3.ハードディスクのバックアップ用には、有料サービスも選択肢です。バックアップ専用ならNorton Backup(6,480円/年)、ファイル共有なら100GBのquanp(980円/月)、同期機能なら100GBのDropbox(199ドル/年)でしょうか。


7.その他
Remember the Milk: To Do管理
Kwout: WEB画像引用。写真中のリンクをクリックすると各オリジナルページに飛ぶ点がウェブ魚拓より優れている。

※WEB2.0は日進月歩で、書籍が最新情報を網羅的に捉えることは不可能ですが、以下はメジャーなウェブサービスを紹介しています。
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テーマ : Webサービス
ジャンル : コンピュータ

tag : ウェブサービス SNS Facebook ブックマーク Delicious 書棚 LibraryThing Googleブック検索 Gutenberg

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terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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