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日本語書籍を海外に持参すべきか

日本語書籍は原則として留学や旅行には持参せず、何でも現地調達を原則に身軽に行くのが一番です。自他の先例を見ても、関心は留学中に大きく変わっていくので、専門書を持参してもまず読む機会はなく、お守り程度の役にしかたちません。必要が生じたときにネットで取り寄せるのが一番です。持参するなら、現地で処分する前提でいる方が良いでしょう。

1-1.良質なガイドブック・旅行エッセイ・滞在記・サブカルチャー本は、参考になります。良質な旅行エッセイ・滞在記は、著者に対抗心をもって読むと、刺激になります。留学国のサブカルチャーに関する本は、音楽・料理・趣味等、自分の専門外の領域に新発見があります。とくに文庫・新書なら運搬も処分も気楽です。
1-2.留学の準備課題でも前述したように、「①政治・経済・文化・歴史の専門書・入門書・事典、②旅行記・体験記・グルメ・サブカルチャー等のエッセイ・ルポルタージュ、③その国の作家による/その国を舞台とした小説・音楽CD・映画DVD等、④旅行・留学・海外生活のガイドブックの4部門から最低1点」を選ぶのも生産的です。


2.留学国の中世以前の古典文学は、日本語の文庫本で持参しても良いでしょう(岩波文庫、筑摩文庫)。聖書、コーラン、ホメロス、エッダ、ラーマーヤナ、漢詩など。古典の知識を持っていると、本や絵画での引用が理解できるようになります。また、日本でも欧米でも要約版しか読まれなくなっているので、翻訳でも原典を読んでいると、教養人として友人達の見る目が変わります。


3.留学国の政治・経済・文化・歴史を解説した専門書・事典類は、初心者には便利でしょう。たとえば、明石書店の『現代XXを知るためのXX章』シリーズは、最新の各国事情をまとめており、必須文献でしょう。また、自分の専門の理論や調査に役立つ文献も必要かもしれません。ただし、外国語の読解力に不自由なければ、外国語の専門書を現地購入した方が良いのは言うまでもありません。


4.日本語書籍は、留学中に外国語に疲れたときのオアシスのような存在なので、両刃の剣です。柔らかい本に溺れるのは避け、あえて硬い本(たとえば古典文学や哲学書)を厳選するのは一策です。日本では完読できなかった面倒な本も、海外で他に読むものがないと、最後まで読めて意外な面白さを発見したりします。現代書館の『ザ・XXX全一冊』シリーズは個人全集を一冊に縮小印刷したものです。


5.日本語文献がないとどうしても不安なら、デジカメを活用しましょう。渡航前に日本で、専門書・事典類の必要ページを大量にデジカメ撮影すれば良いのです(自己利用限定)。海外旅行では、厚いガイドブックをバラバラに解体して使い捨てにする人もいますが、デジカメを活用すればもっとスマートです。また、安心のために、家族がすぐに発送できるように送付用書籍をダンボールに梱包しておいたり(発送しないで終わるでしょう)、自分の本棚の背表紙をデジカメ撮影しておくのも一策です。

6.古典書の多くは、オンラインでも公開されていますので、購入・持参の前に確認しましょう。

6-1.日本の古典文学なら青空文庫
6-2.Googleブック検索で一部あるいは全文が掲載されている本もあります。
6-3.明治・大正期の国立図書館蔵書の一部なら、近代デジタルライブラリー
6-4. アマチュア和訳書ならプロジェクト杉田玄白
6-5.洋書ならProject GutenbergWikisource

7-1.留学準備から留学中も一貫して、文献リストをWEB上に作っておくことを勧めます。研究論文のための専門文献、留学中の講義課題のための教科書・参考書、趣味・生活・旅行の一般書・小説・CD・DVD等を、一括管理するのです。リストさえあれば、留学先でも日本でも、図書館借出、書店購入、論文引用が簡単です。

7-2.和書・CD・WEBを一括管理するならメディアマーカー、反響が欲しければAmazonほしい物リストAmazonリストマニア!、洋書が多ければLibraryThingが良いでしょう。雑誌論文を扱う研究者なら、EndNote WebRefWorks(100ドル/年)がデファクトスタンダードです。有料なので、まず母校と留学先の図書館を通して無料利用できないか、確認しましょう。

7-3.2ヶ国を往復する留学生にとっては、文献リストをWEB上に作る習慣は大切です。母校の図書館で借りられる本、留学先の図書館で借りられる本、Amazonでいずれ注文すべき本を一覧し、準備期、留学中、そして帰国後に、計画的に調整できます。なお同時に、メディアマーカーはてなブックマークDelicious等、WEBブックマークを作る習慣も大切です。
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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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