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旅・留学・出張の持ち物リスト

※海外旅行・留学・出張の持ち物について、チェックリストを挙げる。
現場志向で全世界へ飛ぶ旅行者・留学生・研究者向き。パックツアーや贅沢出張は対象外。
※次に各項目について解説するが、ハイライトを太字にしておく。

1.収納用品
1-1. バックパック/ソフトキャリー。
1-2. サブバッグ、百円折畳ナイロンバッグ。
1-3. ダイヤル錠x2。

A.機内持込

2. 貴重品
2-1. セキュリティポーチ 【パスポート&入国ビザ&イエローカード、国際キャッシュカード、現金100-300ドル】。
2-2. メイン財布 【メイン・クレジットカード、現地通貨100ドル相当以下、国際学生証・身分証、証明書写真x4、英語名刺】。
2-3. サブ財布 【サブ・クレジットカード、現金1万円以下、自宅鍵、海外旅行保険証&小冊子、NTTテレフォンカード】。百円小銭入またはチャック付ポリ袋(名刺大)。
2-4. 名刺ケース【英語名刺予備、図書館証等】。
2-5. 重要書類ファイル 【Eチケット、国際免許証、指導教員/国内図書館長から海外図書館への紹介状、訪問先資料等】。

3.精密機器
3-1. パソコンケース 【パソコン&電源コード、セキュリティスロットパーツ&ワイヤー&ダイヤル錠、Skype用ヘッドフォンマイク】。
3-2. 携帯電話&充電コード、腕時計。
3-3. 百円メッシュ袋 【デジタルカメラ、携帯型音楽プレイヤー、電子辞書、SDカードx3&ケース、USBメモリ、目覚し時計】。
3-4. 百円メッシュ袋 【マルチ電源プラグ変換アダプター、電源タップ/Moenegallet、単3形Eneloop8本&Eneloop急速充電器&電池ケース、単3形リチウム電池Enegizer4本】・・・預け手荷物用。

B. 預け手荷物

4. 洗面用具・薬
4-1. 百円詰替アルミボトル 【正露丸】、風邪薬、アスピリン、花粉症薬・酔い止め等。
4-2. 百円透明ポーチ 【マスク、喉スプレー、リップクリーム、歯ブラシ&百円キャップ、デンタルピック、ライター】・・・機内持込用。
4-4. 百円ポーチ 【シャンプー・化粧品&百円詰替ボトル、髭剃り&シェービングクリーム/衛生用品、オードトワレ&百円ガラスアトマイザー、石鹸(現地調達)&百円チャック付ポリ袋、かゆみ止め、伴創膏・麺棒&チャック付きポリ小袋、爪切、日焼け止め、クシ】。

5. 日常用品
5-1. 百円メッシュ袋 【小型ナイフ、スプーン、ヘッドライト。洗濯石鹸小袋、百円飴/シール、ティッシュ(現地調達可)、細引き10m、安全ピンx3、輪ゴムx5】。
5-2. 百円CDケース&ポリ袋 【蚊取線香&線香立て】、ポリ袋【虫除けスプレー】。
5-3. 折畳傘。百円チャック付ポリ袋各種。

6. 書類・書籍・文房具
6-1. A6メッシュ袋【ミニ4色ペン、手帳、住所録、絵葉書&切手(現地調達)】・・・機内持込用。
6-2. ペンケース【マルチペン、蛍光ペン、付箋フラッグ、ハサミ、スティック糊、薄型ステープラー、ダブルクリップx5】
6-3. A4ファイル【パスポート・海外旅行保険証・Eチケット・諸証明書のコピー、レターヘッド付便箋、角2封筒&洋1封筒x10】。
6-4. 家族写真アルバム、故郷絵葉書
6-5. 書籍(ガイドブック・会話集、専門書)、文庫・新書(各国事情・歴史書・滞在記)・・・一部機内持込に。

7. 衣類
7-1. 薄手綿入ジャケット、化繊パンツ、百円巾着袋 【パジャマ兼用化繊長袖Tシャツ、パジャマ兼用薄手パンツ】、百円洗濯ネット 【化繊半袖Tシャツ・化繊下着パンツ・混紡靴下x3組】・・・下着1組のみ機内持込に。
7-2. 靴、サンダル、帽子、手袋、水着&ゴーグル。
7-3. 手ぬぐい・・・機内持込用。
7-4. (フォーマル) 化繊スーツ、3百円フレーム付衣料ケース 【ノンアイロンワイシャツx2】、ネクタイ&ネクタイ収納ケース。
7-5. (アウトドア) トレッキングシューズ、ゴアテックス製レインジャケット&パンツ、パックカバー、サバイバルシート、コンパス、ホイッスル。

荷作りのコツ留学用の別送品・現地購入品不要なものリスト100円の旅行用品は別記した。一連のリストは2009年5月に作成されたが、2012年も順次更新する。
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テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

旅・留学・出張の持ち物 - 1.収納用品

1.収納用品
1-1.バックパック/キャリーバッグ。
1-2.サブバッグ、百円折畳ナイロンバッグ。


1. キャリーバックかバックパックか?

・都心部や先進国の鉄道移動のみならキャリーバッグ、田舎や途上国の徒歩・バス移動ならバックパックが良い。また、バッグキャリーは、書籍・書類など、型崩れさせたくない重いものに適しているが、バックパックは貧乏旅行者の象徴なので、物売りに狙われにくい。他方、60L以上の大型スーツケースは、国内旅行に使い回せないし、収納にも困る。
・荷物は階段を担いで駆け上れる10㎏以内に止め、他は割愛するか郵便で別送するべきだ。機内持込の可否も選択基準だ。機内持込の上限(3辺合計115㎝)は、キャリーバッグなら35L以下、バックパックなら30L以下だろう。サイズの選択は、手持ちの荷物を45Lのゴミ袋に入れてみると見当がつく。
・60-70Lの荷物を持つ場合、書籍・書類はキャリーバッグ、衣類・雑貨はバックパックと、機内持ち込み可能な30-35L級の2つに分けた方が合理的だ。1往復だけのために60-70L級の大型鞄を購入するより、1泊旅行から長期旅行まで柔軟だ。キャリーバッグの上にバックパックを乗せて引くこともできる。長期留学・転勤など、100L近い荷物を持つ場合、バックパックのみ60L級にすると良い。キャリーバッグと違いバックパックは、使わないときに折り畳めるからだ。



2. バックパックの選び方

・バックパックは、分厚く立体的な肩紐・腰ベルトを持ち、位置調整を細かくできるなど、背負う機能に特化したシンプルなアルパインパックが良い。ポケット等の過剰な装飾がない方が軽く使いやすい。外見優先の安物は、肩・腰回りが薄すぎる。体格との相性が大きいので、一度、登山用品店で本物の登山用を試着した方が良い。
・旅行兼用のジップ開閉式ならば、ジップ金具にダイヤル錠を通して施錠できる。他方、登山用の雨蓋可動式ならば、本体と切り離された雨蓋をベルトで上下に伸縮できるため、容量を自在に増減できる。後者は施錠しない前提だが、Cropsのワイヤーロック(別記)で工夫すれば施錠できる。
・サイズは、機内持ち込み可能な30Lが、一番使う機会が多い。これとデイパックだけで1ヶ月以上を旅するベテランもいる。他方、預け荷物にするなら50-60Lが、1ヶ月以上の長期旅行にも一般的なサイズだろう。登山でも50-55Lが、テント・寝袋等を持ち運ぶか否かの境界だ。街歩き用には別にデイパックを用意するが、バックパックを背負った上で、腹側にデイパックを抱えるバックパッカーも多い。
・パックカバーは、トレッキングするならレインウェアと同様に必須だが、街中なら豪雨の中を長時間歩かないし傘も使うので不要。その代わり防水スプレーをよくかけておき、濡れて困るものはビニール袋や防水袋に入れる習慣にする。90Lゴミ袋を1枚用意しておき、いざというときに中身あるいは外側を包むのも一策だ。

南インド・オーロヴィル村を担いで走破した高校山岳部以来のバックパック(著者撮影、2008年3月)
インド・オーロヴィルを走破したバックパックと自転車

3. バックパックの実例

・良いバックパックは10年以上使える。私は一気室60Lのアルパインパックを、高校山岳部時代から30ヶ国以上、酷使した(上記写真)。雨蓋可動式なので、鍵こそかけられないが、容量が自在に増減する。最近のモデルでは、TATONKA Expedition Lightが似ている。ロンドンでは英語書籍を50㎏近く担いで移動した。ハノイからは木工椅子を丸ごとザックに入れて持ち帰った。パリ市内の引越しでは、登山用の大鍋を亀甲縛りにする要領で、電子レンジを外側に縛り付けて運んだ。両手が自由だからこそ、ベトナムのバイクタクシーやカンボジアの船の屋上席も利用できた。インド・オーロヴィル村滞在時は、自転車を借りきって、1時間離れたポンディシェリ市街まで毎日走った。途上国の空港や中央駅ではタクシー等が押し寄せ取り囲まれるが、バックパッカーだからこそ振り切れた。荷物が重いと疲れるのは事実だが、バックパックでは先進国でも行動範囲が広がる。
・今はDeuter Traveler60(Deuter Transit50/65)を愛用する。肩紐・腰ベルトは、他社製品と比べ一切妥協なく立体的で分厚いが、飛行機搭乗時にファスナーでしまうことができる。パソコンを入れて施錠できる点はビジネスバッグ、フレームと肩回りは本格派登山用という異色な折衷形だ。スーツ・パソコン・一眼レフ・書籍・書類・土産など、いつも「余計なもの」まで持ち運ぶため60Lにした。ラオスで座礁した船をメコン河中に下りて押したり、カンボジアで20㎏弱を背負って自転車を漕いだり、ベトナムからゴルフバッグ大の金属フレームを束ねて担いで帰ったり、かなりの無理にも耐えている。

4. キャリーバッグの選び方 

・キャリーバッグは、内寸はA3サイズが入り、かつ、外寸が機内持込サイズ(内寸42x30cm以上、外寸3辺115cm以内)であると、国内1泊旅行にも使い回せる。2010年頃からポリカーボネート製でファスナー式のキャリーバッグが支配的になった。布製のソフトキャリーよりも軽く丈夫で、かつ、貴重品を入れても切り裂かれにくい。
・サブバッグは、ハンドルに通すベルトがついているショルダーバッグを選べば、キャリーバッグと一体化できる。機内持込サイズを越える荷物は、バックパックの方を大型化した方が良い。
・しかし、車輪は必ず磨耗する消耗品なので、旅先の故障は地獄だった。ビエンチャン空港で乱暴な扱いを受けたり、デリーの悪路やイスタンブールの石畳をひきずると、車輪が壊れた。先進国でも鉄道駅は階段が多く、パリ地下鉄のエスカレーターは頻繁に故障する。
・Eagle Creek Switchback等の車輪と肩紐がついた3wayは、中途半端だと思う。車輪は重く故障しやすいし、肩紐も中途半端で、何より高価格だ。良質なアルパインパックとキャリーバッグを別々に安く買って、旅先ごとに使い分けた方が、長く万能に使えるはずだ。

5. サブバッグの選び方 

・サブバッグは、施錠できること、肩掛け式であること、メインの鞄と相性が良いことが条件だ。財布・パソコン・デジカメ等の貴重品・精密機器を入れ、飛行機内に持ち込んだり、単独で街歩きに使ったりする。とくに財布は、バッグの内側でチェーンや紐で結びつけると、落下・盗難防止になる。
・メインがソフトキャリーなら、ハンドルに装着できるショルダーバッグが適当だろう。トレッキングするならデイパックだろう。が、豪雨の中、パックカバーが薄過ぎたせいで、中身が水浸しになったことがある。Deuter TransitやTN-980は、サブバッグが着脱式なので、移動時の荷物がひとつになる(前述)。
・荷物は、飛行機搭乗時以外、できるだけひとつにまとめた方が良い。荷物を3つにしたり、両手をふさいでしまっては危険だ。バックパックを背に、デイパックを腹に抱えるバックパッカーも多い。が、バックパックに入りきらない大きな荷物は、細引き紐で縛りつけても良い。セネガルやマダガスカルで大きな弦楽器を購入したときは、現地購入の布で包み細引きで縛って肩紐を作った。
・他に、荷物が増えたときの予備に、百円の折畳ナイロンバッグや手持ちのエコバックを常備すると便利だ。が、土産を買わない人なら現地調達のレジ袋でもどうにかなる。
ウェストポーチは日本人観光客の象徴で、貴重品の存在をアピールしてしまうので勧めない。

6. 機内持込か預け荷物か?

旅・留学・出張の持ち物リストでは、飛行機搭乗時に機内に持ち込むか預けるかを区別したが、状況に応じて柔軟に調整した方が良い。

6-1. 基本的に預け荷物だが、重過ぎなければ飛行機内に持込む

1-2. 百円折畳ナイロンバッグ
1-3. ダイヤル錠。
5-4. 折畳傘。
6-5. 書籍(ガイドブック・会話集、専門書)。
7-1. 薄手綿入ジャケット、替下着。
7-4. (フォーマル) スーツ。


・長旅・乗換での疲れを軽減するには、機内持込はできるだけ小さく軽く、ひとつにまとめた方が良い。
・他方、預け荷物が紛失する可能性を想定し、到着直後の一夜が過ごせるように最低限の着替え等を機内持込した方が良い。実際、コンゴやマダガスカルでは預け荷物の受取に1週間近くかかった。
・夏の熱帯地でも、飛行機の機内は冷えるため、綿入ジャケットは必須。スーツは着て飛行機に乗り込み、上の棚に仕舞うのが無難。

6-2. 基本的に機内持込だが、紛失リスクを覚悟できれば預けても良い

1-3. ダイヤル錠。
2-3. サブ財布。
3-3. 携帯電話&充電コード。
3-4. 百円メッシュ袋 【デジタルカメラ、携帯型音楽プレイヤー、電子辞書、SDカードx3&ケース、USBメモリ、目覚し時計】。
6-2. 名刺ケース【英語名刺予備、図書館証等】。
7-4. (フォーマル) スーツ。


・飛行機搭乗時は、荷物をできるだけ預けた方が身軽だ。その代わり、紛失・破損しても被害の少ないものに限定し、壊れやすいものは衣類、濡れては困るものはポリ袋で包み、鞄を施錠する。実際、陶器や木製品は破損したことがある。
・盗難・紛失に備え、財布と名刺はメインとサブをサブバッグとバックパック・ソフトキャリーに振り分け、リスク分散した方が良い。
・スーツを預け荷物に入れると楽だが、皺は避けられない。

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旅・留学・出張の持ち物 - 1.収納用品: セキュリティ用品

1.収納用品
1-3.ダイヤル錠x2。


1. ダイヤル錠とワイヤー

錠は信頼できるメーカー品のダイヤル錠が良い。百円錠は、ダイヤルが回らなくなり、専門業者に糸鋸で切断してもらったことがある。錠とワイヤーは別々の方が安くて応用性が高い。が、Cropsの一体型ワイヤーロック(2,310円)は、ワイヤーの長さを絞り込めるのが長所だ。ホテルや学生寮内では、T/Cやデジカメ等をサブバッグやソフトキャリーに入れて、金庫代わりに施錠することもあるので、メインかサブのいずれかで施錠できる鞄はあった方が良い。



2. 預け手荷物の施錠

飛行機の預け手荷物は紛失や破損を前提に、貴重品を入れないことが前提だ。実際、シンガポール航空のパリ・シンガポール間、ケニア航空のナイロビ・ルブンバシ間、タイ航空・南アフリカ航空のアンタナナリボ・関空間で、預け荷物が3-7日間、行方不明になったことがある。配送まで日常品を買い足す必要があったし、タイ航空では荷物が破損したが、免責事項だと何も補償されなかった。あえて施錠しない方が、鞄が戻ってくると考える人もいる。逆にインドの荷物預り所では、施錠していない荷物を拒否することがある。また、米国便で預け手荷物に施錠するならTSA認定錠のみだ。

3. ホテル・寮での施錠

ホテル等の自室での盗難は非常に多く、抗議しても戻ってこない。私は寮仲間や掃除のおばさんが頻繁に出入りする学生寮に7年も住み、バックパックにパソコンを入れて世界中の安宿に泊まってきた。路駐自転車を盗まれたことはあるが、貴重品の盗難に合ったことは一度もない。実際は、狙いを定めたプロから貴重品を守れるような盗難対策は存在しない。しかし、盗難への警戒心をアピールできれば、少なくとも、出来心の犯罪を抑制したり、ターゲットに選ばれにくくなる。寮やホテルでも毎朝、自室を出る前に必ず貴重品を整理し直し、鞄や引き出しや箪笥に鍵をかける習慣こそが大切だ。きちんと盗難対策しておくことは、決して不信感による無礼ではない。部屋を掃除してくれたり荷物を預かってくれる人に対し、「あなたに盗みの疑いはかけないよ」と安心させる礼儀なのだ。鞄を閉めず、中身を机上やベッド上に散らかしたまま、外出するのは論外だ。

ホテルに初めて案内されたら、まず箪笥をチェックするのが鉄則だ。そして自室を離れるときは常に以下のように対策する。

①箪笥も取っ手も丈夫ならば、鞄を箪笥に入れた上で、ワイヤーで取っ手をグルグル巻きにして、ダイヤル錠で箪笥ごと施錠する。
②箪笥内に丈夫なポール等があれば、貴重品を施錠できる鞄に入れ、その鞄をポール等にワイヤーで結束して、ダイヤル錠で施錠する。
③鞄が施錠できなかったり、箪笥内に丈夫なポール等がない場合、せめてパソコンだけはセキュリティ・スロット・パーツで施錠した上で鞄の中に隠し、そのワイヤーを室内の大型家具に結束する。


4. パソコンの施錠

パソコンは、図書館はもちろん、自室の机上や鞄の中でも、ダイヤル錠&ワイヤーとセキュリティスロットパーツで施錠するの常識だ。布製の鞄は完全には施錠できないので、ダイヤル錠とワイヤーは、鞄用とパソコン用の2組あった方が良い。箪笥を丸ごと施錠したり、施錠した鞄を箪笥内のポールに結束することが多いので、ダイヤル錠やワイヤーとセキュリティスロットパーツとは一体型でない方が良い。サンワサプライSLE-13PやBUFFALO BSQPS01Aは、マウスや電源コードもロックできる。

5. 危険例

ドミトリーでは、パソコン持参者は少数派なので、人目に触れると周囲から浮く。ホーチミンの安ホテルでは、荷物保管室や預り証がなく、預けた荷物をロビーに放置される。チュニスのユースホステルでは、部屋の鍵は無人の机の上に並べられ、誰でも持って行ける。マルセイユでは従業員の友人のたまり場だった。ヴァラナシやのホテルは従業員が本業より怪しい小銭稼ぎに熱心だ。ダカールでは部屋の鍵が壊れて閉まらなかった。マラッカの長距離バスでは、荷物を屋根から放り投げる乱暴さ。ボストン空港では、預け手荷物を開けた形跡があった。シンガポール空港では、鞄が行方不明になり、翌日に地元業者が半開きで配達してきた。コンゴ民主共和国のルブンバシ空港では、ケニア航空の預け荷物が、次の便の3日後まで届かなかった。マダガスカルからの帰国では、タイ航空の預け荷物が行方不明になった上に、壊れて届いた。シェムリアップでは、船の屋根に乗せられた米国人客2人が鞄ごと、ワニのいる濁水に落下した。ラオス国境では船が座礁し、乗客全員がメコン川に飛び込んで船を押した。プノンペンからの帰宅直後、ハードディスクが飛び、専門業者がパソコン本体を犠牲にデータを救出した。

6. 防犯例

ハノイやシェムリアップ、バンコクの中級ホテルでは、パソコンや貴重品をフロントのセキュリティーボックスに預けた。客とホテルが1本ずつ鍵を持つ方式のセキュリティボックスは信頼できる。プノンペンの中級ホテルでは、室内に金庫があった。カサブランカの貸アパートやプノンペンの中級ホテルでは、パソコンをワイヤー&錠で金属製ベッドに結びつけた。デリーやアンタナナリボの安ホテルでは、鞄ごと観音開きの箪笥に入れ、取手をワイヤー&錠で縛った。アルジェの安ホテルの荷物保管室では、施錠済み鞄をワイヤー&錠で棚と2つめのザックに縛った(安宿の荷物保管室では、引換証も渡さず出入りを管理しない)。インドの保管所では、施錠されていない鞄を拒否する(逆に米国空港は、TSA錠以外で施錠した鞄を拒否する)。宿や荷物保管所を信用できない場合、パソコンを持ち歩く。

7. モバイル機器の施錠

①施錠可能なデジカメケースに本体を入れれば、ケースごとダイヤル錠とワイヤーで施錠できる。ファスナーのつまみが2つあり、錠を差し込めるサイズの穴が開いていれば、一応施錠できる。ここに普段使わないドル・円紙幣を金庫代わりに入れ、鞄内部や引出しに錠とワイヤーで固定しておくこともできる。簡単に壊せるが、面倒だと思わせる心理効果はあるはずだ。

②携帯電話のストラップホールにワイヤーで自作した防犯リングを直接、半永久的に取り付けたことがある。リングは、ワイヤー5cm分(10円@東急ハンズ)を切り売りしてもらい、オーバルスリーブ(百円@東急ハンズ)をペンチで潰して結束した。リングには普段はストラップをつけているが、そこにワイヤーを通せば家具や配管等に絡めてダイヤル錠で施錠できる。ただし、オーバルスリーブを強引に引き抜かれる危険はゼロではない。デジカメ等、ストラップホールのあるすべてのモバイル機器に同じ対策ができ、国内のカプセルホテルやネットカフェ等でも有効だ。マウスもロックできるパソコン用セキュリティスロットパーツ(前述)を使えば、電源コードもマウス用の穴に通して施錠できる。

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旅・留学・出張の持ち物 - 2.貴重品(2):保険その他

2.貴重品(2)

5. 貴重品の分散管理

・貴重品持参の原則は3点。

①凝りすぎず明快な優先順位で分散管理する。優先順位は、セキュリティポーチ(パスポート、国際キャッシュカード、米ドル)、メイン財布(メイン・クレジットカード、現地通貨)、サブ財布(サブ・クレジットカード、日本円、自宅鍵)の順だろう。セキュリティポーチは最優先、メイン財布は普段使い、サブ財布は予備に秘蔵する。分散に凝りすぎると、逆に個々の管理が甘くなるし、自分でも忘れたりする。

②分散方法は自分なりのルールで変える。セキュリティポーチを肌身につけ、メイン財布はサブバッグで持ち運び、サブ財布は自室内で施錠したバックパック/ソフトキャリーの底に入れっぱなしにするのが基本だろう。寝台車・長距離バス・ドミトリーの就寝時は、置き引きやスリに備え、セキュリティポーチにクレジットカード・キャッシュカード・高額紙幣等を集中させて肌身につける。留学の日常生活時は、セキュリティポーチとサブ財布を束ねて鍵付の引き出しに仕舞う。チケットケースは、厳密には貴重品ではないが、使わないときはサブ財布と一緒に鞄の底に入れっぱなしにする。

③盗難・紛失時の対応をシミュレーションしておく。カードと現金は3組に分けて3ヶ所に分散すべきだ。加えて、クレジットカード・キャッシュカード・海外旅行保険の緊急電話番号は、手帳に記入すると同時に、携帯電話やWebmailの電話帳にも登録しておく。パスポート番号、クレジットカード番号+期限、キャッシュカード番号、海外旅行保険証番号、T/C番号、Eチケットは、手帳にもメモしておく。


途上国での日常の買物・食事・散歩では、20ドル相当の現地通貨だけを、低額紙幣の順に束ねてポケットに入れ、手ぶらかレジ袋だけで外出する。クレジットカードや高額紙幣の入ったメイン財布は持参すべきでないし、人前で鞄から取り出すのはスリや強盗の標的になる。万一、強盗に合ったときは、ポケット内の20ドル相当を丸ごと無抵抗で差し出す。ちなみに、賄賂をせびる汚職警官・軍人は強盗より面倒な相手だが、早く解放して欲しいときの最高額も20ドル相当が相場(自分にまったく非がないと粘るつもりならば1ドル相当が現地人相場)と言われる。

6. 海外旅行保険

海外旅行保険は留学にも旅行にも必須だ。3ヶ月以上の留学・滞在では全期間分の海外旅行保険または留学保険に加入するべきだ。クレジットカード付帯の海外旅行保険は3ヶ月以内の短期旅行専用だ。4か月目からの保険延長はできないし、無保険状態は危険だ。1年以上の長期契約は難しくなっているが、留学中断時の保険料払い戻しも可能なので、1年ごとの更新より有利だ。延長・更新は、保険期間内に家族に代行してもらう必要がある。前年の請求回数や請求額が多いと延長が拒否されるらしいので、無駄遣いをしてはいけない。新規加入には本人が帰国するしかないようだ。
・購入は、自分自身で取捨選択できるフリープランがあるか、保険代理店に相談するべきだ。扶養家族がいない独身者や生命保険の加入者の場合、死亡保険金はゼロに近くても良い。他方、治療・救援費用は一番重要なので、先進国なら1000万円確保したい。賠償責任は、自動車運転事故が対象外なので5000万円か。携行品損害は10万円(中古パソコン程度)。航空機寄託手荷物や航空機遅延は、航空会社の保険もあるのでゼロでも良い。家族に重病人がいるなら緊急一時帰国費用特約を考えても良い。他方、現地に強制加入の保険制度がある場合、海外旅行保険は不要かもしれない。また、途上国の場合、物価に応じて減額できるかもしれない。
海外滞在時の緊急連絡先は、事故・体調不良で思考停止中でもすぐ取り出せるよう、携帯電話や手帳に記録しなくてはならない。
・JCSOS加盟大学の交換留学生なら、東京海上日動東京海上日動・生協版(航空券と同時購入)を勧める。深刻な事故でも、J-TAS(JCSOS Total Assistance Service)を通して、家族が相談・救援したり、大学が支援することが可能になる。
・現地の公的保険に入る場合、海外旅行保険はほぼ不要だ。海外旅行保険では対象外の歯科治療にも対応するのもメリットだ。しかし、以下の留意点があるので、個別事情によって判断が違うだろう。

・現地人並の治療となるため、日本語での相談・手配・通訳等は使えない。
・手術や入院の場合、公立病院の現地庶民向けサービスとなり、外国人・富裕層向け高級病院での高額医療や差額ベッドは対象外になる。
・救援者費用は自費となる。
・国外旅行時には、旅行代理店で航空券購入と同時に、海外旅行保険に加入した方が良い。
・下宿時の賠償責任のためには、別途、住宅保険に加入した方が良い。


・なお、留学生にとって保険は死活問題だ。私はAIUで卒業年限一杯の超長期の保険を組んだが、高額保険料に見合う価値が合った(保険会社としては割に合わないそうだ)。パリ留学中の風邪・花粉症・捻挫等では、通院費・タクシー代が払い戻された(歯科のみ対象外)。扁桃腺入院手術でも保険連絡でキャッシュレス治療ができた(10万円超)。パリで車に撥ねられ救急車で搬送されたときも、ストライキ中の公立病院から、保険手配の高級私立病院(診察1回1万円)に転院できた。自転車盗難では、地元警察で盗難証明を発行してもらい、半額払い戻された。
・3ヶ月以内の海外旅行なら、クレジットカードに付帯する海外旅行保険でも良い。しかし、改正貸金業法(2007-2010年)でカード業界が不況になって以来、旅行代金をカードで支払わないと、旅行保険が適用外になる傾向が加速している。無料カードで保険が自動付帯するカードはほとんどない。カード付帯保険に頼っていた人は、条件の変化に注意しないと気づかぬうちに無保険になってしまう。状況と対策はカード付帯海外旅行保険の危機国際派のクレジットカード選びに別記した。

7. 国際学生証・青年証

国際学生証ISIC(1,430円)は身分証明書代わりになる。インド・ベトナム・ラオスのレンタルサイクル屋やパリ国立文書館はパスポート要求するが、とくに前者に預けるのは怖い。フランスなど外国人の身分証明書携帯が義務付けられる国もある。欧州の鉄道等は、学割ではなく若者割なので、年齢証明の国際青年証IIYTCも有効だ。国際教員証ITICでは、フランスの国立博物館の入館料が無料になることもある。国際免許書も身分証明になる(しかし、留学生・旅行者は車を運転してはいけない)。

8. 財布類

・セキュリティポーチは、ドミトリーや寝台列車での就寝時に肌身につけるなら、首下げ式が基本だろう。また、ケニアやコンゴ民主主義共和国のように、路上強盗が多く、かつ警察のID検問が多い国では、セキュリティポーチにパスポート・カード・非常用現金、ポケットに当座の現金と分散させた方が良い。腰巻き式の愛用者も増えている。肩下げ式もベルト吊り下げ式も試したが、前者はずれやすいし、後者は落下が心配だ。服の外に出すウエストバッグは論外だ。いずれにせよシャツの下につけるので、熱帯地では汗をかく。
・メイン財布は、トラベル用品のチェーン付財布が理想的だが、百円のダイソー・マジックテープ式財布に鎖や紐をつけても良い。国際学生証やドル等を入れた旅行用の財布は、日本で日常的に使っていた財布とは別に分ける方が、各種カード類・レシート・名刺等が散逸しない。
・サブ財布は、形態を問わないが、百円長財布も良い。T/Cやドル・円紙幣・小銭などを、普段は手を触れず鞄の底などに秘蔵する。鞄を施錠できないなら、施錠可能なデジカメケース等に入れ、鞄内部や机・箪笥の引出し等にダイヤル錠とワイヤーで固定しても良い(旅・留学・出張の持ち物-1.収納用品: セキュリティ用品参照)。日本円の小銭や自宅鍵などは、百円小銭入か、百円チェック付ポリ小袋に入れ、なくさぬよう早めに鞄の奥に仕舞う。とくに長期不在後は自宅鍵の保管場所を忘れることが多い。
・Eチケット控えや旅程表は、旅行代理店が用意してくれた紙封筒に入れたままでも良いが、ビニール製の百円チケットケースなら、ほぼ同じ薄さで耐久性がある。飛行機搭乗時はパスポート一緒に束ねるが、しばらく飛行機に乗らないときは中身をサブ財布と一緒に秘蔵する。旅程表とEチケットは、コピーを取ってファイルに保管すると同時に、家族にも渡す。できればPDFファイルをネットにも保存しておく。


9. その他貴重品

・証明書写真は、ビザ・定期・図書館証用に常備が必要。
・イエローカード(黄熱病予防接種証明書)は、パスポートにホチキスで綴じた。なお、他の予防接種も、接種時に別の国際予防接種証明書(WHO規格)に記入してもらい、海外に持参すると良い。A型肝炎・B型肝炎の3回目や1年更新の狂犬病は忘れやすい。また、腸チフスや髄膜炎等は海外でしか接種できない。
・マイレージカードは、番号だけを手帳にメモしておけば良い。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

旅・留学・出張の持ち物 - 3.精密機械

3.精密機器
3-1. パソコンケース 【パソコン&電源コード、セキュリティスロットパーツ&ワイヤー&ダイヤル錠、Skype用ヘッドフォンマイク】。
3-2. 携帯電話&充電コード、腕時計。
3-3. 百円メッシュ袋 【デジタルカメラ、MP3プレイヤー、電子辞書、SDカードx3&ケース、USBメモリ、目覚し時計】。
3-4. 百円メッシュ袋 【マルチ電源プラグ変換アダプター、電源タップ/Moenegallet、単3形Eneloop8本&Eneloop急速充電器&電池ケース、単3形リチウム電池Enegizer4本】・・・預け手荷物用。


1. 電源

海外で電子機器を利用する際の最大の問題は電源だ。

①デジカメ、オーディオプレイヤー、国内携帯電話、ドライヤー、アイロン、湯沸かし、照明、電子蚊取り線香等、すべての電子機器をリストアップし、電源プラグに海外100-240V対応と明記されているか事前に確認しなくてはいけない。一般に、パソコンや海外携帯、デジカメ、オーディオプレイヤーは海外電源対応済だが、ドライヤー等の家電は「海外旅行用」と明記されていなければ国内専用だ。パリの学生寮でインド人学生がパソコン電源コードから火事を起こし、大騒ぎになった。

②コンセントは各国ごとに違う。事前に渡航先のコンセントのタイプを調べ、電源プラグアダプターを持参する。渡航国が限定されているなら、個別アダプタの方が軽く安い。が、ゴーコンW2やサスコム等のマルチ電源プラグ変換アダプターならば、世界中で使える。また、安ホテルにコンセントの余裕はないため、3個口電源タップも欲しい。パソコン持参なら、MoenegalletをPC電源コードに差すと、電源タップと延長コードを兼ねられる。


③100-240V対応の家電のみを厳選するべきだが、コンパクトな「熱器具専用」変圧器もある。携帯電話やデジタルオーディオプレイヤーの充電には、PCのUSB充電や海外電源対応のUSB2出力ACアダプタを使うのは一策だ。

④私自身は、一眼レフ、コンパクトデジカメ、ヘッドライト、ラジオ、目覚まし等、ほぼすべてのモバイル機器のバッテリーを単3形Eneloopに統一している。専用バッテリー式のデジタルカメラは、機種ごとに複数の替バッテリーが必要なので、大量撮影には向かない。ただし、Eneloop充電器も、海外でも使えるのは「急速充電器」シリーズのみで、それ以外の充電器は国内専用だ。また、リチウム電池Enegizerは、アルカリ電池7本分に相当するのに重さは1/3のため、高価ではあるが緊急用の予備に最適だ。


⑤携帯電話・デジカメ等のバッテリーやその予備バッテリーを複数、同時に充電したいことがある。また、ドミトリーや図書館、銭湯等、盗難の危険性がある場所で緊急充電せざるをえないときもある。そういうときには中国製の汎用バッテリー充電器が便利だ。バッテリーだけなら盗まれにくく、盗難時にも被害額は最小限だ。ただし、充電時間が長いし、信頼も低い。

2. パソコン

・短期旅行ならパソコンは不要だ。運搬・盗難・落下に気を遣うし、LAN接続可能なホテルは高くつく。アジア諸国はもちろんアフリカのコンゴやマダガスカル等でも、必ずネットカフェがあり、日本語ページも閲覧でき、多くはSkypeやウェブカメラも使える。パソコン普及率が低い発展途上国の方が、むしろネットカフェ依存度が高い。日本語入力は、PCの言語設定で可能になることもあるが、ローマ字しか使えないこともある。
・留学・仕事ならパソコンが必要だろう。ホテル・学生寮の自室内でもセキュリティスロットパーツとチェーン、ダイヤル錠で施錠すべきだ(別記)。長期留学・滞在なら、Skypeテレビ電話のためヘッドフォンマイクやウェブカメラも必須だ。Meanegallet(メネガレット)は、PC電源コードを2個口電源タップ+延長コードにするので、旅先でなくても常時装着しておく。
・海外に持参するパソコンは、盗難・落下を前提に中古品か低価格品が望ましい。新規購入時は海外修理の条件を確認する。富士通、ソニー、パナソニック等、海外修理保証には事前登録が必要な場合もある。海外でも販売実績のあるメジャー機種なら、保証期間外でも海外現地で有料修理できることもある。PC、ノートパソコンの海外発送についても参照のこと。
・海外でのパソコン利用でもっとも重要なのはデータのバックアップだ。渡航前にはHDDやDVDにバックアップすべきだ。旅先のデジカメ画像も、定期的にDVDに焼くべきだ。途上国でもネットカフェや写真店なら、USBメモリやSD等からDVDの焼き付けができる。
オンラインストレージも検討価値がある。チュニジア帰国後にハードディスクが飛んだが、調査データ復旧には航空券代金と同額がかかった(痛恨!)。

3.携帯電話

・携帯電話は、緊急用にも日常的にも今や必須だ。公衆電話は、発展途上国では存在しないこともあり、先進国でも見つけるのが難しくなってきた。安ホテルでは部屋に電話がない。インドやカンボジアやアルジェリアでは、町角の「電話屋」で電話を借る習慣だ。マダガスカルやザンビアなどでは公衆電話が存在しない。なお、携帯の電話帳には必ず、緊急連絡先の電話番号を登録するべきだ。
・短期の旅行・出張なら、国際ローミング対応の携帯電話を持参するのが手軽だ。SIMロック携帯なので海外SIMは使えないが、日本と同じ電話機と携帯番号を海外でも使うことができる。電話をかけるのはもちろん受信するのにも高額な国際ローミング料がかかるが、通話時間が少なければ緊急用として許容範囲内だろう。
・他方、留学・長期滞在では、海外向けのSIMフリー携帯を購入し、プリペイド式のSIMカードを現地購入するのが一般的だ。SIMフリー携帯は世界統一規格のため、一度購入すれば世界中で繰り返し使える。短期の旅行・出張でも渡航・通話の頻度が多い場合は、SIMフリー携帯を買っておいた方が、SIMロック携帯で国際ローミング料を払い続けるより総費用が安いことがある。現地SIMは、購入するまで電話番号が分からないが、通話が現地料金になり、受信に追加料金がかからない。
・SIMフリー携帯は、Expansysや電脳買物隊などの香港のWEBショップならば、最新・新品のAndroidスマートフォンも格安で購入できる(1万円~)。Dual SIMならば、海外現地SIMとDocomo/Softbank SIMの2枚を入れて、同時待ち受けができる。Cherry Mobile D15やF10なら5千円前後だ。b-mobile/EMOBILE/SIMロック解除済Docomoなど、国産のSIMフリー携帯もある(2万円~)。日本の海外携帯ショップやヤフオクでも、安い中古・旧型品を買える(5千円~)。
・私はIDEOS/PocketWifiSを日本ではEMOBILE SIM、海外では現地SIMを差し換えて使っている。他に、NOKIA E61(ヤフオク購入、日本語化済)、NOKIA 3310(フランス購入)、Alcatel OT-E101(マダガスカル購入)、NOKIA 1650(スウェーデン購入)を友人間で緊急用に無料貸出中


4.デジタルカメラ

・カメラは盗難・紛失を前提に中古や安物で良い。その代り、写真データの保存にこそ、費用と手間をかけるべきだ。パソコンやUSBメモリ、オンラインストレージに毎晩バックアップするだけでなく、定期的に地元の写真屋やネットカフェでCDやDVDに焼いておくのが一番確実だ。一眼レフは重いが、偏光フィルターが使えるなら、車窓や展示物など、ガラス越しの撮影ができる。旅の写真術一眼レフK-xと海外調査文書撮影の技術は別記。

5. MP3プレイヤー/ICレコーダー/ラジオ

・海外でのモバイル機器は、iPhoneのような多機能機より低価格・単機能・中古の方が、盗難・故障に気を遣わないで済む。
・ICレコーダーは、外国語でインタビュー取材をするならば必須だ。許可を取ってから録音するのが礼儀だ。テープ起しには、okoshiyasu2やKeyPlayer等のフリーソフトがある。ベトナムでの取材で、ICレコーダーを持参せず手帳にメモしたところ、事後に行間の詳細が思い出せず、一生に一度の機会だったかもしれないのに後悔した。ラオスでは、電源を切り忘れて電池とメモリを無駄遣いした。
・留学ならば、中国製短波ラジオのELPA ER-21T/AudioComm RAD-S512N(2,480円@大型家電店・ホームセンター)を持参しても良い。高性能ラジオのDEGEN DE1103(送料込70ドル@eBay)ならばなお理想的で、国内外の短波放送を本格的に受信できる。日本のFMは76-90MHz、海外のFMは87.5-108MHzと周波数範囲が違うため、Walkman S等では海外FMを聴けないが、iPod nanoなどの76-108MHz対応なら国内外で使える。海外短波受信(BCL)の勧め中国製BCLラジオの定番定番ラジオDE1103レビューは別記。

6. 電子辞書

短期旅行ならば辞書は不要だ。『旅の指さし会話帳』等の方が実用的だ。電子辞書をわざわざ買うのは無駄だ。旅先で使う場面など見たことがない。旅のサバイバル語学VOCAL 40L(1)VOCAL 40L参照。
・他方、長期留学・滞在・駐在ならば、良い辞書は不可欠だ。とくに現地人と対等に外国語で作文したり、日本語訳をしたりするなら、外国語大辞典と百科事典で、正確な文例を参照する習慣が必須だ。収録語数は問題でない。中上級者には例文・熟語・慣用表現の量と質、初級者には文法解説(囲み記事や動詞活用表)が重要だ。
・たとえば仏語の場合、初級者には紙の入門用辞書の方が良いかもしれないが、中上級者にはCASIO Ex-wordを勧める。仏和大辞典・仏仏辞典・和仏中辞典とブリタニカ百科事典の分だけで、価格と重量の点でメリットが大きい。独西伊露中韓・タイ・フィリピンの会話集までも入っている。マイナー言語の場合、現地で英語ベースの電子辞書を探せば、安く高機能なものがあるかもしれない。各言語の最新機種情報は外国語広場HPが参考になる。


7. 目覚し時計
・目覚まし時計はアナログ単機能が良い。色々試したが結局、定番のCASIOのトラベルクロックが、軽く丈夫で間違いがない。操作が単純なので、たった1泊でも現地時間に合わせて、置時計にできる。多機能ワールドクロックでは、逆に操作ミスを誘発する。
・安宿には置時計がないことも多い。高級ホテルでも、タイやコンゴではモーニングコールを忘れられた。携帯電話やデジタル腕時計だけでは不十分。飛行機の乗り換えが多い場合、時計を機内持込みして、乗り換え時にアラームを設定しても良い。
・海外に持参する腕時計は、盗難・故障にあっても惜しくない安物が良い。アラーム付ならなお良いかもしれない。

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旅・留学・出張の持ち物 - 4.洗面用具・薬

4. 洗面用具・薬
4-1. 百円詰替アルミボトル 【正露丸】、風邪薬、アスピリン、花粉症薬・酔い止め等。
4-2. 百円透明ポーチ 【百円マスク、喉スプレー、リップクリーム、歯ブラシ&百円キャップ、デンタルピック、髭剃り・シェービングクリーム/衛生用品、ライター】。
4-4. 百円ポーチ 【シャンプー・化粧品&百円詰替ボトル、オードトワレ&百円ガラスアトマイザー、石鹸(現地調達)&百円チャック付ポリ袋、かゆみ止め、伴創膏・麺棒&チャック付きポリ小袋、爪切、日焼け止め、クシ】・・・預け手荷物用。


1. 液体

・機内持込用の液体は、100ml以下の百円プラ小瓶に詰め替え、百円透明ポーチに入れて、保安検査場で見せる。
・100ml以上の液体と不透明のケースの機内持込は禁止されているため、液体は緊急性がない限り預け手荷物へ入れるのが無難。透明ポーチは百円品で十分。
・蚊取線香用のライターは1個のみ機内持込可(預け手荷物不可)。
・詰め替えは、百円スポイトセット(ジョウゴ・ヘラ)を使い、腐食性を考えて容器の材質を選ぶ。

2. 薬類

・正露丸はアルミ容器、オードトワレはガラス容器を選び、虫除け薬は詰め替えない。
・かゆみ止めは、強め(ステロイド配合)ならダニ・ブユにも対応できる(ムヒアルファEXなど)。
・一般薬は、留学なら常備薬は現地調達に早めに切り替えるべきだ。「外国の薬は日本人には強過ぎる」という俗説は迷信だと思う。実際、風邪薬のコンタック(グラクソスミスクライン社)、解熱剤のアスピリン(バイエル社)等、巨大多国籍企業の看板薬品は、日本だけでなく世界中で同一だ。逆に、明治のイソジンやトローチはアジアでも販売される。
・石鹸は現地のホテルで随時補充し、チャック付ポリ袋(名刺大)で使いかけを携帯する。
・日本式の耳掻きは海外にはないので、麺棒ですっきりしない人は持参しても良い。


3. 安眠グッズ

・飛行機内の体調悪化や睡眠不足は、その後の滞在を台無しにするので、防寒と熟睡には万全を期す。騙されたと思って、夏の熱帯地でも防寒具を機内持込すること(寝袋代りにもなる薄手ダウンウェア推奨)。飛行機内は低温になり、エアコンに煽られながら寝るのと同じなので、風邪を引きやすい。空港やバスや安宿も冬並みに寒いことがある。
・マスクは、抗ウィルス効果は低いようだが、喉の乾燥には有効。飛行機内や欧州でのホテルでも、就寝時のマスクを推奨する。殺菌効果が幅広いポピドンヨードを使った喉スプレーもある。
・機内で眠れない人や時差ボケのひどい人は、医師に導眠剤の処方を相談しても良い。アスピリンやアネロンでも似た効果があろう。

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旅・留学・出張の持ち物 - 5.日常用品

5. 日常用品
5-1. 百円メッシュ袋 【小型ナイフ、スプーン、ヘッドライト。洗濯石鹸小袋、百円飴/シール、ティッシュ(現地調達可)、細引き10m、安全ピンx3、輪ゴムx5】。
5-2. 百円CDケース&ポリ袋 【蚊取線香&線香立て】、ポリ袋【虫除けスプレー】。
5-3. 折畳傘。百円チャック付ポリ袋各種。


1. ナイフ類

・ナイフやツールは、短期旅行なら持参しない方が良い。留学・長期滞在やキャンプと違い、ホテルならばフロントで借りられる。そもそも刃物は、市場で買った果物を皮剥きしたり、紐を切ったりするくらいしか使わない。新聞記事等のスクラップならば、ハサミの方が良い。
・高級ナイフは海外持参に向かない。飛行機搭乗時に預け手荷物にしないと没収されるからだ。実際、空港でお気に入りのナイフを何度も没収され、悔しい思いをした。逆に、千円以下の安物は切れ味が悪く危険だ。マンゴスティンの殻を割ろうとして手を切り、安物には懲りた。
・ナイフツールは、Victorinox(通称アーミーナイフ)のStandard SpartanやCamper、Travellerがアウトドアの定番だろう。が、都市生活ならば、ハサミ付のVictorinox Classicで十分だ。私は現在、握り鋏付が気に入ってジーサカイのムサシを使う。しかし、留学・長期滞在なら、ナイフとハサミ、ツールは別々の単体の方が良い。
・単体ナイフなら、OPINEL No.8ステンレス(1-2千円)が定番だろう。フランス人は食事用ナイフにも使うし、No.9は包丁代わりにもなる。ただし、長期滞在ならばもちろん、専用の包丁やフルーツナイフの方が良い。
・三徳缶切り(缶切り・栓抜き・コルク抜き)は、日本でも現地でも安いし、飛行機搭乗も問題ない。また、留学用の台所用品は、先輩に中古で譲ってもらうことを前提に、最低限を現地購入すれば良い。眼鏡使用者ならドライバーも必要かもしれない。
・先進国で朝食・惣菜を自分で調達するなら、シリアル・ヨーグルト用のスプーンやカップ麺用の割箸も便利だ。しかし、チタン製先割れスプーンや折畳式箸などの登山用品より、自宅から小スプーンや割箸を持参する方が食事が美味い。LightMyFireのSPORKも軽くて安い。途上国なら外食した方が安くて楽しい。


2. ヘッドライト
 
・ライトは登山用のヘッドライトが良い。ドミトリー消灯後の荷物探しや枕元の非常用だけなら百円品でも良いが、遺跡見学やレンタルサイクル、田舎や途上国の夜歩きでは、照射距離が足りず足元が危険。マダガスカルでは都心部でも街灯がなく、古文書調査の倉庫でも活躍。インドのオーロヴィルでは、自転車に乗りながら道路を照らし、赤色点滅モードで車に存在をアピールした。
・Hoher Berg HB-107/LOGOS Egg Volume Head Light(53g、2千円)、Gentos Rigel Head Light(91g、26.6lumens x10時間、千円)やEneziger Extreme Head Light(81g、60lumens、3千円)等は、単3電池1本で使える。HB-107の場合、50lumens x4.5時間、20lumens x24時間と電池寿命が登山用には短いが、デジカメ等の電源を単3Eneloopで揃える旅行用には最適だ。サイズ優先なら、Petzl e-lite(27g、4千円)は、ボタン電池の補充が弱点だが、出番があるか分からないときも邪魔にならない軽さだ。


3. 日常小物

・袋入飴やシール(キャラクター、ネール・タトゥー、携帯)等の百円グッズは、途上国で世話になった調査先や運転手・ガイド、ホテル等で、家族の話を聞いてから「子供たちによろしく」と渡すと、チップ要求が余裕のある笑顔に一変し効果抜群。友人家族へのプチ土産にも。
・物価高の欧州での安宿・留学生活なら、200V対応の湯沸かし器を持参し、インスタントコーヒーやカップ麺を現地調達するのも一考だ。しかし、移動が少なく、荷物に余裕があるときに限る。途上国ならば街で飲食した方が安いし、一部の中級ホテルには湯沸し器が用意されている。
・ポケット・ティッシュやウェット・ティッシュは、海外には存在しない。ロールペーパーなら現地調達できる。外側は糊付けしたまま芯だけを抜き取って潰し、芯側から紙を引出して使うのが、登山での常道だ。ただし、途上国のトイレでは紙の代わりに水を使う習慣を身につけるべきだ。

4. 細引き

細引きは、ナイロン製組紐のことで、荷造りや物干しに使う。登山用品店で3mmx10m程度を用意し、気軽に小切りにして使い捨てるが、末端をライターで炙ると解けない。マダガスカルやセネガルで購入した弦楽器を持ち帰るとき、布で包み細引きで肩紐を作ったり、引越しで電子レンジをパックに縛り付けて運んだ。登山では、テントを張ったり、大鍋をパックに縛り付けたり、小物に紛失防止のストラップをつけたり、靴紐の代わりにしたり、万能に駆使する定番品。釣糸やガムテープを必需品だと主張するバックパッカーもいるが、私は細引きで済ませる。ビニール製荷造り紐も、耐久性を求めなければ安くて軽い。

5. 虫除け

・虫刺されは、検疫所FORTHを確認し、地域・季節次第で段階的に対策する。もちろん、運良く出番がないこともあるが、虫除けスプレーだけは常に持参すべきだ。油断すると一晩でたちまち何十か所も刺され、手遅れになる。マラリヤ等の深刻な伝染病になりかねない。
・ダカールの安ホテルやコンゴ民主共和国の超高級ホテルには蚊帳がなく、蚊に刺された。また、インド・コルカタの安宿街Sudder Streetでは、ドミトリーの隣人が1晩で百ヶ所近く南京虫に刺され入院した。虫に好かれる体質の場合、先進国でも南京虫被害は多い。
・熱帯地でも外歩き・寝巻用には薄手の長袖・長ズボンを用意し、顔・首・足・手に虫除けスプレーをかける。寝る前に蚊取線香を焚く。マラリヤ流行地の中上級ホテルなら蚊帳が常備されるが、穴が開いていることも多いので、クリップやテープで補修する。マダガスカル山村では、身体と寝具に虫除けスプレーをかけ、ゴアテックス製シュラフカバーに潜り、南京虫被害から逃れた。しかし、日本に持ち帰った木工品から虫が出た。
・虫除けスプレーは、ムヒ・ムシペールαが、ディート12%(6-8時間有効)で国内最強だ。他は、ディート5%(90分有効)以下に過ぎないので、途上国では不十分だ。海外の薬局では、ディート30%以上の虫除けも売っていることもある(ただし化繊を溶かすらしい)。逆にラオス・ケニア・コンゴなど、小薬局・商店で虫除け薬がなかなか見つからなかったこともある。
・日本製の蚊取線香は優秀で、インドでも蚊が落下するのを見た。マダガスカル・タイ・カンボジアで「どこでもベープ」や「4角にチュッ」も試したが、結局、蚊取り線香が確実だと思う。マッチと一緒にチャック付ポリ袋に入れ、百円CDケースに入れる。吊り下げ式線香皿があれば、安宿で寝室と共有シャワー・トイレを往復するときにも携帯できる。ただし、ライターは預け手荷物に入れられず、機内持込1個のみが許される
・蚊帳は効果的な蚊対策だ。マラリア地域の中級ホテルならば常備されていることが多い。しかし、安ホテルでは、穴が開いていたり、存在しなかったりする。長期滞在で持ち運びが苦にならなければ、持参や現地購入を考えても良い。
マラリア予防の内服薬も、サハラ以南アフリカに長期滞在するならば、入手するべきだ。メフロキン(メファキン)がかつて有名だったが、服用期間が長く副作用(鬱病等)も不評だ。最近はドキシサイクリン(ビブラマイシン)の方が好評だ。日本の海外専門医院でも処方されるが、ヨハネスブルグ空港等、マラリア流行地に向うハブ空港で乗継時に必ず購入すべきだ。

・虫刺されはプチウナコーワα等での早期対策が一番だが、海外では腫れや痒みが強いことがある。ステロイド成分がもっとも強いムヒアルファEXでは、クロスズメバチに刺された痛みが一日で消えた。


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旅・留学・出張の持ち物 - 6.書類・書籍・文房具

6. 書類・書籍・文房具
6-1. A6メッシュ袋【ミニ多色ペン、手帳、住所録、絵葉書&切手(現地調達)】・・・機内持込用。
6-2. ペンケース【マルチペン、蛍光ペン、付箋フラッグ、ハサミ、スティック糊、薄型ステープラー、ダブルクリップx5】
6-3. 名刺ケース【英語名刺予備、図書館証等】。
6-4. A4ファイル【パスポート・海外旅行保険証・Eチケット・諸証明書のコピー、レターヘッド付便箋、指導教員/国内図書館長から海外図書館への紹介状、国際免許証】、訪問先資料コピー、角2封筒&洋1封筒x10。
6-5. 家族写真アルバム、故郷絵葉書
6-6. 書籍(ガイドブック・会話集、専門書)、文庫・新書(各国事情・歴史書・滞在記)。


1. 保存書類ファイル

・留学時は、あらゆる行政・大学書類・証明書類をすべてコピーし、ファイル保存する。トラブル時は書類が決定的に重要。
・海外図書館の利用には、閲覧条件の事前確認と出身大学図書館紹介状や国際学生証が必要。
・財布の中の会員証・カード類も一括コピーをしておくと、財布の紛失・盗難時にも慌てない。
・以下は必ずバックアップ・コピーを作り、ファイリングする。

・パスポート
・航空券のEチケットと旅程表
・海外旅行保険証と保険請求用紙
・保険・クレジットカード・国際キャッシュカードの説明小冊子の抜粋(緊急連絡先一覧等)
・留学関連書類: 入学許可証、留学VISA、卒業/在学証明書、学校成績証明書、語学力証明書、推薦書、戸籍全部事項証明書。
・財布の中の会員証・カード類の一括コピー


2.バックアップ

2-1. 携帯電話にバックアップ

海外滞在時の緊急連絡先は携帯電話と手帳に。

2-2.手帳メモにバックアップ

・手帳に絵葉書と住所録コピーがあれば、移動中に知人に近況報告もできる。住所録はWEB(取扱注意)や携帯電話にも登録する。
・パスポート番号、クレジット番号、キャッシュカード番号は、携帯やWEBにバックアップするには危険すぎるので、手帳等にメモするしかない。しかし、手帳紛失時を仮定して厳重管理が不可欠。「VISA No.XXXX、Passport No.XXX」等と誰にも分かる表記は危険。タイトルなし、暗号化、逆順、漢数字等の工夫を。
・手帳には以下を明記する。海外滞在時の緊急連絡先は別記。

・他人に見せたくないメモ(軽く暗号化)
・パスポート番号、海外旅行保険証番号、クレジット番号+有効期限、キャッシュカード番号、トラベラーズチェック番号とその緊急電話番号。
・他人に見せたいメモ(英語で大書)
・日本での緊急連絡先、年齢、性別、血液型、旅程。


2-3. ネット上にバックアップ

・厳重管理が必要な情報(パスポート・クレジットカード・キャッシュカード)以外は、携帯電話でも閲覧できるネット上にバックアップしても良い。
・スキャナーでPDF化しても良いが、デジカメ撮影でJPEG化するだけでも良い。
・DropBox、SugarSync、SkyDrive等のオンラインストレージでも良いが、自分宛のWEBメール(Gmail等)に添付するだけでも良い。
・航空券のEチケットや旅程表は、メール送信してもらって、自分のオンラインストレージと緊急連絡先(家族、所属先等)のEmailに転送する。
・航空会社のマイレージ登録には、カード持参は不要で、番号だけ言えれば良い。クレジットカードを支払い登録していない限り、番号の機密性は低い。オンライン上にメモしておけば、空港チェックイン時に携帯で確認できる。

・航空会社マイレージ番号のメモ
・航空券のEチケット(Email)と旅程表PDF
・海外旅行保険証PDFと保険請求用紙PDF
・保険・クレジットカード・国際キャッシュカードの説明小冊子PDF(緊急連絡先一覧等)


2-4. インターネット情報のプリントアウト

・留学・出張はもちろん旅行でも、できるだけ事前に調査しておき、少しでも関心に触れた事柄は何でもプリントアウトしておく。ダブルクリップで留め、どんどん増やし、どんどん捨てる。紙になっていないと現場で役立たない
・連絡先、アクセスマップ、店舗情報・営業時間、乗換案内・時刻表、現地語慣用句等。

2-5. 名刺のバックアップ

・自分の名刺は、メイン財布と名刺ケースで分散管理する。出張中に名刺を切らすことは、身分証明書やコミュニケーション手段を失うことに等しく、出張の成果を半減させる。マダガスカルで名刺ケースをすられたが、控えがなく非常に難儀した。
・名刺は、自由旅行なら不要だが、調査ならば学生でも作っておいた方が良い。自分の名刺を差し出すことが、相手の名刺を入手するほぼ唯一の手段だからだ。

3. 文房具

3-1. ペン

・マルチペンは、ポケットや鞄に複数常備する。1本でペンケースに相当する。4色ボールペン+シャープペンならクリップオンマルチ、ミニ4色ボールペンならリポーター4コンパクトなど。機内持込にはマルチペンのみで十分。かさばる他の文房具は、機内持込みせず、預けて荷物内の日常品ポーチに。
・加圧式ボールペンは、上向きや濡れた紙など、悪条件でも書ける。エアプレスに比べパワータンクは安い。



3-2. 旅のスクラップ

・日本で日記の習慣がなくても、海外で航空券・鉄道券、博物館入館券、ホテル・レストラン名刺、高額レシート等をスクラップする人は少なくない。サイズの異なるパンフレット、メモやプリント等は、海外熱の冷めた帰国後、必ず散逸する。海外渡航が増えるとどんどん処分せざるをえない。が、海外滞在中に厳選して切り抜き、A6ノートに貼り付けておけば、比較可能な記録にもなり、検索可能な思い出にもなる。
・A6型ノートならば、A4用紙を折り畳んで貼れ、持ち運びできる。現地でも安く手に入ればページ数を気にすることもない。『情報はノート1冊にまとめなさい』や「超」メモ術、ほぼ日手帳等、実践例も多い。
・スクラップをするなら糊とハサミも持参する。ハサミは百円ショップで買えば使い捨てできる。ナイフ付のシザーツールなら、果物の皮むきもできる。




3-3. その他の文房具

・ダブルクリップは、旅先で増える書類のファイリングにはもちろん、折畳式の洗濯バサミにも使える。
・留学・長期滞在ならメンディングテープは必須だが、旅行ではかさばるのでホテルで借りるのが合理的。海外の封筒には糊がついていないことも多い。
・留学や長期滞在ならば、文房具は現地規格を現地購入する。たとえば、ステープラー(欧米は10号針でなく24/26針)やファイル・パンチ(欧州は4穴、米国は3穴)。



4. 書籍

4-1.ガイドブック

・バックパッカーにはLonely Planetを推奨する。数年前の旧版ならGoogleブックスでも閲覧できる(印刷はできない)。『地球の歩き方』は地図と写真が長所だが、信頼性に劣る。
・訪問取材先のHPは丸ごと印刷・ファイリングし、蛍光ペンと付箋でチェックを入れたものを持参。

4-2. 書籍

・飛行機内は最後の学習機会。現地語の数字と挨拶・慣用句を完全暗記し、空港移動からホテル・チェックインまでの現地語会話をシミュレーションする。歴史・社会の基礎知識も初めが肝心。
・ガイドブック・専門書・各国事情・滞在記等で、緊急性が低く持参すべきか迷ったものは、どんどんデジカメ撮影し、ファイルで持参する(個人利用限定)。
・留学ならば、留学国関連図書を20冊程度はリストアップするが、手持ち持参は最低限(小包で別送)。日本語書籍を海外に持参すべきかは別記した。
 

5.家族写真アルバム/絵葉書

・ミニ写真アルバムに家族・友人・故郷の写真を入れて持参すると自己紹介に重宝する。留学・駐在には必須だが、旅行にも推奨する。相手が家族に囲まれる姿を具体的に思い浮かべると、どんな人も優しい気持ちになってくれるからだ。使い捨ての薄い安物(百円以下、24枚収納)で十分。用意が間に合わなければ、PCやネット上に保存したものを現地で現像しても良い。
・絵葉書も、自己紹介やちょっとした土産物に良い。自分の手紙を書くために持参したが、結局、世話になった人に配って回ったことがある。

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旅・留学・出張の持ち物 - 7.衣類

7. 衣類
7-1. 薄手綿入ジャケット、化繊パンツ、百円巾着袋 【パジャマ兼用長袖Tシャツ、パジャマ兼用薄手パンツ】、百円洗濯ネット 【化繊半袖Tシャツ・化繊下着パンツ・混紡靴下x3組】。
7-2. 靴、サンダル、帽子、手袋、水着&ゴーグル。
7-3. 手ぬぐい・・・機内持込用。
7-4. (フォーマル) 化繊スーツ、3百円フレーム付衣料ケース 【ノンアイロンワイシャツx2】、ネクタイ&ネクタイ収納ケース。
7-5. (アウトドア) トレッキングシューズ、ゴアテックス製レインジャケット&パンツ、パックカバー、サバイバルシート、コンパス、ホイッスル。




解説:
・旅の衣類は、作業服屋でポリエステル100%製品を揃えるのが秘訣だ。自分で簡単に洗えて翌朝には乾き、アイロンなしでも皺になりにくいので、荷物と手間が減る。吸汗・速乾性の機能性化繊100%は一般に高価だ。が、作業服なら、トップブランドの「寅壱」や「関東鳶」ですら、量販店の半額、登山服の1/4以下だ。数百円でネーム刺繍まで入れられる。近所の作業服屋を探して足を運ぶ価値がある。化繊パンツ、化繊長袖シャツ、化繊半袖シャツ、化繊下着、混紡靴下から、綿入ジャケット、雨具、手袋、防水スプレーまで、格安で揃う。私は山岳部や土木日雇いをしていた頃から「寅壱」を愛用しているが、職人の厳しい評価眼に鍛えられた作業服は費用対効果が抜群だ。高機能・高価格の登山服は、旅にはややオーバースペックだ。UNIQLOやスーパーマーケットでポリエステル100%製品を探す方がまだ安い。

1. 防寒着

薄手綿入ジャケットは、私の世界一周(3回)や降雪地・熱帯地間の往復(多数)でも一番役に立った万能品だ。日本の真冬日(零度)を雨具と重ねて耐えられる防寒力ならば、世界全地域・全季節にほぼ対応する。小さく圧縮できて安ければ、中綿は化繊でも羽毛でも良い。化繊中綿は洗濯機で何度も洗えるのが長所だ。大は小を兼ねるので、フリース等の他の中間着は不要だ。寝袋と違い昼夜を問わない。
・綿入ジャケットは騙されたと思って真夏の熱帯地でも常備すべきだ。もちろん、気候に恵まれ出番がないこともあるが、鞄の底に押し込んだままでも邪魔にならない。寒くて眠れなかったり風邪を引くと、下痢・感染症の抵抗力も落ちて海外滞在が台無しになる。たとえば飛行機内は冬並に冷えるので、真夏のリゾート便内で薄着のまま風邪を引く初心者は多い。バンコクの空港・市内バスやプノンペン発の国境横断バスでも、過剰冷房に何時間もさらされる(現地人は平気)。パリやロンドンは、5-6月や9月でも冬日があるので油断できない。安ホテルや学生寮では布団が足りないことが多いが、綿入ジャケットさえあれば寝袋代わりにどこでも安眠できる。リスボンやマルセイユ等では、温暖地であるがゆえに安ホテルに冬の暖房がない。インド北部のデリー、ベトナム北部のハノイ、マダガスカル高地のアンタナナリボ等は、夏でも予想外に寒くなる。
・登山用の高質ダウンは、同じ薄さでも化繊の2倍以上の保温力がある。通気性が良いため、Tシャツからスーツまで組合せを選ばないし、上から布団を被って寝ても内側が汗で濡れたりしない。ただし、ダウンは雨・汗に濡れたり下手に洗濯すると保温力を失う。防水スプレーをかけておくべきだ。降雨時には折畳傘を差すか、雨具を上から重ねるのが前提だ。春雨のカサブランカで傘を差さずに歩き回ったところ、水がダウンの裏地まで浸透し冷えた。UNIQLO Premium Down Ultra Light Jacketや作業服屋の化繊中綿ならば6千円程度で入手できる。
・他方、冬期の寒冷地のみなら、「薄手」の必要はなく普通の厚手ジャケットが良い。フリースやタイツを重ね着しても良い。また、盛夏/雨季の熱帯地のみならば、フリースやソフトシェル(mont-bell Light Shell Jacket)も選択肢だ。しかし、非透湿素材のウインドブレーカーは着たまま寝るには蒸れるし、中綿入りでないと保温力が足りない。持参する衣服は以下の組合せ(レイヤリング)が可能だ。

・万能型: 薄手綿入ジャケット、化繊長袖シャツ、化繊半袖シャツ、化繊パンツ
・厳冬型: 厚手ジャケット(薄手綿入ジャケット+フリース)、化繊長袖シャツ、化繊半袖シャツ/長袖下着、厚手パンツ(化繊パンツ+タイツ)。
・盛夏型: ソフトシェル/薄手綿入ジャケット、化繊長袖シャツ、化繊半袖シャツ、化繊パンツ/ショートパンツ


2. パンツ

・旅先で重宝するパンツは化繊100%だ。作業服屋ならポリエステル100%のカーゴパンツが2千円程度だ。吸汗性はないが、自分で簡単に洗えて1晩で乾き、軽くて丈夫で安い。ファスナー/マジックテープ付ポケットがあると、金や鍵も持ち歩ける。
・登山用品店のトレッキングパンツは、肌触りや伸縮性・吸汗性に優れる高機能素材を使う。South Field(Alpen/Go Sports系) 2Way Strech Pantsは履き心地が軽い。吸汗性がないが、ジャージに近い伸縮性があり、皺になりにくく、ファスナー付ポケットもある。作業服屋やネットで売る「無重力パンツ」も、超軽量・高伸縮でお勧めだ。
・紳士服にも、格安のポリエステル100%のスラックスがあり、フォーマルにも使える。はるやまが代表的だ。
・加えて、パジャマと外出着を兼用する薄手パンツがあると、交互に洗濯できる。パジャマ同様のペラペラの布だと、非常に小さく畳める。ファスナー・ポケット付なら現金を持ち運べる。私はベトナムの登山服屋で見つけたコロンビアの超薄手の化繊パンツを愛用している。熱帯地でも、まずはこうしたロングパンツを用意し、昼夜の温暖差と蚊の少なさを見て、必要ならショートパンツを現地購入すれば良い。
・他方、ジーンズは百害あって一利なしだ。洗いにくく、手で絞れず、乾きにくい。伸縮性がなく、寝間着に転用もできず、熱帯地では蒸れる。夏のベトナムでは、汗が塩に結晶化し、黒いパンツが斑模様になった。綿製品は水を吸うと体温を奪うので、登山でもジーンズや綿製下着は厳禁だ。

3. インナー

・2連泊毎に洗濯し、完全乾燥に2日見込むなら、下着は3組が最少単位だろう。吸汗・速乾性の化繊100%なら、夜に洗って翌朝に乾く。濡れると体温を奪うため、アウトドアでも綿の下着は厳禁だ。靴下も、乾きやすい薄手混紡が良い(厚手綿は乾きにくい)。
作業服屋なら、機能性の長袖Tシャツが1-2千円、半袖Tシャツが5百円-千円だ(靴下だけは混紡しかない)。長袖Tシャツはパジャマ、半袖Tシャツは下着を兼ねると荷物を減らせるが、作業服屋の化繊Tシャツは下着でも外着でも使えるデザインがある。ただし、廉価品は、速乾性ではあるが、肌触りや吸汗性に劣る。登山用品店の高級品は10年以上使えたりもする。
・量販店やスーパーでは、吸汗・速乾性の機能性下着が千円前後で買える。機能性は登山服、価格は作業服に近いが、綿混紡でなく化繊100%を選別するべきだ。極薄化繊は、季節を問わず、かさ張らず絞りやすく乾燥が速い。Unicloでは、通年用ならDry Mesh、夏用ならSilky Dry、冬用ならHeat Techがある。
・ケニアからコンゴ民主共和国に飛んだとき、預け荷物が3日間出て来なかった。治安の悪い国では仕事中に、下着を買いに出歩けなかった。しかし、幸いポリエステル100%の下着を着ていたため、これ1着を毎晩洗っては乾かして命拾いした。
・シャツの現地購入も楽しいが、留学なら母校・留学先の大学名Tシャツも一興だ。マラリア地帯では白が蚊避けに良い。なお、5本指靴下は日本でしか買えない。

4. 手ぬぐい・速乾性タオル

・日本伝統の手ぬぐいは、ハンドタオルとバスタオルを兼用でき、ハンカチーフより応用が効く。パイル地のタオルは、旅にはかさばるし、洗いにくく乾きにくい。ドミトリーやホステルの共同シャワーやフェリーの共同浴場では、身体を拭くものを持参する必要がある。
・手ぬぐいは、約33x90cmの木綿布だ。縁縫いもない切りっぱなしなので、ほつれた糸は随時切り揃える。布屋や裁縫用品店なら数百円と安い。薄く軽く、洗いやすく乾きやすく、清潔だ。昔の人はこれ1枚で、入浴時に身体を洗い、絞ってから身体を拭いた。日本国内の温泉巡りでも常識だ。頭にかぶったり、ものを包んだり、万能だ。
・MSRパックタオル・パーソナルMは、絞るだけで9割の水分が抜ける新素材だ。夜の入浴に使っても朝には完全乾燥した形で荷詰めできる。短髪の人が慣れれば、ハンドタオル大のパックタオル・パーソナルSでも、全身を拭ける。ただし、眼鏡拭きのような感触は独特で、速乾性といっても数時間かかる。
・もってこタオルは、吸水力はパックタオルほどではないが、拭き心地が良い。速乾性タオルは、他にもN・ritタオルやMontbellクイックドライタオルがあるが、吸水力に劣る。




5. 洗濯・収納

旅の服を化繊100%で統一すると、洗濯の手間と乾燥時間を最小化できる。事実、コンゴ民主共和国でケニア航空が預け荷物を3日間紛失させたときは、着の身着のまま、1組の化繊服を洗っては一晩で乾かし乗り切った。
・洗濯は、手洗い(洗面台)、洗濯乾燥機(ユースホステル等)、またはホテルのランドリーサービス(アジア)を使う。洗面台に栓がなければ、レジ袋の中で揉み洗いする。洗濯石鹸を持参した方が、洗面用石鹸よりも泡切れが良く、すすぎが少なくて済む。乾燥を急ぐときは最後にタオルで挟んで絞る。細引きを洗濯紐、ダブルクリップを洗濯鋏に転用する。
・衣類は、まずカメラなど、壊れ物の緩衝材や隙間の安定に使う。それ以外を百円巾着袋・百円圧縮袋・洗濯ネットやレジ袋に詰める。旅行用なら、登山用スタッフバッグのように完全防水の必要もないと思う。
・Eagle Creek Pack-It Cubeなどの高額旅行用品は、一見便利そうだが緩衝材や隙間収納の発想がないため非実用的だ。ダイソー(157円)、カインズホーム(198-398円)、無印良品(550円)等の量販店PB商品の方が、価格が1/10-1/3で隙間収納にも使える分だけマシだ。

6. フォーマルウェア

・留学や出張ならフォーマルウェアが不可欠だ。途上国こそ正装が重要だ。しかし、持ち運びとアイロン掛けが問題だ。バックパッカーはガーメントバッグやアイロンを使わないからだ。私はジャケットを、冬なら着用し、夏なら手に持ち、飛行機にも持ち込み荷物棚に置く。「シワになり難い畳み方」やOne Two Finish Hanger Case(6千円@東急ハンズ)やPortable Oak Hanger、British Hanger等もあるが、畳むと皺は避けられない。いずれにせよ、皺になりにくい服を選び、到着後に浴室の蒸気で皺を延ばす。
・ジャケットは、シャワー・洗濯機で洗えるスーツを選ぶ。純毛製のAOKIやコナカが有名だが、はるやま等、1万円以下もある。スラックスには、皺になりにくいポリエステル100%もある。
・ワイシャツはノンアイロンシャツが進化中。はるやまのアイシャツはとにかく便利。伸縮自在でどんな洗い方や畳み方でも皺が一切でない。スポーツウェア同様のジャージ素材なのに、きれいめのフォーマルに見える。仕事ならAOKIのノンアイロンマックスやCHOYAのアポロコットノンケアが本格派だ。綿100%なのに、洗濯機(ネットに入れて脱水短め)で洗って乾かすだけで、本当にノンアイロンでピシッと皺が伸びる。クリーニングに出すのと遜色ない。ユニクロにもスーパーノンアイロンシャツがある。ダイソーのフレーム付ビニール製シャツケース(315円)かメッシュ衣料ケース(157円)があるとなお良い。2連泊するならホテルの洗濯・アイロンサービスも使える。
・紳士用革靴は、個人的に千葉刑務所作業製品(CAPIC)を使っているが、ラオスのジャングル等の悪条件でも型崩れしなかった。キャラバンC-7など、黒いローカットのトレッキングシューズなら、ビジネスにもアウトドアにも使えそうだ。
・ネクタイは筒状のネクタイ収納ケース(290円@ビックカメラ)が便利。必要なら百円の針金ハンガー、エチケットブラシ、シュークリーナー(途上国なら路上に靴磨き職人多数)も。



7. アウトドア・スポーツ

・街歩きのみでなく、トレッキングやサイクリングを予定するなら、服装・装備が一変する。海外周遊中に突発的にトレッキングに旅程変更してはいけない。そもそも本格登山は海外旅行保険の対象外なので、交換留学中は厳禁だ。富士山登山でも「山をナメて」死亡事故が生じているが、海外では天候や体調が崩れたとき逃げ場がないため、国内以上に経験と装備が必要だ。途上国の山岳地域のトレッキングは、初心者・部外者向けの安全対策に欠け、中級水準の登山に相当する。
・トレッキングシューズは必須だ。荷物が多少重くなっても、天候・体調が崩れたときこそ真価を発揮する。悪路で重い荷物を担ぐとき、足首を固めた方が疲れず、捻挫を防止する。濡れた岩盤上で滑らないビブラム底と、靴下を濡らさないゴアテックス防水は重要だ。スノーシューズにも転用できる。高校山岳部以来の重登山靴から軽登山靴(mont-bell Taioga Boots)に買い替えたが、あまりの履きやすさに感嘆した。サンダルと2足持ちしても良い。
ゴアテックス製レインジャケット・パンツは、傘が危険な山では必須だ。ウインドブレーカーの代りにもなるし、着たまま動いても寝ても蒸れにくい。透湿素材ならドライテック(mont-bell)やベルグテック(ミズノ)等でも良い。ダウンジャケットは濡れると保温力を失うので、レインジャケットを上に重ね着すると雨や雪を凌げる。加えて、バックパックにもパックカバーをするか、中身を防水袋に入れていないと、貴重品・精密機器・替着まで水浸しになる。
・下着・Tシャツ・シャツ・パンツは、綿100%では疲労凍死の危険があるので、すべて化繊100%か羊毛製に揃える。登山用品のMont-bell WickronのTシャツやMont-bell Geoline L.W.の長袖上下は、高価ではあるが肌触りや吸汗性が良く、季節を問わずトレッキング等にも使える。また、Wacoal CW-X Expertは運動時の膝痛・疲労を防止する。
寝袋は本格登山以外では必要ない。防寒ならダウンウェア、防湿・防虫ならゴアテックス製レインジャケット・パンツで軽量化する方が優先だ。サファリ・トレッキング等のツアーなら、寝袋は用意されていることが多い。ただし、サバイバルシートは緊急用に常備した方が良い。また、マダガスカルの山村ホームステイでは、ゴアテックス製シュラフカバーを持参した。南京虫の事前情報があったためだが、雨でずぶ濡れになった衣類を寝て乾かすのにも重宝した。
・トレッキングポールは折畳み式が良い。一般的な縮長(60-70cm)では鞄の中に収納しにくい。一脚兼用型やアンチショック付のコンパクト型、安価な海外販売品(20ドル@eBay)もある。2本の方が1本の2倍以上の効果がある。下山時に膝を壊したときポールに救われた。
・とくに以下の用意がなければ命にかかわる。

・普段靴→トレッキングシューズ(転倒・滑落・捻挫・疲労の防止)
・折畳傘→ゴアテックス製レインジャケット・パンツ(疲労凍死の防止)、パックカバー(強風雨時の防水)
・綿100%の下着・Tシャツ・シャツ→登山用・化繊100%の下着上下・シャツ(降雨・発汗時の体温保持、疲労凍死の防止)
・ジーンズ・綿パンツ→ストレッチ素材の化繊パンツ(伸縮性の確保、疲労凍死の防止)
・帽子(日射病・転倒対策)、軍手(岩場・転倒・擦り傷対策)
ヘッドライト、地図・コンパス、サバイバルシート、ホイッスル


 



8. その他衣類

・服装準備には、渡航先の気候・行動パターンを予測することが大切だ。熱帯地なら帽子、寒冷地なら手袋も必須だ。途上国の場合、衣類は現地購入した方が安くて楽しい。先進国への留学や長期滞在の場合、着慣れた衣類を日本から船便で送り、年2回のバーゲンで買い足すのが。賢いだろう。
・帽子は、折畳可能なものが便利だ。外国人に難癖をつける汚職警官による検問(=賄賂要求)で、顔を隠すのにも少しは役立つかもしれない(コンゴ民主共和国等)。
・サンダルは、ドミトリー・安ホテル・学生寮での共用シャワーや室内履きに必須だ。ダイソー等のビーチサンダルで良いが、熱帯地の街歩きに本格利用するなら、GoSports/Ignio等の踵付も良い。現地購入も可能だ。他方、スリッパはシャワーや外履きに使えないので無意味だと思う。

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旅・留学の持ち物 - 8/9.留学用の別送品・現地購入品

8. 留学用別送品
8-1. パーティーウェア、古靴、古スポーツ用品。古防寒着、古着・古下着、古タオル。化粧品。
8-2. 中型辞書・文法書・手紙文例集、専門書、文庫・新書(各国事情、歴史書、滞在記、エッセイ、古典文学)。
8-3. 印鑑、高画素WEBカメラ、ネットミーティング用スピーカー&マイク、短波ラジオ、釜飯・散らし寿司・カレー・味噌汁の素、百円箸x4-6膳家族友人写真アルバム、百円耳掻き、百円扇子、百円折紙・シール、風呂敷。
8-4.その他、現地購入費より郵送費の方がはるかに安いもの。

9. 現地購入品
9-1. 石鹸(手洗&シャワー用・洗髪用・洗濯用・食器用)、バーゲン衣類。
9-2. 中古コップ・中古グラス・中古皿、中古鍋・中古フライパン・中古包丁、まな板、中古スプーン・中古フォーク、缶切り・栓抜き・コルク抜き。
9-3. ノート、ファイル・パンチ、事務・料理バサミ、ステープラー、クリップ、ドライバー・ペンチ、パソコン・自転車用工具、絵葉書・封筒・切手。
9-4. 海外携帯電話、中古テレビ、中古自転車、中古CDラジオ、中古炊飯器、現地語スペルチェック・ソフト、現地語OCRソフト。
9-5. 市販薬(風邪、腹痛、解熱)、マラリア予防薬、虫除けスプレー(ディート30%)、腸チフス予防接種(日本で接種できなかったもの)。中華食材。
9-6. 公共交通定期券、現地銀行カード、公立図書館利用券、スポーツクラブ会員券、美術館年間パス、新聞・雑誌年間購読(Web版?)、国際プリペイド電話カード。
9-7. 学習者用辞書・類語辞典、手紙文例集、研究入門書(論文作法、基本文献・URL)、英語版観光ガイド、英語版辞書・会話集、趣味専門雑誌・時事問題特集、CD・DVD、アンティーク本・写真集・児童書。



解説
留学の生活準備も参照。
・留学用の持ち物は、旅行用とほぼ同じで良いが、加えて別送品や現地購入品がある。
・別送品を船便で郵送するときは、紛失時に追跡できるように書留扱いにする。
・家電や台所用品の現地購入は、新品を買わず、まず中古を探す。大学・学生寮や日本人会などに売買掲示板がある。とくに中古自転車、中古テレビ、中古CDラジオは現地適応や行動半径を左右するので、最優先で入手する。新品を購入しても、帰国時に売却できる。
・ELPA ER-21T(REDSUN RD1202)やAudioComm RAD-S512N(TECSUN R-9012)等、2-3千円の中国製短波ラジオなら、日本の量販店で買って持参する方が手っ取り早いかもしれない。できればDEGEN DE1103(送料込70ドル)等の高性能ラジオをeBayで購入すると(通販なので渡航前後を問わない)、電波状況の悪い集合住宅・学生寮でも、NHK日本語放送を含め世界各国の短波放送を受信できる。ただし、日本のFMは76-90MHz、海外のFMは64/87/87.5-108MHzと周波数範囲が違うので、国内専用品は海外に持参できない。また、そもそもラジオより、ネットやテレビの方が優先だ。海外短波受信(BCL)の勧め中国製BCLラジオの定番定番ラジオDE1103レビューは別記。
・マイクヘッドフォンや高万画素ウェブカメラ、ハンドフリーフォン等、PCアクセサリは海外では意外に高いので、日本で買っておく価値がある。最新の高機能カメラは、顔の表情を毛先までアップしたり、全身や背景をズームしたり、顔の自動追尾・自動焦点もできる。
・作文には、例文の多い和英中辞典(和仏、和独…)、手紙文例集、スペルチェックソフトが留学準備期から必須。中上級者なら英英辞書(仏仏、独独…)や類語辞典も表現の幅を広げる。
・釜飯・散らし寿司・味噌汁の素は、外国人の友人を「日本食」の食事会に招待するときに、料理の腕がなくとも手軽で便利(カレールーは海外でも中華食材の店で売っている)。
・日本式の耳掻きや箸、扇子、印鑑は日本にしかない。先が太い中華箸なら中華街で購入できる。
・普段使いの中古品や百円均一品は、似たようなものを現地購入できるとしても、1万円の船便費に見合うなら、郵送しても良い。日本の百円ショップの品揃えと安さは、途上国の市場にもない。
・中古の衣類は、日本から小包を送るときの緩衝材に最適。他方、欧州で衣類を購入するならば、クリスマス直後と夏季バカンス前のバーゲンで購入する。
・外国人の土産は嵩張らないもの(折紙、風呂敷、扇子、シール等)。日本人家庭への生モノの土産は、なぜか辛子明太子が昔から定番。
・家族や友人の写真アルバムも、自己紹介や話題作りに予想以上に活躍する。
・文具類は郵送の費用対効果が怪しい。パンチ・ファイルは欧州式(4穴)や米国式(3穴)で異なり、ステープラーも替芯の規格が違う。

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旅・留学・出張の持ち物 - トラベル用品の選び方

■海外への持ち物は、渡航目的・渡航先・季節・期間に合わせて取捨選択すべきだ。たとえば上記リストは、世界一周や留学経験を元に、途上国や単独行に重点がある。出張やハネムーンならば、組合せも変わってくる。他方、危機管理用品だけは、たとえ出番が一度もなくても割愛すべきでない。綿入ジャケット/サバイバルシート(防寒)、折畳み傘/レインジャケット(防雨)、薬類(病気)、虫除けスプレー&蚊取り線香(防虫)、ヘッドライト(暗闇)、ダイヤル錠(防犯)、クレジットカード/海外旅行保険(事故)などだ。

■旅の持ち物は、盗難紛失を恐れず現地で捨てられるよう、安価でシンプルが一番だ。現地調達を原則に最大限減量するべきだ。旅慣れた人ほど荷物が小さい。穴の開いた服や捨てる直前の小物を持参して、現地で使い捨てる人もいる。小物や衣類は普段の使い古しで十分だし、それ以外も百円ショップや作業服屋でかなり揃う。さらに現地購入した方が安いし思い出にもなる。

旅行用スリッパ旅行用枕等の「定番トラベルグッズ」は、旅慣れぬ人の不安に付け込む商法だと思う。たとえば、旅で必要なのは室内専用のスリッパではなく、シャワーや外履きにも使えるサンダルだ。また、空気枕を持参するより、飛行機やホテルで追加枕を頼んだ方が、はるかに合理的だ。不要なものリストは別記した。

■トラベル用の多機能品は、一見便利そうだが、シンプルで普段使いの単機能品の方が、安いし合理的だ。私は世界中の現地時間を切替表示できる世界時計で大失敗したことがある。気づかぬうちにボタンを押したらしく、1時間違いの表示になっていたのに気付かず、飛行機に乗り遅れそうになったのだ。自分でネジを回して時差を調整するのは、大した手間ではないし、何より確実だ。アーミーナイフより、単品のナイフと缶切り・コルク抜きの方が、力を入れやすいし洗いやすい。チタン製先割れスプーンや折畳箸より、家庭で使うスプーンと箸と比べ、軽量化の意味はほとんどない。

百円の旅行用品や無印良品も、トラベルコーナーに置くだけで3-10倍以上の価格がつく。そもそも、日常生活や国内旅行で使う習慣のないものは、海外だからといって急に必要になったりはしないまた、日本のコンビニで売っているような洗面道具や替下着や日常雑貨は、海外でも簡単に手に入る。海外旅行グッズという特別な商品カテゴリーがあると思い込む方がおかしい。

■登山用品はたしかに高機能だが、旅や留学にはオーバースペックだ。市街地では登山のような極限状況にはないので、悪天候なら無理にホテルから出歩かないし、足りないものがあれば街中で現地調達もできる。したがって、ゴアテックス製の雨具・スタッフバッグ・パックカバー、機能性新素材の下着・シャツ・パンツ、チタン製の調理器具・食器、アーミーナイフ等は大げさすぎる。衣類ならば作業服屋をまず見るべきだ。最高級ブランドの「寅壱」や「関東鳶」でも登山服の数倍の費用対効果だ。なお、登山用品ブランドの中では、mont-bellは費用対効果に定評があり、持ち物リストでも何回か取り上げた(Online Outletもある)。最安値はGo Sports/Alpen系のSouth Fieldか。商品評価はナチュラムの「口コミ情報」が参考になる。

■他方、費用をかけるべきなのは、海外携帯・パソコン・カメラ等の精密機器や、海外旅行保険・予防注射、データバックアップ等の危機管理だ。また、バックパック、ゴアテックス製レインジャケット、ヘッドランプ、速乾性タオル、荷造り紐などは、定番の登山用品を勧める。海外でも販売されている定番商品は、eBayや米国amazon、香港Expansysなどでネットで取り寄せた方が安いことがある。


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旅・留学・出張の持ち物 - 不要なものリスト

旅・留学・出張の持ち物は、色々試した上で役に立たなかったものを排除して、リストを作りました。荷物作りのコツは、「シンプル・安価・最低限」です。高価で非日常的なトラベルグッズは、初心者の不安に付け込んだ商法だと思います。大半は普段使いの日常品や百円の旅行用品で間に合います。

海外の持ち物のうち「不要なもの」を以下の4つに分類して列挙します。

A. 人・状況によっては必要かもしれない。
B. あっても良いが多分使わない。本当に必要か再検討すべき。
C. 代替品がある。金額・重量に見合わない。
D. いらない。


0.収納用品

A. パックカバー、スーツケースベルト
B. ガーメントバッグ
C. 3WAYバッグ、南京錠
D. スーツケース、ウェストバッグ


・スーツケース: 大型スーツケースは、海外に恐怖感のあった頃の過去の遺物だ。鉄壁の保護が必要な物などを海外には持参しないはずだ(高価な着物とか?)。重すぎて階段を担いで上るのが大変で、石畳・砂利道・雪道でも立ち往生する。留学時の往復に各1回しか使わず、留学先でも置き場所に困り、狭い部屋の片隅に放置せざるをえない。中型・小型ソフトキャリーの方が、短期旅行等にも使用機会が多い。
スーツケースベルト・ネームタグ: 他の荷物と判別できれば、バンダナでもシールでも良い。ベルトがないと開いてしまうような鞄は今時ない。日本人とすぐ分かるネームタグは有害無益だと思う。
・3WAYバッグ: Eagle Creek Switch Backは『地球の歩き方』派のベストセラーらしいが高過ぎる。肩紐付きのソフトキャリーは、肩紐はペラペラで背負いにくく、鞄は重く、車輪が弱く、中途半端だ。ひとつで兼用させようとはせず、ソフトキャリーとバックパックを別々に使い分けた方がマシだと思う。それぞれ1万円もあれば中級品が買える。
・ガーメントバッグが増えるくらいなら、皺になりにくいスーツを選ぶ。
・パックカバー: トレッキングするなら必要だが、街中で傘を使うなら不要。
ウェストバッグ: 観光客の定番だが、日本人しか使わない。「私は旅慣れない日本人です!」「貴重品はここにあります!」と周囲に宣言しているようなもの。
・南京錠: 鍵の置き場所に困るので、TSAダイヤル錠の方が良い。

1.貴重品

A. ユースホステル会員証、国際免許証、100ユーロ、トラベラーズチェック
C. マネークリップ
D. パスポートカバー、マイレージカード


・トラベラーズチェック: 2000年代までの留学経験者や留学案内書は、T/Cの活用を勧めるが、2011年現在、途上国はもちろん、先進国でもT/Cの両替は困難になっている。
・100ユーロ: 持ち物リストに現金・T/Cを「ドル」と書いたが、欧州ならばもちろんユーロだ。
・ユースホステル会員証: 非会員料金でも泊まれる。現地で必要になったときに入会しても遅くない。
パスポートカバー: なぜ買わされる人がいるのか理解に苦しむ。パスポート・コントロールでは、機械読み取りのため外さないといけない。セキュリティポーチに入れて肌身につけるときなど、ビニールカバーなどがついていない方が良い。10年酷使しても意外に汚れない。
・マイレージカード: カード現物がなくても番号だけで加算可能。航空機購入時や帰国後にも加算可能。
・マネークリップ: カンボジアやマダガスカルの庶民は、少額紙幣を束ねて持つ習慣なので、マネークリップがあればカッコいいかもしれない。が、現地の人はそれすら使わない。

2.精密機器

A. 携帯型音楽プレイヤー/ICレコーダー、一眼レフカメラ、マルチ電源プラグアダプター。
B. 「非・単3電池式」デジカメ・モバイル機器、海外用ドライヤー、海外用電気湯沸し器、ビデオカメラ、三脚、短波ラジオ、ポータブルGPS、オペラグラス、万歩計、モバイルプリンタ。
C. 電子辞書・翻訳機、トラベルアイロン、電気カミソリ、海外対応電源タップ、CDプレイヤー。
D. 電卓、ワールドクロック、変圧器、「非・100V-240V対応」電気機器、Eneloop「非・急速」充電器、FM「非・87.5-108MHz対応」ラジオ、「非・海外保証」パソコン、携帯電話SIMロック解除アダプタ。




変圧器: 「海外旅行の持ち物」の定番だが発想が逆だ。そもそも変圧器がいらない電気用品を選ぶのが先決だからだ。携帯電話、カメラ、パソコン等、モバイル機器の大半は100-240V対応。変圧器を持参するより、100-240V対応の電気製品のみをチェックして選ぶべき。ただ、いずれにせよ、コンセント変換プラグや電源タップは必要。
・マルチ電源プラグアダプター: 複数国周遊や頻繁な海外渡航にはマルチ対応が良いが、単独国訪問のみなら単独の電源アダプターの方が小さく安い。
・海外対応電源タップ: 100-240V対応タップのWorld Power Tapは不要。電源プラグアダプターさえつなげば、国内の普通の電源タップで十分。
・「非・単3電池式」モバイル機器: 私自身は、一眼レフ、コンパクトカメラ、ヘッドライト、ラジオ、目覚まし、GPS等、ほぼすべてのモバイル機器のバッテリーを単3電池に統一している。購入時から意識的に選択すれば、Eneloop充電池を共有でき、全体で軽量化できる。たとえば、デジカメで書類を大量複写するならば、一日に何時間も電源を入れっぱなしにして、電池を大量消費する。単3電池ならば、バッテリーが切れても現地購入品と交換できるので、重要なシャッターチャンスを逃さない。
・Eneloop「非・急速」充電器: Eneloopは、「急速充電器」以外は100-240Vに対応していない。電圧を確認せずに持参すると、海外で充電できないので、要注意。
・「非・海外保証」パソコン: 海外修理保証のないパソコンもある(かつて富士通フランスには有料修理すら断られた)。ソニー、パナソニック、富士通等、海外修理保証には事前登録が必要な場合もある。海外でも販売実績のあるメジャー品の方が現地で修理できる可能性が高い。
・電子辞書: 留学生・出張者には電子辞書も便利だが、本格的に外国語で文章を書くには紙の中辞典が必要だ。他方、旅行者は紙のポケット辞書さえ引く機会がないので、『旅の指さし会話帳』で慣用句と数字を暗記した方が実用的だ。なお、VOCAL 40L - 40 Language Talking Translator (1)(2) - Reviewは別記した。
電卓: 「海外旅行の持ち物」の定番だが、現地では無意味だ。貨幣換算にいちいち電卓を使うようでは交渉もできない。「タイ・バーツを3倍したら円になる」等の換算式を暗記するのは、旅の基本中の基本だ。その上で、紙幣・貨幣の絵柄を覚えて各額面の金銭感覚を身体に染み込ませ、現地語での数字を丸暗記する。カンボジアならば、4千リエル=1ドル=百円と覚えると同時に、物価感覚では千リエル札は百円玉相当だと考える。その上で価格交渉では、値段を言われて瞬時に「高い!」「XXリエルでどう?」と言うべきだ。なお、電卓機能は携帯電話や電子辞書にもついている。
・ワールドクロック: 世界各地の現地時間が表示される時計は必要ない。私はボタンを間違えて押して、気づかぬうちに1時間違う時間を表示し、飛行機に乗り遅れそうになったことがある。単機能のアナログ目覚ましの方が軽く丈夫で間違いがない。CASIOのアナログ・トラベルクロックが長年支持されてきたことには理由がある。時刻表示の変更はネジを回すのが簡単かつ確実だ。
・電気湯沸かし器・ドライヤー: 中級ホテルには備え付けられている。途上国なら屋台で外食した方が楽しい。物価が高い欧州でインスタントコーヒーを作るのには使うかもしれないが、電気ポッド・クッカーよりは電気コイル式の方がかさばらない。
・アイロン: ホテルのランドリーサービスに頼むこともできる。学生寮には備え付けられていることがある。そもそも、アイロンが不要な形状記憶のシャツとスーツを持参した方が良い。
・短波ラジオ: ニュースはネットカフェで入手できるし、途上国でも中級ホテルならばテレビを見られる。他方、留学ならば、安ラジオ・中古テレビの現地購入は必須だ。ELPA ER-21T(REDSUN RD1202)やAudioComm RAD-S512N(TECSUN R-9012)等、3千円前後の中国製短波ラジオなら日本から持参しても良い。ただし、日本のFMは76-90MHz、海外のFMは87.5-108MHzなので、前者専用は意味がない。中国製短波ラジオ AudioComm RAD-S800Nは別記。
・ポータブルGPSは、登山等での位置確認に一般化した。ガーミン社製品が代表的だ。ガイドブックで詳述されない非観光地を訪問するときには効果を発揮する。
・モバイルプリンタ: 撮影と同時に小型写真を印刷して渡せれば、海外の街角でのポートレート写真を撮りやすくなり、相手にも喜ばれそうだ。
・万歩計は使ったことがないが、疲労度を自己認識したり、日記に記録するのが楽しいかもしれない。
・ SIMロック解除アダプタ: 日本の携帯電話で海外のSIMを使うために作られた中国の裏技らしい。が、日本携帯で海外SIMを使ったり、海外携帯で日本 SIMを使うことは、技術的・法的・経済的なトラブルが絶えない。日本携帯は日本だけ、海外携帯は海外だけと、最初から割り切った方が元が取れる。


3.洗面用具・薬

A. 清涼系目薬、乗り物酔い止め、うがい薬、携帯用おしり洗浄器。
C. 「最低限以上」の市販薬・抗生物質・湿布薬。
D. 便座シート・除菌グッズ、浄水薬。




・医薬品: 最低限の持病薬は持参すべきだ。清涼系目薬や酔い止め薬は日本にしかない。しかし、言葉に不自由のないベテラン旅行者ならば、「一定量以上」の市販薬は持参せず、現地で購入した方が合理的。留学生ならば、抗生物質も現地の医者に診断・処方してもらうべきだ。
・携帯用おしり洗浄器: ウォッシュレットを必需品とする人には、手動ポンプ式の安いものがある。高価な電動式は不要。ただし、パリの学生寮でインド人やアフリカ人は、共同トイレにペットボトルを持ち込んでいたので、彼らの真似も可能かもしれない。
・便座シート・除菌グッズ: 除菌グッズは現代日本人特有の心理商品で、食中毒・伝染病の予防効果はほぼないそうだ。途上国では、水で尻を洗う現地の習慣に合わせる方が王道だ。柔軟性を欠く潔癖症では欧米でも暮らせない。衛生に気を遣うなら、むしろA型肝炎の予防注射を打ち、総合的に体調管理すべきだと思う。食事前の手洗いや帰宅後のうがいも有効だそうだ。殺菌力は、イソジンが人体への害が少ないわりに強力だ。
・浄水薬: プール殺菌と同じ塩素だと思うが、途上国では無理に水道水を飲まず、ミネラルウォーターを買うのが常識。途上国の田舎でもミネラルウォーターは入手できるので、泥水を飲むような状況はありえない。他方、私もミネラルウォーターしか飲まないが、インドで下痢は避けられなかった(通称「インディアン・シャワー」)。
・マスク: 私自身は喉を乾燥から守るための必需品だと思う。飛行機内や欧州初日の就寝時に使う。ただ、風邪・インフルエンザ予防にマスクを多用するのは、日本だけの特殊な習慣だ。欧米人の目には奇異に映るし、東南アジアならバイク乗車時の排気ガス・粉塵対策だ。

4.日常用品

A. 眼鏡・コンタクトレンズ・眼鏡拭き・眼鏡用ドライバー、サングラス、ルーペ、耳かき、扇子、裁縫セット、コンパス・ホイッスル、クシ・ブラシ・手鏡、スプーン・フォーク・箸。
B. ウェットティッシュ、アイマスク・耳栓、シミ取り。
C. 釣り糸、「蚊取線香以外」の除虫用品、蚊帳、軽食・ビタミン剤、ティッシュ、ペンライト、旅行用詰替容器、携帯加湿器。
D. 旅行用空気枕。




・耳掻き・扇子: 海外にも似たものがあるが、日本式は日本でしか手に入らない
・裁縫セット: ボタン付けなら針と白糸で十分。旅行で完全な裁縫セットは必要ないのではないか。応急処置なら安全ピンでもできる。
・コンパス・ホイッスル: 街歩きでは、方位磁石を見るより人に道を聞く方が早い。が、イスラム都市の旧市街(メディナ)など方向感覚を失いがちな場所では、極小の方位磁石があっても良い。トレッキングするならば必需品。
・ティッシュ・ウェットティッシュ: トイレットペーパーの芯を取り除いて潰し万能に駆使するのが、登山での「キジ紙」の作法。現地調達も可能。ウェットティッシュは、水さえ使えれば不要だが、神経質な人には便利かもしれない。
空気枕・アイマスク・耳栓: トラベル用品の典型例だが本当に必要か。たしかに他の人の鼾がうるさかったり、照明が明るすぎたりすることはある。が、飛行機・寝台車・ドミトリーで眠りにくいのは、慣れの問題の方が大きく、グッズでは解決しないはずだ。トラベル用品商法は、そういう初心者の焦りにつけ込む。事実、筋金入りの出張族で「トラベルグッズ」を愛用している人を知らない。飛行機ならば、空気枕より追加の枕を頼んだ方が合理的だ。
詰替容器: すべて百円ショップで揃うのにトラベル用品店では高過ぎる
・除虫用品: 「どこでもベープ」や「四隅にチュッ」を東南アジアやアフリカで試したが、効果の強弱が分からない。蚊取り線香を吊り下げ式ケースで携帯する方が確実だ。日本製の蚊取り線香では、インドの蚊が落下するのを見た。

・以下は代替可能。
  ・布製ガムテープ・スティック糊→セロテープ
・洗濯バサミ→ダブルクリップ(文具兼用)
・耳掻き→麺棒(耳掻きは日本にしか存在しないので好みの問題だが…)
・爪楊枝→デンタルフロスピック
・ボディソープ→石鹸(安ホテルでも随時補充可能)
・釣り糸(伸びる)→細引き(万能)
・ペンライト(不十分)→登山用ヘッドライト
・裁縫セット→安全ピン
・携帯加湿器→マスク、喉スプレー
  ・旅行用詰替容器→百円ショップなら1/3以下


5. 刃物・食器

A. ハサミ・折畳バサミ・料理バサミ。
B. 缶切り・ワインオープナー。
C. アーミーナイフ、ナイフツール、シザーツール、登山用食器全般。
D. 先割スプーン、折畳箸、コップ、水筒。




・刃物: 飛行機搭乗時には預け手荷物にしないと没収されるので、ナイフやハサミはできるだけ持参しない方が良い。
・アーミーナイフ: Victorinoxは万能ナイフの代名詞だ。とくにノコギリ付のVictorinox Camperは、冒険家・植村直己らも愛用した伝説のナイフだ。旅行用ならStandard Spartanは、缶切り、栓抜き、コルク抜き、マイナスドライバー等を備え必要十分だ。しかし、使いにくく、洗いにくい。単機能のナイフ(OPINEL等)、百円の三徳缶切(缶切り・栓抜き・コルク抜き)、百円ドライバー等をそれぞれ揃えた方が、安くて使いやすい。ただ、「これ1本あれば安心」だという点が好まれるのかもしれないので、気分の問題だ。
・シザーツール: 合体型にはガーバー・ショートカットやG.サカイ・ムサシがある。しかし、普通のハサミ、プライヤー、ナイフ、ドライバーを単体で使った方が安いし使いやすい。多機能ナイフツールは、百円ショップやホームセンターでも買えるが、切れ味の悪い刃物は手を切りやすく危険。
・缶切り・栓抜き・コルク抜き: 三徳缶切りなら百円だ。多機能ナイフのように刃物さえ付属しなければ、飛行機の機内持込でも気を遣わないで済む。現地で缶詰・ワインを買うときに一緒に調達するか、ホテルで借りても良い。
ハサミ: 紐や袋を切るだけならナイフで十分だ。ただし、新聞・雑誌記事や旅行記録をスクラップするなら、折畳ハサミがあっても良い。留学ならば、トラベル用の小型ハサミではなく、機能を優先した普通のものを現地購入した方が良い。折畳バサミや料理バサミは、ダイソーの百円品もある。
・登山用食器: 果物の皮を剥いたり、朝食のヨーグルトを食べるくらいなら、果物ナイフとスプーンがあれば十分。カトラリー付きのナイフツール等の登山用品も持参したことがあるが、大した軽量化にもならない割に高価で使いにくい。長期滞在なら、自宅で使っているような普通のカトラリー・食器の方が、食事が美味しい
・先割れスプーン: Snowpeakのチタン製を試したが、金属食器とぶつかると嫌な音がして、唇・舌の感触も悪い。汁物も麺類も十分にすくえず、四角い食器の角が苦手だ。Light My FireのSporkの方が、安く軽く実用的だ。
・折畳箸: Snowpeakの和武器を試したが、衛生が気になるし、扱いが面倒だ。安物であっても普通の塗箸・樹脂製箸の方が良い。割箸でも十分だ。
・水筒: ペットボトルは途上国の田舎でも入手可能なので、水筒は不要だ。登山でも、折畳式のPlatypusでなく、ペットボトルを持参する人もいる。なお、飲料は空港のセキュリティチェックで没収される。


6. 書類・本・文房具

A. 地図、折り紙、家族写真アルバム、スティック糊、修正ペン、印鑑。
B. ガムテープ。
C. 辞書、地図、ドライバー・工具。
D. 「無駄」な日本語書籍、マジックペン、パンチ。


・布製ガムテープ: 海外旅行に持参を勧められることがあるが、重すぎるのではないか。登山ではテント・雨具の修繕などに有用だが、旅行では必要になったときに買えば済む。セロテープなら、どこのホテルのレセプションでも貸してもらえる。
・日本語書籍: 日本語書籍を海外に持参すべきか現地情報の収集や現地語の習得留学の学習準備参照。
文具・工具全般: 必要になったときに現地調達すれば良い。眼鏡の調整が必要な人を除き、旅行用にはマルチツールも不要。パンチは、欧州は4つ穴、米国は3つ穴と規格が違う。
・印鑑: 仕事を出張先にも持参した場合、意外に役立ったりする。
・地図: トレッキングにはコンパスと合わせて必要不可欠。
・家族写真: 24枚入の薄い写真アルバムに家族・友人・故郷の写真を入れて持参すると、海外での話の話題に重宝する。ただ、現地でプリンタに印刷しても良いし、デジカメのメモリを見せても良い。
・折り紙: 軽くて安い土産物に。

7. 衣類

A. 水着・ゴーグル、トレッキング用品(トレッキングシューズ・厚手靴下、ゴアテックス製レインウェア上下、サバイバルシート、軍手、パックカバー)、正装(スーツ・ワイシャツ・ネクタイ・ベルト、ドレス・ワンピース・ブラウス、革靴)、風呂敷、五本指靴下、針金ハンガー、ヘルメット。
B. パジャマ、ショートパンツ。
C. セーター・カーディガン、ウインドブレーカー、マフラー・スカーフ・バンダナ、パジャマ。
D. ジーンズ、旅行用スリッパ、サンバイザー、カイロ、バスタオル、シーツ・毛布・ビニールシート。

・サンバイザー: 首元も日焼けするし、雨や保護にも役に立たない。帽子の方が良い。
・ヘルメット: ベトナム・カンボジア・ラオス等では、バイクタクシーは客用のヘルメットを用意しないが、流血事故を毎週見た。安いヘルメットを現地購入した方が良い。せめて帽子は必須だ。インドネシアのバイクタクシーは、客用のヘルメットを用意する。

・ウインドブレーカー: 体温や気温が上がると蒸れるし、保温性もないので、小さく畳めること以外にメリットがない。防水性のあるレインジャケットならば雨具を兼ねるし、薄手ダウンジャケットの方が保温性に勝る。
・ゴアテックス製レインウェア: ゴアテックス製はたしかに高価だが、内側が汗で濡れにくく温度調整が楽なので、一度使ってみると快適さが分かる。ウインドブレーカーも兼ねるし、着たまま寝ても蒸れにくい。ドライテック、ベルグテック等、価格の安い透湿性素材もある。レッキングやサイクリング等のアウトドア・スポーツを予定しているなら、レインジャケット・パンツが必要。しかし、街歩きのみならば豪雨の中を無理に長時間行動する必要もないので、折畳傘だけでも良い。
・セーター・カーディガン: フリースやジャージの方が洗濯機で洗濯できて便利。私自身は、薄手ダウンを大は小を兼ねるつもりで最優先で持参し、場所を取るフリース・セーター・カーディガンなどを割愛する。

ジーンズ: 百害あって一利なし。丈夫そうだから旅行向きだと考えるのは誤解だ。重くて動きにくく、洗いにくく乾きにくい。化繊100%の薄手トレッキングパンツなら、速乾性、伸縮性、撥水性がある。
・ショートパンツ: 虫に刺されるリスクが大きい。イスラム圏や寺院では、礼儀に反することもある。私自身は、パジャマも兼用できる超薄手ロングパンツを持参し、どうしても必要ならばショートパンツを現地購入する。登山用のトレッキングパンツには、下半分をジッパーで切り離せるロングパンツもある。

・旅行用スリッパ: 「海外旅行の持ち物」の定番中の定番だが、サンダルの方が良い。サンダルなら、シャワー直後の濡れた足でも履けるし、外出もできる。
・トレッキングシューズ: トレッキングを予定しているなら滑落や捻挫などを防止するために大切だ。しかし、安全性と重量が反比例するので、靴自体が重い。また、ビブラム底は建物内の濡れたタイル上で滑る。ミドルカット・ローカットの初歩的トレッキングシューズをやや無理に街歩きでも使うか、ミドルカット・ハイカットの本格的トレッキングシューズをウォーキングシューズや革靴と別に持参するか、選択を迫られる。
・五本指靴下: 日本にしかない。

寝袋・マット: 荷物を巨大化させる元凶だ。欧米バックパッカーの定番だが、アジア初心者が衛生に過剰な不安を持っているだけではないか? 一般の旅行者が毛布なしに野宿することはほぼありえない。寝台車には毛布があり、夜行バスは途中停車に備え服を着たまま寝る。深夜乗継時の空港・駅ならば、服を着たまま仮眠するか、隣接のホテルへ行く。サファリ・トレッキング・ツアーのテント泊なら、寝袋とマットは貸してくれる。防寒対策なら、ホテルで追加の毛布を頼めるし、ダウンウェアやヒートテックでも重ね着できる。南京虫対策ならシュラフカバーの方が軽い。衛生対策なら、袋型シーツの方が洗える。ゴアテックス製の雨具上下を持っていれば、着たまま寝ても快適かもしれない。私自身は、長袖・長ズボンの寝巻を着て虫除けスプレーや蚊取線香を使うせいか、深刻な南京虫被害にあったことがない。寒ければダウンを着るが、シーツや毛布をさほど気にしたことはない。

・バスタオル: 普通サイズのタオルで十分。MSRパックタオルは、吸水性・速乾性が優れているので、手拭サイズでバスタオル代わりになる(ハンドタオルですら可)。Dry Liteや「もってこタオル」も同様。
・水着: 海水浴や西欧での温泉にも使う。
・パックカバー: 降雨時は折畳傘で街中を歩くだけなら不要。ごみビニール袋でも代替できる。傘を差さずにレインウェアで行動するアウトドア・スポーツには必要。

・以下は代替可能。
・ハンカチ・バンダナ・バスタオル・手拭い→MSRパックタオルM
・パジャマ→長袖Tシャツ&薄手綿パンツ(外出着兼用)
・毛布・コート→ダウンウェア、保温シート
・セーター・カーディガン→フリース(室内着・運動着兼用)→ダウンウェア(大は小を兼ねる)
・Gパン(洗いにくく乾きにくい)→化繊トレッキングパンツ(絞れて1日で乾く)
  ・ウインドブレーカー→レインジャケット
・レインウェア(アウトドア・スポーツなら)→折畳傘(街歩きのみなら)
・旅行用スリッパ(室内履き専用)→サンダル(外履き・シャワー兼用)


8.衣類収納

A. 風呂敷。
C. スーツ収納用品、旅行用衣類ケース、登山用スタッフバッグ、旅行用圧縮袋、旅行用ハンガー。




・スーツ収納用品: 皺にならないスーツを選ぶ方が先決。One Two Finish Hanger Caseは、JAL通販のベストセラーらしいが、やはり皺にはなるようだ。Portable Oak Hangerは、夏季・熱帯でのジャケットの運搬用に買ってみた。アイディアは良いが、伸縮の関節部のロックが甘く、価格の割に作りが雑過ぎる。British Hangerも似た発想だ。
衣類ケース・スタッフバッグ・圧縮袋: 典型的なトラベル用品だが百円で揃う。Eagle Creek Pack-It Caseより300円フレーム入りメッシュケース、Eagle Creek Pack-It Cubeより百円メッシュケースや無印良品衣類ケース、ISKA Weathertech Stuff Bagより百円ナイロンバッグ、圧縮袋より百円ジップ付ポリ袋が良い。
・風呂敷: 使い慣れているならあっても良い。現地名産の布を購入して風呂敷やスカーフ・バンダナ代わりにするのも旅の醍醐味。
・旅行用ハンガー: スーツ持参なら必要だが、安ホテルにはないこともある。使い捨ての針金ハンガーで良い。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

旅・留学・出張の持ち物 - 100円の旅行用品 - Travel goods for 100yen

百円均一品は、安価でシンプルなものが良い旅行用品にぴったりです。以下は「100円ショップで買える旅行便利品」の分類に準じて、私自身が大型ダイソーで見つけたトラベルグッズを追加したリストです。実際に購入したもののうち勧められるもの太字にします。最後に百円ショップで買ってはいけないものも追記します。なお、衣類ならUNIQLOや作業服屋、日常品はホームセンターにも掘り出し物があります。旅・留学の持ち物荷物作りのコツ不要なものリスト参照。


■旅行用品 : チケットホルダー、パスポートカバー、荷造り紐、アイマスク、耳栓、空気枕、トランクベルト、 ネームプレート。

■防犯関連: 南京錠、ダイヤル錠、ワイヤー、薄型ホイッスル。

■洗濯・入浴関連: 洗濯ネット、垢すりタオル、ソープ&プラケース、洗濯石鹸、洗濯バサミ。

■身嗜み関連: 詰替アルミボトル30ml、詰替プラボトル20ml、詰替クリームケース13g、詰替ガラスアトマイザー5ml、詰替チューブ、スポイト・ヘラ・ジョウゴ・セット、爪切り、クシ・ブラシ、水で流せるウェットティッシュ、シェービングクリーム、靴磨きスポンジ。

■日常小物: 裁縫セット、サンダル300円、スリッパ、折畳傘200円、マスク、扇子、針金ハンガー、ハンカチ、バンダナ、日本手ぬぐい、風呂敷。

■服飾関連: 下着、紙パンツ、五本指靴下、手袋、レインコート、帽子200-300円、帽子止めクリップ、保温シート。

■電化製品関連:  ライト、コンセント三個口タップ、Skype用イヤホンマイク500-600円、電卓、ドライヤー、ラジオ、単三電池の単一電池型ケース、電池。

■袋状のもの: マジックテープ式財布、長財布、カードケース・名刺入れ、小銭入れ、折畳バッグ、透明ポーチ、巾着袋、圧縮袋、チャック付ポリ袋、フレーム付衣類シャツケース300円、メッシュ衣類ケース

■健康関連: 蚊取り線香、吊り下げ式蚊取り線香皿200円、CDケース(蚊取り線香ケース用)、デンタルピック、歯ブラシキャップ、箸、ツールナイフ200-300円、プチ醤油入れ。

■文具・雑誌: 料理バサミ、折畳ハサミ、ダブルクリップ、ドライバーセット、ペンチ、タイ・ベトナム・ヘブライ・ギリシア・アラビア語会話CD、ファイル、英独伊西語会話CD、ブラジル・ポルトガル語会話CD、イヤホンマイク500-600円、ガムテープ、布テープ。

■レジャー関連: ツールナイフ(カトラリー付、ワインオープナー付)、カラビナ、缶切、ワインオープナー、ミニ防水スプレー、方位磁石、双眼鏡100-300円、折畳スポーツグラス、キャンディー、シール、ゴム風船、シャボン玉セット。

■買ってはいけない: 目覚まし時計、ダイヤル錠、南京錠、ツールナイフ、刃物、ドライバーセット、ライト、シャンプー・リンス、キーホルダー、電気用品。

100円旅行品を選ぶコツ


・百円ショップに注目! 旅行者・留学生は、渡航する前に一度行くと良いでしょう。2千円で20点が買えます。が、トラベル用品店では、似たようなものが1-2万円になるので、馬鹿らしくなります。店内ではアジア系外国人も良く見かけますが、それはアジア現地で買うよりも品揃えが豊富でお徳感があるからです。

1. バッグ・ポーチ・ケース
・コストパフォーマンスが一番高いのは「袋状のもの」、すなわちバッグ・ポーチ・ケース類です。財布を筆頭に、1000円以下には見えないものも百円で揃います。いつも使っているものを海外に持参するので良いですが、外貨専用の財布や旅行グッズ専用のポーチを作れると、外貨やレシート類を別保存できます。また、空港の保安検査では、液体物は100ml以下の容器に入れ、透明な袋に入れる必要がありますが、ダイソーには透明ポーチもあります。様々な売場に分散するケース類も、CDケースを蚊取り線香ケースに転用するなど、サイズさえ合えばいくらでも応用できます。

2. トラベルコーナー
・次に必見は、もちろんトラベルコーナーでしょう。ナイロン製巾着袋やメッシュ衣類ケースは、無印良品でも500円前後、東急ハンズ等では千円以上します。他で「トラベル用品」を購入する前に見ておかないと、悔しい思いをするでしょう。ダイソーの書籍コーナーに、「タイ語・ベトナム語・ヘブライ語・ギリシア語・アラビア語」の旅行会話集とそのCDがあったのには驚きました。あまりにマニアックなので、期間限定品かと思います。

3. 詰替ボトル
・第3に見るべきポイントは詰替ボトルです。前述した通り、液体の飛行機内持込は100mlが上限です。が、そもそも旅行ならば100ml以上の液体は必要ないし、ガラス瓶は重いので、すべて詰め替えるべきです。私は、風邪薬と正露丸を詰替アルミボトル30mlに、シャンプーやうがい薬を詰替プラボトル20mlに、かゆみ止めクリームを詰替クリームケース13gに、オードトワレを詰替ガラスアトマイザー5mlに、ゲル状洗濯洗剤を詰替チューブに入れます。その際、スポイト・ヘラ・ジョウゴのスポイトセットを使います。容器の腐食を考え、正露丸はアルミ、オードトワレはガラスを選び、化繊を溶かすという虫除けスプレーは詰め替えません。

4. 土産物
・第4にチェックすべきは土産物です。扇子、日本手ぬぐい、風呂敷は、自分で使い潰しても良いですが、土産物にもなります。私はチップ代わりにキャンディー袋を持参します。ある人の自宅を訪ねたとき、お孫さん用にシャボン玉セットを持参し、その場で凝ったシャボンを作ってみせたら、喜ばれました。

5. 買ってはいけない
・最後に買ってはいけないものです。機能・精度・耐久度を必要とするものは、百円ショップで買うべきではありません。

・目覚まし時計は、時間の誤差が大きく、不安のあまり使い物になりませんでした。メーカー品を使うべきです。ダイヤル錠は、ダイヤルが固まって動かなくなり、専門業者にお金を払って糸ノコギリで切断してもらいました。ブランド品を買うべきです。

・ライトは、電灯のない途上国の田舎で陽が暮れたとき、足元を照らしたり、対向車に存在をアピールするには光量が足らず、怖い思いをしました。以後、登山用品の3千円のヘッドライトを使っています。ビニール製のレインコートも、内側から汗で濡れてしまいそうで、手が伸びません。

・200-300円のツールナイフは、3千円以上のアーミーナイフと比べれば破格ですが、割り切る必要があるでしょう。複数機能をセットにしたマルチツールを100-300円で買ったりせず、ナイフ、ワインオープナー、缶切、プラスドライバー等、単機能のものを選ぶのが、百円グッズの賢い使い方だと思います。私自身は、切れないナイフでマンゴスティンの硬い殻を切ろうとして、指が滑って手を切ったことがあるので、刃物は値段では選びません。ナイフは登山ナイフで一番シンプルなオピネルNo.8にしています。

・耐久性が必要だったり、肌に直接つけるものも、百円品は不適当です。鞄につけたキーホルダーは、1回海外渡航しただけで、千切れて紛失しました。シャンプー・リンスは、自分の髪質に合ったものを選ぶべきだと思います。百円ショップで買うくらいなら、現地で買うことも可能です。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

旅・留学・出張の持ち物 - 2.貴重品(1):海外でのお金

2. 貴重品 (1)
2-1. セキュリティポーチ 【パスポート&入国ビザ&イエローカード、国際キャッシュカード、現金100-300ドル】。
2-2. メイン財布 【メイン・クレジットカード、現地通貨100ドル相当以下、国際学生証・身分証、証明書写真x4、英語名刺】。
2-3. サブ財布 【サブ・クレジットカード、現金1万円以下、自宅鍵、海外旅行保険証&小冊子、NTTテレフォンカード】。百円小銭入またはチャック付ポリ袋(名刺大)。
2-4. 百円チケットケース 【Eチケット等】。


解説: 海外留学の予定があったり、定期的に海外旅行・出張をする人には、以下のようにお金を用意することを勧める。現金で大金を持参すると、盗難のリスクが高く、身動きが取れなくなる。カードや保険の状況は2007-2010年に大幅に変わった。国際派のクレジットカード選びクレジットカード付帯保険の危機海外で銀行口座を開設する海外滞在時の緊急連絡先を別記した。

たとえば以下の組合せ例がありえる。
・学生の短期滞在なら、東京三菱UFJ銀行等のVISAデビットカードをメイン、新生銀行キャッシュカードとMileage Plus Saison Masterカードをサブ。緊急用に現金100-300ドル。
・1年以上の長期滞在なら、現地銀行VISAデビットカードをメイン、新生銀行/シティバンク銀行キャッシュカードとMileage Plus Saison Masterカードをサブ。緊急用に現金100-300ドル。

・社会人なら、三井住友VISA ClassicAカード(キャッシング枠20万円以上)をメイン、シティバンク銀行キャッシュカードとMileage Plus Saison Masterカードをサブ。緊急用に現金100-300ドル。
・数年に1度だけの短期旅行なら、Travelex MasterCard Cash Passportとドル現金で旅費実費を半分ずつ。予備費・海外旅行保険用にMileage Plus Saison VISAカード。


1. クレジットカード

1-1.クレジットカードの長所

留学でも旅行でもクレジットカードは必須だ。買い物はカードで払い、現金もカードでATMから引き出すのが基本だ。日本人には現金信奉が根強いが、欧米はカード社会なので、海外で生活するなら発想を切り替えた方が良い。クレジットカードは、ホテル等で支払い能力の信用証明にもなる。クレジットカードは、盗難・紛失やATM不調に備えて、VISAとMasterが1枚ずつあると良い。クレジットカード2枚と国際キャッシュカードは一般的な組み合わせだ。国際派のクレジットカード選び参照。
・カード選択では海外旅行保険の付帯条件を慎重に確認するべきだ。そのカードで航空券を支払わない限り、海外旅行保険が付帯しないカードが急増したからだ。その点、三井住友Classic Aカードは治療費100万円、Mileage Plus Sasonカードは治療費300万円の海外旅行保険(3ヶ月)が自動付帯する堅実なカードだ。ただし、3ヶ月以上の留学・長期滞在には別途、海外旅行保険が必須だ。クレジットカード付帯保険の危機参照。
・クレジットカードでのキャッシングは一種の借金で、キャッシングには年率18%(月率1.5%)の利子がかかる。が、海外に限って利用する価値がある。新生銀行のキャッシュカードの為替コスト(4%)より大分安く、紛失・盗難時の再発行も容易だからだ。
・海外での買物の場合、利子はつかないが、1.63%の手数料がつく。しかし、大金を持ち歩く必要がなく、しかも購入物の盗難にショッピング保険がつくことを考えると、手数料の価値はある。加えて、海外の安ホテルや中小商店では、本来なら店が払うべき加盟店手数料3%を客に請求することもある。日本の加盟店契約では禁じられているが、英豪蘭・北欧等では合法で、途上国(高級ホテルやデパート以外)では商慣習化している。
・クレジットカードには不正利用に備えた保険がついている(ユーザーの落ち度や60日以上前は不可)。紛失時の海外連絡先とカード番号・使用期限を手帳や携帯電話、Webmail電話帳に登録し、付帯保険の使用条件や海外連絡先もチェックすべきだ。ローザンヌでVISAカードが盗難にあったが、被害なく停止できて、翌日には仮カードがホテルに届けられた。プノンペンのATMにカードが呑み込まれ、東京の緊急連絡先では、不正利用時には保険が効くので、カードを止める必要がないと言われた。こうした盗難保険を考えれば、年率18%の利子も誤差の範囲内だ。
・旅慣れたバックパッカーなら初めての途上国でも、現金で大金は持たず、カードでキャッシングする。どうしても不安なら、ATM LocatorでATMの所在を予め確認すると良い。先進国なら99%問題ない。途上国でも、空港・都心部・観光地はもちろん、途上国の地方都市でもATMがある。マダガスカルのアンボシチャ、インドネシアのデタム島、ラオス国境のドンデット島、インドのオーロヴィルですら、ATMは何台もあった。


1-2.クレジットカードの短所

・アフリカ等、滞在費全額をドル現金で持参すべき国もある(ロシア・CIS・中南米は未確認)。コンゴ民主共和国やケニアでは、カード会社が不正利用を警戒し、カードを勝手に停止した。
・人気のないATMは犯罪者に狙われやすい。ケニアのナイロビで、ATMでの引き出し直後に人の追跡を受けたことがある。怪しい店ではカード情報を盗んで不正利用されることもあるので、定期的にネットで使用歴・引落額をチェックすべきだ。また、週末・夜間の無人ATMは故障事故に対応できないので、営業時間中の銀行店舗内のATMを利用するのが望ましい。営業時間外・店舗外・無人の場合、念のためメインのカードは使わず、予備のカードを使うべきだ。「現金引落機(ATM)にひそむ罠」(外務省『海外法人事件簿』)という被害報告もある。
海外滞在時の緊急連絡先は、メモ帳、携帯電話、Webmail連絡先に登録すべきだ。カード番号と有効期限も必要だ。世界主要都市のコレクトコール方法とフリーダイヤル番号リストを調べておくべきだ。

1-3. 学生・新社会人の注意

・学生の場合、与信枠(利用上限額)が10万円、キャッシング枠が3-5万円しかないことがある。また、社会人も、改正貸金業法(2010年)以降、年収証明書類を事前提出していないと、キャッシングができなくなった。さらに、学生向けカードには、そのカードで航空券を購入しないと、海外旅行保険が自動付帯しないものが増えた。したがって学生の場合、以下の注意が必要だ。国際派のクレジットカード選び参照。
①治療費用100万円とショッピング保険が自動付帯する三井住友Master ClassicA(死亡補償だけ条件付)、治療費用300万円が自動付帯するMileage Plus Saison Master、治療費用200万円が自動付帯するSkywalker Masterのいずれかが候補だろう(今後の条件変更に注意)。ここでMasterを挙げたのは、楽天銀行/スルガ銀行のVISAデビットカード(後述)との併用を仮定したために過ぎない。
②学生用クレジットカードは与信枠・キャッシング枠が小さいため、VISAデビットカードをメイン、国際キャッシュカードとMasterクレジットカードをサブにすべきだ。VISAデビットカードと国際キャッシュカードの利用上限額は、各銀行口座預金残高に依存するため、メイン口座に旅費全額、サブ口座にその半額以上の預金をトラブル時の余裕をも想定して用意すべきだ。カード紛失・盗難・故障や急病・事故等には、いずれの口座にもすぐに送金できるよう、両者の銀行口座番号を親に伝えておくべきだ。
親の持つクレジットカードの家族カードを作ってもらえれば、VISAデビットカードは不要かもしれない。親が収入証明書を提出済でキャッシング枠を持って入れば、子供の家族カードでもキャッシングできるからだ。
④渡航前にクレジットカード会社に電話し、海外旅行中に与信枠・キャッシング枠を拡大できるか、確認すべきだ。与信枠は、まず年収に比例し、次いでクレジットヒストリー(利用)の蓄積で大きくなる。たとえば、出発前に航空券などの大きな買い物をすると、旅行中にカードが使えなくなってしまう。しかし、海外旅行の場合、カード会社との交渉次第では、一時的に利用枠が引き上げあれることがある。
⑤半年以上の長期滞在者で現地銀行口座を開設していれば、現地銀行のデビットカードをメイン、日本のクレジットカードをサブにするのが良い。

1-4.クレジットカードのトラブル(1):解決例

・私の十数年の仏米英生活と三十余ヶ国(欧米・アジア・北アフリカ中心)の旅行経験では、中南部アフリカを除き、キャッシングに立ち往生したケースは少ない。いずれも手持ちの現金100ドルで1日持ちこたえれば解決した。たとえば以下の事例だ。
・パリで1km四方のATM数台が故障中だった(30分歩いた)。
・韓国ソウルで複数のATMでエラーが出た(韓国外換銀行ATMや銀行窓口なら使えた)。
・ラオスのパクセでATMシステムが半日ダウンした(翌日まで待った)。
・ラオス・カンボジア国境の長距離バスで道路沿いにATMがなかった(終点到着まで待った)。
・パリの旅行代理店で航空券を現金で買い、1日のキャッシング上限を超えた(翌日まで待った。高額商品はクレジットで買うべき)。
・アルジェリア滞在と高額決済が偶然重なり、1ヶ月の上限を超えた(海外渡航を申し出ると上限を引き上げてくれる)。
・使用頻度の低いカードの暗証番号をついど忘れした(慌てず騒がず、気分転換してから再トライした)。
・スイスのローザンヌでカードを紛失した(再発行カードを現地ホテル受取。後述)。
・カンボジアのプノンペンで夜間、無人ATMにカードが呑み込まれた(レシートに記された現地連絡先にホテル受付から電話した。翌朝にホテル宛に返答があり、同日午後に銀行本店で返却された)。
・スコットランドのグラスゴーで、週末閉店中の銀行ATMにカードが呑み込まれた(メモ済の口座番号・電話番号でカードを止め、他のカードで代替した)。
・・・それなりに深刻ではあるのだが、打つ手のない現金の盗難とは異なり、いずれも解決策はある。

1-5.クレジットカードのトラブル(2):限界例

・中南部アフリカでは、ドル現金の必要性を感じた。
・コンゴ民主共和国やケニアでは、三井住友VISAカードや三菱UFJニコス・マスターカードで高額支払をすると、以後のカード使用がブロックされた。東京のカード会社に国際電話すると、南アフリカ周辺の不正使用を警戒したプロテクションがかけられたことが判明し、アフリカ旅程を説明してプロテクションを外す必要があった。
・とくにコンゴ民主共和国では、hewa boa Airwaysの航空券を購入したとき、三菱UFJニコスは、日本の自宅に留守番電話を残しただけで、一方的にマスターカードを停止した。顧客を途上国の路上に放り出す暴挙だと思う。おかげで、3つ星ホテルLubumbashi Hoelのチェックアウトが遅れ、航空機に乗り遅れそうになった。以後、国際事情に弱そうなカード会社は使わない
・ザンビア、ケニア、カンボジアの入国時のアライバルVISAには現金20-50ドル、コンゴ民主共和国・カンボジアの出国時の航空税には現金50ドルが必要だ。カンボジア入国時に20ドルがなく、特別に日本円で支払ってぼられた。コンゴからケニアに移動するとき、コンゴ出国時で予想外の航空税を取られたため、ケニア入国時のアライバルVISA費が不足しそうになった。
・コンゴ民主共和国では汚職警官の検問名目(=時間潰し)の賄賂要求に毎日会った(1-20ドル)。カンボジア・ラオスの陸路の出入国には1ドルの賄賂が相場だ。当然ながらカード払いも領収書もない。
・ケニアではVISAカード、コンゴ民主共和国ではマスターカードしか通用しない。無人ATMに飲み込まれる危険を考えると、VISA・マスターで各2枚ずつの用意が望ましい。
・コンゴ民主共和国やザンビアではクレジットカードやATMの信頼度が低く、カード支払可能と明言する旅行代理店や3つ星ホテルでもシステムエラーが生じる。ザンビアのンドラ空港では2台のATMが双方とも故障中で、コンゴ民主共和国のルブンバシ空港ではATM自体が存在しない。
・コンゴ民主共和国でのマスターカードによる現金引き出しは、銀行窓口に限られるため、銀行の開店時間に拘束され、時間がかかる。ケニアではATMでVISAが使えるが、一定額以上を引き出せるのは、おそらくBarclays Bank Kenyaの銀行窓口だけだ。

2. 国際キャッシュカード

2-1.国際キャッシングカードの長短所

・国際キャッシュカードは、国内銀行の普通預金口座から現地通貨を海外ATMで引き出せるキャッシュカードだ。学生や海外駐在員も、日本での奨学金・仕送りや給与の受け取りに便利だ。帰国後も維持するつもりなら、メインバンク候補のつもりで慎重に選ぶべきだ。もちろん、ネットバンキングの操作に慣れておき、海外からも定期的に口座状況を確認すべきだ。
・社会人ならば、クレジットカードをVISAとMasterで1枚(以上)ずつ用意し、それぞれメインカード・サブカードとしてキャッシングにもショッピングにも併用する方が、為替コストが安めで、カード紛失時の再発行も早い。その場合、国際キャッシュカードは3枚目の非常用・予備にする。
・しかし、収入証明書類が未提出の学生や社会人だと、クレジットカードのキャッシング枠が0-5万円しかない(海外旅行前に枠を引き上げられるか交渉・確認すべきだ)。そこで、学生が半年以下の旅行・留学にお金を持参するもっとも手軽な方法は、国際キャッシングカードだ。VISAデビットカードを兼用するものもある(後述)。
・しかし、学生が1枚の国際キャッシュカードのみに依存しては、紛失・盗難・故障時に立ち往生してしまう。そこで学生用クレジットカードに加え、①予備・非常用の国際キャッシュカード、②親名義のクレジットカードの家族カード、③デビットカードのいずれかを用意し、少なくとも3つにリスク分散するべきだ。
・半年以上の先進国留学や海外駐在など、総額100万円以上引きだすなら、3-4%のATM手数料は3-4万円に達するので、語学力さえ許せば海外で銀行口座を開設する方が賢い。逆に、数年に1度だけの短期旅行なら、日常的に縁のない銀行にわざわざ口座を開設するのも大袈裟なので、Travelex Cash Passportも選択肢だ。

2-2.国際キャッシングカードの選択

・2014年時点の国際キャッシュカードは、新生銀行PowerFlexが代表的だ。楽天銀行とスルガ銀行のキャッシュカードは、VISAデビットカードを兼ねる(後述)。先に「学生なら、東京三菱UFJ銀行等のVISAデビットカードをメイン、新生銀行キャッシュカードとMileage Plus Saison Masterカードとをサブ」等、モデル事例を紹介した。
・しかし、2009年以降、状況が激変したため、昨年の経験者の話も今年は通用しない。他人の言うことを鵜呑みにせず、最新情報を調べて比較すると良い。東京三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、Citibank World Cash、JTBは、2010年までに新規発行を止め、イーバンク銀行は楽天銀行に改称した。ソニー銀行MONEYKit Global、HSBC International Cash Card、HSBC外貨Cash Card(富裕層対象)等は2011年までに撤退し、シティバンク銀行も2014年に撤退を決めた。

2-3.新生銀行パワーフレックス

新生銀行PowerFlexは、預金額の少ない学生・新社会人にもメインバンクになりうる(友人にも愛用者が多い)。地方銀行を除く国内ATMの大半が24時間無料で使え、振込手数料も最低月1回は無料だ。海外ATMは一見、手数料無料だが、実は為替コストを4%上乗せしている(VISAレート+4%)。総コストはVISAカード(VISAレート+1.5%の月率利子)や楽天・ソニー(VISAレート+3%)の方が安い。また、郵便物は国内にしか対応しないため、月例ステートメントも、キャッシュカード紛失時の再発行も、海外転出時には指名した国内代理人に送られる。

2-4.シティバンク銀行バンキングカード
シティバンク銀行は、国際派の社会人ならメインバンクになりうる(私は10年以上愛用している)。世界共通の国際サービスを提供しながら、日本の預金保険制度の保護対象だ。バンキングカードは、国内では地方銀行を含む国内ATMの大半を使え、百万円の口座残高があればすべて無料になる(月100回まで)。同じカードを海外ATMでも使える(手数料はCitibankレート+為替3%+ATM210円。4万円以上なら新生の4%より安い)。さらに外貨キャッシュカードは、ドル建普通預金から米国ATMでドルを直接引き出せる。コストは、入金時の為替手数料(片道1円)+ATM手数料(2ドル)なので、100ドル以上で引き出すなら有利だ(3%以下)。ちなみにドル・ユーロ・ポンド・豪州ドル建の外貨預金は、同通貨のトラベラーズチェックとしても引き出せる(手数料1%)。登録住所を海外に変更できるので、口座報告やカードの再発行も、国内住所と同じ扱いで海外住所に郵送してくれる。配偶者名義の家族カードも発行できるのも社会人には貴重だ。ただし、口座残高が50万円を切ると月額2100円の口座維持手数料がかかるので、定期預金や給与振込を含めたメイン口座にしないと不利になる。なお、Citigold(口座残高1000万円以上)の場合、海外ATM(210円/2円)、国内振込(260-840円)、海外送金(4,000円)等の手数料が無料になる。


3. 国際デビットカード

・VISA/Masterデビットカードは、国際キャッシュカードとVISA/Masterカードを合体した存在だ。預金額を上限にATMでのキャッシングとVISA/Master加盟店でのショッピングに使え、支払いと同時に預金口座から引き落とされる。
VISAデビットカードHPは都市銀行、地方銀行、ネット銀行が発行している。TravelexのCash Pssportは、銀行カードではなくプリペイドカードだが、Masterデビットカードと言える。
・発行元は新興・中小機関が多い。2007-2010年に、郵貯チェックカード《セゾン》、TOKYO STAR DEBIT、さくら銀行(現みずほ)・キャッシュパスポート、シティバンク・ワールドキャッシュ、日興プラチナデビットカード等が廃止されたが、2013年に東京三菱UFJ銀行Debitが復活した。状況が激変しているので最新情報の更新が欠かせない。
・デビットカードの選び方は3点あると思う。第1に、VISAかMaster・銀聯かだ。後者ならTravelexしかない。第2に信頼性だ。入金しやすく、残金を確認しやすく、安心して大金を預けられるいことは、銀行の基本だ。カード紛失や途上国など、トラブル時の対応力も大切だ。第3にコストだ。最低利用額や手数料、為替の違いがある。ただし、まだ新しいサービスなので、信頼性とコストの兼ね合いは未知数だ。東京三菱UFJ銀行よりスルガ銀行の方が低コスト、楽天銀行はサポート不足という噂を聞いたが、口コミの蓄積が必要だ。

3-1.国際デビットカードの長所

・デビットカードは、預金残高さえ多ければ、キャッシングでもショッピングでも利用限度額が大きくなる。逆に預金額以上に使いすぎることもできない。銀行口座間の振込ならば、日本からの預金追加も簡単だ。半年以内の学生旅行・留学ならば、現地銀行口座を開かずとも、国際デビットカード、クレジットカード、国際キャッシュカードの3-4枚で間に合う。
・デパート・旅行代理店などで大きな買い物をするときはもちろん、Amazonやホテル予約などのネットショッピングでも、VISA/Masterカードの利用は多い。ショッピング保険もつく。
・海外滞在中のキャッシングとショッピングを、ひとつの銀行口座で一括して家計管理できる。とくに楽天銀行やスルガ銀行に定期収入・預金残高・支払いを集中させ、メインバンクにするならば、日本の収入支出を含めた全家計を管理できる。
大金を持ち歩かずに済む。先進国でもトラベラーズチェックT/Cの換金場所が減り、途上国でもATMやVISA/Master提携店が増えている現状では、T/Cより便利かもしれない

3-2. 国際デビットカードの短所

・社会人ならば、老舗クレジットカードをキャッシング(要収入証明)やショッピングに集中して使う方が、新興デビットカードより手堅い。紛失・盗難・不正使用の補償や海外旅行保険、ポイント制度などのサービスも手厚く、為替コストも安めだ。デビットカードは、クレジットカードの与信枠・キャッシング枠が少ない学生・新社会人の代替手段に過ぎない。
・国際デビットカード1枚だけでは不十分だ。3ヶ月の海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードを最低1枚欲しい(たとえばMileage Plus Saison Master Card)。デビットカードがVISAなら、クレジットカードはMasterが良いだろう。加えて、シティバンク銀行や新生銀行など、実績のある国際キャッシュカードも予備に欲しい。
デビットカードを発行する銀行海外経費専用のサブバンクとして割り切る場合、オンラインで口座残高を常にチェックして、不足分はメインバンクから定期的に振り込むなどの手間暇が不可欠だ。家族にも口座番号と振込方法を教えておくことも必要だ。
・半年以上の先進国留学や海外駐在など、総額100万円以上引きだすなら、3-4%のATM手数料は3-4万円に達するので、語学力さえ許せば海外で銀行口座を開設する方が賢い。

3-3. 都市銀行:東京三菱UFJ銀行、りそな銀行
東京三菱UFJ銀行デビットカードは、メイン銀行にできる信頼性があるが、最低利用額や手数料の条件がある。
りそなVISAデビットカードは、JMBカードを兼ねており、JALマイレージもたまる。

3-3.地方銀行:スルガ銀行、りそな埼玉銀行、近畿大阪銀行
・スルガ銀行に加え、りそな埼玉銀行、近畿大阪銀行も、VISAデビットカードHPの発行を始めた。
スルガ銀行VISAデビットは、銀行キャッシュカードとVISAデビットカードを合体させている。同銀行は、1896年沼津創業の老舗地方銀行だが、新サービスに次々と挑戦するネット銀行でもある。地元はもちろん海外滞在者の間でも、知る人ぞ知る定評がある。国内ATMは地方銀行を含む大半が使え、とくに郵貯・コンビニの手数料は平日昼間ならば無料だ(時間外利用や銀行ATMは有料)。海外ATMの手数料も安めだ(VISAレート+3%)。

3-4.ネット銀行:楽天銀行、ジャパンネット銀行、あおぞら銀行
・楽天銀行は、トラブル時に電話サポートがつながらないという噂を聞いた。ジャパンネット銀行やあおぞら銀行という選択肢もできた。
楽天銀行デビットカードは、銀行キャッシュカードとVISAデビットカードを合体させた存在だ。2010年にネット銀行最大手のイーバンク銀行が楽天に買収されたもので、楽天ポイントもつく。預金額を上限として、VISAデビットカードとして使える。カード利用料が年1-3千円だが、0.2-0.5%の楽天ポイントが還元される(VISAクレジットカードでのキャッシングなら0.3%のポイント還元)。ただし、メインバンクにするには国内ATMがネックかもしれない。海外ATMの手数料は新生やシティバンクよりやや安い(VISAレート+3%)が、国内ATMはコンビニと郵貯しか使えず、高額預金をせぬ限り手数料は有料だ。

3-5.Travelex MasterCard Cash Passport

・Travelexは、MasterCard Cash Passportや銀聯Cash Passportを提供する。銀行キャッシュカードではなく、プリペイド式マネーカードで、トラベラーズチェックのカード版に近い。数年に1度だけの短期旅行なら、日常的に縁のない銀行にわざわざ口座を開設するのも大袈裟なので、手軽だ。楽天銀行とスルガ銀行はVISAカードのため、Masterカード(たとえばコンゴ民主共和国)や銀聯カード(中国のみ)がどうしても必要な国に滞在する人にもメリットがある。しかし、銀行のような預金保証はないし、奨学金・給与等の振込先にはできない。銀行間の振込よりも入金方法も面倒だ。ケニアのようにVISAしか使えない国もある。

4. 現金

4-1. ドル現金の持参

・米国ドルと日本円を合計数万円分、空港ATMでの現地通貨の引き出しが間に合わないときの緊急用に常備しておくと心強い。日本円は、帰国時に空港から自宅にたどり着ける分(1万円以下)だけで良いが、米国ドルは100-300ドルを渡航前に用意しておきたい(欧州ならユーロ)。現金持参は、カードが使えない緊急時に3日間を持ちこたえられる分を最低額(先進国で300ドル、途上国で100ドル)、盗難・紛失を覚悟できる分を最高額(300ドル)と考える。
・カンボジア・ケニア・ザンビア等の入国時のアライバル・ビザには約50ドル、カンボジア・コンゴ民主共和国の出国時の空港税にも約50ドルが必要なので、不意打ちされると困る。現地通貨を使い始めたら、日本円や米国ドルは、自宅の鍵などと一緒にサブ財布に入れて鞄の底に仕舞い込み、帰国まで手を触れない。手つかずの米国ドルは、そのまま次回の渡航にも使う。

4-2. 現地通貨の活用

・現地通貨は、ドル/ユーロと異なり、日本で用意する必要はない。その代わり、空港に到着したら必ず、カードでATMから現地通貨を引き出すか、T/Cを現地通貨に両替する。そして、空港から街へ出る前に、空港内のキオスクでミネラルウォーター等を買い、少額紙幣や小銭を手に入れる。ローカルな交通手段で高額紙幣は使えないからだ。また、この最初の買い物で現地の紙幣・貨幣の模様や金銭感覚を覚える。
・途上国の人はもちろん、欧米人でも、50ドル以上の現金は持ち歩かないのが世界の常識だ。私は、100ドル相当を現地通貨を引き出す単位にしている。途上国の街歩きならば、半分以上の紙幣はチェーン付財布に入れてサブバッグ内につないで仕舞い、残り(50ドル以下)を外側が一番の少額紙幣になるように金額順に並べ直し、2つ折にしてズボンのポケットに突っ込む。小銭なら小さなチャック付ポリ袋も便利だ。屋台等の支払いはポケットだけで済ませ、宿代や書籍などの高額の支払い以外は周囲に財布を見せない。万一強盗に襲われたら、このポケット分を盗ってもらうつもりだ。マダガスカルでもカンボジアでも、途上国の庶民は財布を使わない。そのため庶民の市場・大衆食堂・雑貨屋の紙幣はクシャクシャで、外国人・上流階級が使う旅行代理店・ネット喫茶などではピン札が出てくるのが面白い。

4-3. ドル現金持参の長短所

・スリ・盗難やホテル内で「現金10万相当を盗られた」等の盗難被害を私の回りでも何人も聞く。しかし、滞在費全額を現金で持参しようと考えること自体が、時代錯誤だ。「カードが使えない」リスクと「現金が盗難に合う」リスクの選択は人それぞれだが、現金は盗難を前提に覚悟できる緊急用に限るのが良いと思う。その代り、複数のカードと送金方法、緊急連絡先を分散管理するべきだと思う。現金は300ドル相当あれば、万一カードが使えない緊急事態でも3日は持ちこたえられる。その間に、クレジットカードを再発行したり、キャッシュカード・デビットカードの銀行口座に送金してもらったり、ATMの多い都心へ移動したり、銀行の閉まる祝休日を乗り切ることができる。海外旅行保険には、財布盗難時の現金手配サービスもある。
・ただし、アフリカ等の非観光地では、全滞在費分のドル現金の用意もやむを得ない。コンゴ民主共和国では、空港にすらATMがなく、旅行代理店や3つ星ホテルですらクレジットカードが使えない。コンゴではマスターカード、ケニアではVISAカードしか使えないため、2枚ずつ持っていないと、片方が使えないときに窮する。しかも、三井住友カードと三菱UFJニコスは、アフリカでの不正利用を警戒し、カードを突然一方的に無効化してしまった。カード会社に国際電話すれば解除できたが、飛行機搭乗直前にホテルの清算ができず、窮地に追い込まれた。観光地ではまずありえない例外事例なので、ガイドブック等でカードの普及状況を良く確認すべきだ。

5. トラベラーズ・チェック

もはやT/Cは勧めない。2000年以前のガイドブックやブログ、海外経験者は、T/Cを勧めるが、時代遅れだ。2000年代に、VISAも、元祖Thomas Cook=Masterすらも、T/Cの販売を終了した。今は前述のように、社会人ならクレジットカード、学生なら国際デビットカード(サブカードとしてクレジットカードと国際キャッシュカード)から現金を引き出すべきだ。

※トラベラーズ・チェックの短所

・いまや先進国の観光地でさえT/Cが使える場所を探すのに苦労する。かつては両替手数料無料が売りだったが、今や大半の両替所で手数料を取る。途上国の非観光地では使えないはずだ。少なくとも、カードが使えないような辺境や祝祭日はT/Cの両替もできず、逆に、T/Cの両替ができる場所ならカードも当然使えるはずだ。アフリカのマダガスカルの首都アンタナナリボでは、ATMはいくつもあったが、T/Cは、複数の両替所・銀行・高級ホテルに拒否され、たらい回しにあった。フランスの市街地でも、ATMならいくらでもあって24時間使えるが、T/Cを両替できるのは平日昼間のごく一部の銀行だけだ。留学等の長期滞在でも意味がない。盗難・紛失時の再発行というT/Cのメリットは、クレジットカードでも(時間はかかるが国際キャッシュカードでも)同様だからだ。
・国際キャッシュカードの予備として、①10万円以上のキャッシング枠を持つクレジットカードか、②親名義のクレジットカードの家族カードか、③10万円以上の預金額を持つVISA/Masterデビットカードいずれかを持っていれば、T/Cは不要だと思う。また、留学生にもT/Cの必要性は低い。国際キャッシュカードを紛失しても半月で再発行が届くはずだが、クレジットカードで大抵の日常品は買えるし、友達から借金することも不可能でない。現地銀行デビットカードを作っていれば、なお不要だ。

6. ウェスターン・ユニオンの海外送金

ウェスターン・ユニオンによる海外送金・受取網は、世界200ヶ国に27万の代理店を持つ。途上国では銀行・郵便局による送金は一般的でなく、Western Unionこそがもっとも一般的で手軽な海外送金機関だ。日本では札幌、仙台、東京(多数)、横浜、成田・船橋、大阪、京都の営業店からしか送金できないのが難点だ。しかし、実家の近くに営業店がある場合、T/Cやクレジットカードよりも便りになるかもしれない。カンボジア国立文書館のコピー費もWestern Unionでの送付を求められたし、ケニアからコンゴ民主共和国に送金するときもWestern Unionを使った。簡単な手続きで、送金の直後から海外での受取が可能になる。コンゴ民主共和国のように、クレジットカードやATMの通用性が低く、現金主義の発展途上国では最後の送金手段となろう。


※本稿は2010年に書いたが、その後クレジットカード付帯保険の危機を追加し、2014年にデビットカード情報を増やした。Bitcoinは2014年のMt.Goxの経営破綻で再起不能だが、他にも新しい海外送金手段が生まれるかもしれない。PaypalはEbay等の支払い手段としてすでに老舗だ。金融サービスは日々変わるので、最新情報と口コミの収集が欠かせない。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

プロフィール

terry75014

Author:terry75014
仏米英生活10余年、海外大学院卒。海外渡航・留学助言は各数10ヶ国。ここでは一個人の立場で独断と偏見を書きます。テリーと呼んで下さい。

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